2006 のアーカイブ
くじびきアンバランス1~末吉編
浜崎達也・著、小梅けいと、柳田義明、あおのゆか・イラスト、 MF 文庫 J。
12月30日(土)読了。
基本的にアニメの内容に沿ったというかアニメの脚本を元にしてるので大筋は知ってる状態でしたが、中々に楽しめました。台詞とかそのまんまだったりして、アニメの復習をしているような感じですな。
それでも各キャラの立ち位置とかが、文章で表現されることでより解る部分もあったりして面白かったですね。
とまぁ、アニメの内容とかぶるので特に書き足すこともないので、手短に。
次は『ゼロの使い魔10~イーヴァルディの勇者』です。
イチゴ色禁区 2.秋の神具の奪いかた
神崎リン・著、文倉十・イラスト、スニーカー文庫。
12月29日(金)浅草のビジネスホテルで読了。
ふむ、思いの外早い続きでしたが、中々楽しめる作品でした。
ちょっとサブタイトルが微妙だったりしますが、相変わらず妄想爆発なギャルゲ風テキストの中に、ふと本音を交えたりすることで上手いこと登場人物の心情とかが描けていたと思います。亜美と正樹の単純なんだけど素直じゃなくて複雑なすれ違いとか、正樹が今回の重要人物の美代に語る話とかは。ただ妄想してるだけじゃないところがいい具合ですな。
あと『スネデレ』は作者の与り知らぬ造語(作中には一切登場しません)のようで営業戦略の賜みたいですね(;^^) まぁ、そんな記号化するほどのモノでないと思ったりしないでもないですが。
とまぁ、そんなところで、次は『くじびきheart;アンバランス1 末吉編』です。
蟲と眼球と白雪姫
日日日・著、三月まうす・イラスト、MF文庫J。
12月28日(木)東京へと向かう新幹線内にて読了。
日日日氏初の完結作品でしたがいい終わりを描けていたと思います。
本当に、日日日って作家はどうしようもないぐらい人間が好きで好きでたまらないんでしょうね。どんなに醜くとも卑しくとも汚らわしくとも。それでも、好きでいたいと思う程度には。そんな気持ちが伝わってきました。
正直、賛否両論ありそうな物語の行き先ではありましたが、私としては美事な終着点だったと思います。まぁ、これだけの下準備があったればこそ成り立つモノでしょうが。
ここでは出来る限りネタバレは避けているんで詳しくは書きませんが、メインの鈴音、愚龍、グリコではなく、その周囲のキャラたちの行動にこそテーマはより強く描かれていたと思います。いや、電車で読んでて何度も泣きそうになるぐらい、後半の誰もの台詞に心に響くものがありました。僕らはみんな生きている生きているから死んでない。死んでないんだから生きろ。中でも竜ゑと御貴のやりとりがなんともいえません。
何はともあれ、よい御華詩を読めて気持ちよく東京へ参じることが出来てなによりなのです。
それでは、次は『イチゴ色禁区2~秋の神具の奪いかた~』です。
ネクラ少女は黒魔法で恋をする 3
熊谷雅人・著、えれっと・イラスト、MF文庫J。
12月25日(月)読了。
前作でシリーズとしての流れのようなモノが出来ていたので安心して読めました。
今回のテーマは『幸せって何?』ってことで新キャラの薄幸少女が登場します。そんな薄幸少女を熱血少年がクリスマスの夜に紅くて眼鏡のお姉さんに救うように焚きつけられる…… のは別の話で全然関係ないですね、はい。
新キャラの薄幸ぶりとその対比としての幸せの描き方とかは中々よい具合に働いてベタなテーマを説得力の有るモノに出来ていたと思います。あと、前の巻で出た設定でかなり無茶やってもオッケーになってるのは狡いです。まぁ、その辺は作中の世界のバランスの折り合いを上手く付けたというべきでしょう。
しかし、真帆もすっかり成長しましたね。元々、根はいい娘だけどそれを自覚しないで、もしくは意図的に自覚しようとしない感じだったのが、少しずつ自分のありふれた部分を認めていくってのよく出てていいと思います。まぁ、眼鏡外したのだけは納得いきませんが。
……って、真帆はもう『ネクラ少女』って感じじゃないと思うんですがどうなんでしょう?
