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≪この広い世界にふたりぼっちメイン"文学少女"シリーズ再読≫

くうそうノンフィク日和

 小柳粒男・著、長月みそか・イラスト、講談社BOX。
 9月21日(日)読了。
 第一回流水大賞優秀賞受賞作。

 田舎町のバーレストランの雇われ店長の撒井は、退屈ながらも常連客たちと適当に日々を過ごしていた。
 だがある日、特に親しくしていた高校生3人組の中の一人、篠木が魔女となったことから平穏な日々は終わりを告げる。
 その後を追って、一人は騎士に、一人は残りの行方を追うこととなった。
 そんな彼らを、撒井は見守ることとなり......

 ふむ、なんか雰囲気のある御華詩でした。正直、すっきりしないけれども、それも納得できる、そんな印象でした。確かに、昨今のライトノベル系では出てこないタイプの御華詩だったのは間違いありません。
 日常と非日常の交錯があり、高校生が命のやりとりをするようになって、それに気を揉む年長者が居て。視点キャラとしての撒井が傍観者であることを自覚しながらも出来る範囲でもどかしいなりに何かをしてやろうとする、でも、素直じゃなくて、その辺の描写に味がありました。ラッキーストライクの煙に巻かれたような、そんな言葉の数々は表現も若干奇を衒ったような言い回しもありますが、捻っていて雰囲気を出すのに一躍買っていますな。また、作者の意図かどうかはともかく、深読みすると、色んなメタファが読み取れます。まぁ、そこまで考えると相当疲れそうですが。
 何でしょうね、確かに流水大賞というモノに相応しい内容であったというのは間違いないと感じました。


 とまぁ、そんなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ リライアンス・ブラック』です。
 が、先日完結し"文学少女"シリーズの読み返しも考えてるので並行して読み進めることになりそうです。

≪この広い世界にふたりぼっちメイン"文学少女"シリーズ再読≫

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