とまぁ、そんなところで次はいよいよ最終章!『蟲と眼球と白雪姫』です。
神曲奏界ポリフォニカ~プレイヤー・ブラック
大迫純一・著、BUNBUN・イラスト、GA文庫。
12月21日(木)読了。
黒のポリフォニカ第三弾。今回はこれまで2作とは異なるタイプのホラーっぽい内容でしょうか? でも、こういったのも良いです。別に倒叙にこだわる必要ないですしね。まぁ、別のもっともっと有名な某定番パターンだったりするんですが、それは読んでのお楽しみ。
今回は事件の関係者が大学生のグループなんですが、その人間関係なんか見ていると、ちょっと有栖川有栖の学生サイドを思い出しました。どれも魅力的なキャラでこれで終わりなのはもったいないぐらい。特にカッコイイデブがよかったです。それぞれにキチンとドラマがあって、凄い充実した御華詩でした。
ネタバレ避けて内容書いてませんが、別のところではマナガとマティアの絆もより強く描かれていて、その上で、大学生グループと接することでマティアが変わろうとしてたり、そんなところも一つの見所ですね。
更に、あとがきでキネティック・ノベル版の発売が公表されていて嬉しい限り。マナガの声は誰だろう? ってのが一番気になるところ。それと、あとがきを読んでやっぱり「繋がった」って言うのがオチなんでしょうか?
とまぁ、内容に余り触れずにグダグダ書いたところで次は『ネクラ少女は黒魔法で恋をする3』です。
戦え!松竹梅高等学校漫画研究部
番棚葵・著、山田秋太郎・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
12月19日(火)読了。
地球の平和を賭けて戦うオタク達の物語!
武器はドリムノ…… もとい、文明の遅れた地球にハンデとして与えられた描いた内容が現実化されるスケッチブック!
しかし、現実化したときの能力は描いたモノのほとばしる熱いパトスに掛かっている!
だからこそ、地球の未来はオタク達に託されたのだ!
とまぁ、そんな御華詩。その中で、幼なじみにひっついて大してそちら側の人間でもないのに漫画研究部に入っている山坂千早を中心としたラブコメ的エンターテイメントといったところでしょうか。作中アニメやらマンガやらのネタを上手く戦いに活かされてたり、漫画研究部の方々の台詞はどれも共感を覚えるモノだったり(いや、それは人としてどうなんだ……)して気持ちいい作品でした。 しかし、別にパクリとか言うんでなく、構図的な類似からウ●ン●●ンを懐かしく思い出していました。あれも、突き詰めればこういう話ですからね(;^^) 異次元だったらそれでOK!
などと、変なテンションでお送りしましたが、次は渋く『神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック』です。
フェスティバル上等。
三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
12月15日(金)読了。
いつもながら熱くていいですなぁ、このシリーズは。これぞ、エンターテイメント。
今回も追いつめられて鉄平は無茶やらかしますが、いつもならジョーカーとも言える槍ヶ岳が諸事情により不在ということでいつもより極限度更にアップ。他の方々も鉄平に影響されて熱く立ち回って本当に読んでて退屈しませんでした。そして、ラストはラストでトンでもないことに…… って続きが気になって仕方ない。これはもう次が出たら速攻で読まねばなりませぬ。
あと、新キャラの越後屋は丸縁瓶底眼鏡ということで、内界人は眼鏡さんが多くて非常によいことだと思います。
そんなところで次は『戦え!松竹梅高等学校漫画研究部』です。
ぼくと魔女式アポカリプス
水瀬葉月・著、藤原々々・イラスト、電撃文庫。
12月13日(水)読了。
表紙が眼鏡で魔女でと非常にまっとうな理由で購入した本書。
読んでみて、その選択は正しかったと思いました。何というか、ダークな御華詩です。
物語普通を嫌い何かと奇矯な行為を好む主人公、宵本澪が、いじめられっ子の砧川冥子から告白されるところから始まります。澪はそこに普通でないモノを感じて冥子に興味を持つが、その為に魔女達の戦いに巻き込まれて…… とこれだけ書くと構図的にはそんなに珍しいモノではないのですが、その動機やらがもうどうしようもない。これは読んで受けるべき衝撃なので詳しくは語りませんが、これだけ吐き気を催すほどの悲惨な自体を澪や冥子が受け入れていく様がよく描かれているのがよいです。救いがあるかないかは別として。
そんな風に痛々しい作品なんですが、そういう部分を除いて共感、否、響心したとある事件の最中で死に直面した主人公の言葉。
~夢枕に立てたら言ってやろう。コンタクトを止めないと呪ってやる~
素晴らしいですね。
とまぁ、そんなところで次は『フェスティバル上等。』です。
サインをつかめ!
長谷川昌史・著、桜井熾竜・イラスト、電撃文庫。
12月8日(金)読了。
ピンチのときに届く「サイン」と呼ばれるメールにまつわる四人の少年少女のある一日の事件簿。
想いを遂げたい少年、想いを告げたい少女、刺激を求める少女、計画を実行したい少年。
朝の占いに始まって、その内容に絡めつつ、四人の視点が入れ替わり立ち替わり、事件の様々な側面を追っていく形で綴られます。が、こういう構成だと、どうしても『聖エルザクルセイダーズ』を思い出してしまいます(;^^) 上手いこと、この構成は活きていたと思います。
まぁ、いつものごとく細かいネタバレは避けて大筋だけですが、何というか、竜頭蛇尾というか。
始まりからそこから始まる事件の絡め方とか、意図的に少し時間軸を前後させたりと言った読者の意識の操作は上手いなぁと思ったんですが、エピローグが無ければもっとよかったと思います。
それぞれが体験する事件には謎があってそれは当然解決されるのですが…… う~ん、端的に言って『アンフェアなミステリー』。ちょっと無理矢理辻褄を合わせすぎというか、本当に惜しい作品でした。まぁ、私がミステリ好きなために、そういうところは神経質になってしまうので、気にしない人はノリで流せるかとは思いますが。
と、ちょっと辛口な内容になってしまいましたが、それはそこまでが面白かったが故なので本当に惜しい。
で、次は『ぼくと魔女式アポカリプス』です。
桜乃きらほの夏色救急箱
月見草平・著、裕龍ながれ・イラスト、MF文庫J。
12月6日(水)、読了。
相変わらず、安心して読める内容でした。
今回は短編二本+本編といった構成。
まず、短編一本目が鞠菜と委員長の御華詩。物理部の活動内容ってコンピューター部みたいなことやってたんですね。五目並べのアルゴリズムに絡めて鞠菜を励ます委員長が素敵です。
次が朝永の一日ですが、これがまたクールな朝永の人間的な一面が見れて楽しい内容でした。
そして、これらのキャラクターの掘り下げがその後の本編の人間模様に活きているのがよいですねぇ。本編は朝永、きらほ、鞠菜、委員長の4人で朝永の海辺の別荘へ旅行に行く御華詩。まぁ、朝永なんでそんなハーレム状況でも色気のある話には全くなりません。鞠菜が大変なことになったりしましたが(;^^)
そこから、きらほの過去と関わる話になっていく訳ですが、その辺の持って行き方が若干苦しい部分がありつつもいい具合です。朝永ときらほの関係が少し変わってきて、これからの展開に期待です。
とまぁ、そんなところで次は『サインをつかめ!』です。
レンズと悪魔 1 魔神覚醒
六塚光・著、カズアキ・イラスト、角川スニーカー文庫。
12月3日(日)読了。
円盤(レンズ)を媒介として悪魔を召喚し、その能力を己が身に付与して使役することが一般化された世界での御華詩。
比較的オーソドックスな異能力バトルモノですが、上記の円盤を目に装着する能力発現方法が非常に気になります。召喚のルビとか(;^^) だから、敢えてそれはここでは書きません。
そんな世界で、父の死の謎を追うエルバは父親が残した不思議な力を持つ円盤を持っています。それが実は魔王の分身とも言える魔神との契約に関わる特殊な円盤で…… という訳で、魔王の瞳とされるその円盤に選ばれた強い望みを持つ8人がお互いに魔神の力を用いて戦って最後に残った人間が魔王の力を得るという『八眼争覇(ディアボリック・パーティー)』がこの物語の中核となるモノですな。
『望みを叶えるためにバトルロイヤル』という構図は『自分が望みを叶えるということは他人の望みを潰す』という側面があるわけで、だからこそ、より強い意志と覚悟が求められます。その辺は押さえた内容ではありますが、どうにも主人公のエルバの『父の仇討ち』という動機の深さだけが若干弱く感じられたのが残念。まぁ、それは父への想いの深さが、エルバよりも父のかつての仕事場であるバベルヘイズ博物館の少女達の方が深く感じられる描写が多かったんで相対的にそう感じてるだけとも思えますが。
キャラクター的には多分『右手が万力』というメインヒロインの設定がインパクトを期待してるんでしょうが、正直それよりもオーラン先住民の『誰もが眼鏡を掛けている』という設定の方が印象的でした。能力の媒介が媒介なんで、この設定が無ければある種の宗教的理由から焚書にせねばならないところでした。でも、その設定が余り生きてないので、今後きっとオーラン先住民の里かなんかが出てきて、どっちを向いてもメガネ! どこまで行っても眼鏡! という展開を期待して続きも読んでいきたいと思います。
では、次は『桜乃きらほの夏色救急箱』です。
神曲奏界ポリフォニカ~インフィニティ・ホワイト
高殿円・著、きなこひろ・イラスト、GA文庫。
11月30日(木)未明、絶賛読了。
すっかりはまりこんでしまったポリフォニカの過去の物語。
グラナード家のメイドは眼鏡で剣の達人でそんな彼女を音楽院へ半ば強引に推薦した押しかけコントラバスは梅干しがお好きな、そんな御華詩。
……って端折りすぎ。
何というか、他のポリフォニカ世界から見ると大昔の話であの精霊の過去が出てきたりしてニヤリとした。またこちらの世界との絡みを使った遊びがあったりするのも非常に楽しい作品です。思わず口ずさむあの歌。こういうのは本当に面白いですな。
それで居て、作中で音楽に対してスノウが気づいたことは、音楽をする身としては凄く共感できるモノでした。そういった部分もまた、ポリフォニカ・ワールドの魅力ですな。
あと、愛されてるなぁ、ミノティアス。
ただ、今回はちょっと次へ続くって感じなので次巻が待ち遠しくて仕方ありません。でも、少し間が開きそうな感じです。まぁ、これからどんどん広がっていくポリフォニカ・ワールドなので、白に限らず追いかけて行きたいと思います。
さて、次は『レンズと悪魔』です。
串刺しヘルパーさされさん2~呪われレボリューション~
木村航・著、中村哲也・イラスト、HJ文庫。
11月28日(火)、読了。
『呪い』という形で、何らかのハンデを背負った少年少女の御華詩。今回は、その『呪い』と向かい合ってどうするかを思い悩むのがメインと思われます。タイトルの『レボリューション』ですな。前半はキヨラ、中盤でさされ、後半でアンニョロと云った感じ。
全体を通すと『呪い』と『祝福』という相反するあり方の『生きている幽霊』との接し方。更には『呪い』で生まれた存在との関係とか、中途でさされが思い悩んでいた『幸せとは何?』という問題が提起されているように感じました。ただ、その関係でキヨラ達の母親の話が半端に感じられたのが残念です。ちょっと後半の為の伏線的存在感が強かったような。その代償として、後半のアンニョロとその対となる祝命者との話はよかったんですが。確かに、呪いが解けるのが必ずしも幸せとは限らず、また、祝福を受けることが不幸に繋がることもあるとか、そう言った矛盾と向き合うというのが今回のレボリューションだったように思います。呪われてても幸せにはなれる、ということなんでしょう。それは、確かにそうだと思います。
とまぁ、そんなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ インフィニティ・ホワイト』です。
マルドゥック・ヴェロシティ 1
冲方丁・著、ハヤカワ文庫。
11月24日(金)読了。
前作と同様、3冊で全体をなす内の最初の1冊なので、正直半分ぐらいまでは話が全く動かなくて辛かったです(;^^)
が、それだけ枚数を掛けて各登場人物達の背景を描いているので動き出してからの後半は非常に面白いですね。まだ事件は始まったばかりではありますが、ボイルド達がどうしてマルドゥック・スクランブルのときのような状況になっていくのか、興味深くあります。三週連続刊行でもたもたしている内に最終巻まで発売しているので近いうちに続きも読んでしまいたいと思います。
では、次は『串刺しヘルパーさされさん2~呪われレボリューション』です。
神曲奏界ポリフォニカ~サイレント・ブラック~
大迫純一・著、BUNBUN・イラスト、GA文庫。
11月16日(木)読了。
うわぁ、こりゃまた、いいですねぇ。
やっぱり一言で評するなら『渋い』です。
今回も前作同様の倒叙物構成。でも、前回よりもミステリ度合いは薄目。ちょっと伏線が見え見え過ぎな気がして、倒叙物の醍醐味とも言える『犯人を追いつめていく緊迫感』に欠ける気がしたんですが、別の大きなテーマででしっかり補ってるあたりそつのない造りです。つか、他のシリーズとの関わりとか考えるのも楽しかったり。もう完全にポリフォニカ世界にはまってしまってます。キネティックノベルも買ってしまいましたし(;^^) 白も新しいのが出てたり、毎月つきあうことになりそうな予感がひしひしとしています。
因みに、持ち出すのを忘れた『マルドゥック・ヴェロシティ』の代わりに予定を変更してこちらを先に読了してたりします。
そんな訳で、次こそは『マルドゥック・ヴェロシティ』です。
ときむすび
築地俊彦・著、加茂・イラスト、ファミ通文庫。
11月14日(火)読了。
ふむ、一冊完結でさらっと読めてよい感じですな。
基本的には公言されているとおり青春モノですな。
高校生の仲良しグループの中で起こるちょっとした事件が色々と発展したり繋がったりしていって最終的な真相に至る、という非常に分かりやすい構成の御華詩でした。高校生活の描写とかは、参考になる点が多々ありました。登場人物達のやりとりが自然で、高校生活の空気がよく感じられました。
ただ、最後の方の急展開は若干急過ぎた気がしないでもないです。相当にインパクトのある場面の筈なのさらっと行ってしまって少し拍子抜けしてしまいました。まぁ、読んだ後の感覚は上手い具合に中和されていてよいのですが。
あと、イラスト上は眼鏡娘を二人も装備している割にそういった描写が全く無かったのは大きなマイナスですな。
とまぁ、そんなところで、次は『マルドゥック・ヴェロシティ1』です。
神様のおきにいり2~びしゃがつくの巻
内山靖二郎・著、真田茸人・イラスト、MF文庫J。
11月12日(日)、眼鏡の聖地巡礼の帰路にて読了。
ふむ、妖怪の考証なんかがなかなか面白かった今作ですが、やはりほのぼのしてていいですね。肩の力を抜いて読むことが出来ます。やっぱり、妖怪の有り様の使い方が上手くて楽しめました。『転ぶ』の概念は確かにそういうことですしね。
ただ、どうにも主人公の鈍さ加減がもどかしいです。見え見えの展開は狙ってのことでしょうがくどいというか、気づかないにもほどがあるというか。まぁ、それがMF文庫J的な構造のサンプルとしては非常によい資料となるわけですが。
取り敢えず、鯖江帰りだけに、幼なじみの瑞穂と、担任の本間先生が眼鏡なのでよしとします。
とまぁ、そんなところで次は「表紙に眼鏡娘が居る」という理由だけで購入した『ときむすび』です。
かのこん5~アイをとりもどせ!~
西野かつみ・著、弧印・イラスト、MF文庫J。
11月12日(日)読了。
……これ、全年齢向けですよね?
取り敢えず、読み終わった最初の感想はそんなところです。
いや、毎回エスカレートしてるというか、あとがきの内容を鑑みるに編集さんも落としどころ考えるの大変そうですなぁ。
今回は要約すると『魔乳が微乳になって魔乳に戻るまでのお話』。これまでの総決算の乳小説です(;^^)
まぁ、個人的にはそっちはどうでもよくて、朝比奈さんがちょっとクローズアップされていたのがよい具合でした。朝比奈委員長のためにこのシリーズを読んでると言っても過言ではないです。ええ、耕太とちずると望のバカップル with 愛人よりもたゆらの朝比奈委員長に対する不器用なアプローチとそれに対する朝比奈委員長の取り違えを楽しむのが吉です。
とまぁ、そんなところで、次は『神様のおきにいり2 びしゃがつくの巻』です。
ピーターパン・エンドロール
日日日・著、新風舎文庫。
11月9日(木)、読了。
これは、非常に心に染みる作品でした。いや、本当にいろんなことを忘れてしまってますね。
タイトルにあるとおり、永遠の子供の象徴であるピーターパンのエンドロールが主題。
虚構と現実。
その稜線が曖昧となってしまった少女の視点で描かれる、本当に些細なことに気づくまでの物語。
その課程が、本当に素朴でよいのです。
作者自身の言にもある通り、彼の他の作品に比べれば相当に地味な御華詩ですが、だからこそ持ち味がよく出ています。
その上、何でしょう、作者自身に引っかけている部分もあるからか妙に説得力のある内容でした。だからって私小説ではあり得ないのですが。悲しくも暖かいモノも残る、そんな素敵な物語でした。
ほとんどのシリーズに触れてますが、日日日の真価は新風舎の一連の作品にこそあると感じてる今日この頃です。
さて、次はもう完膚無きまで雰囲気を変えて『かのこん5~アイをとりもどせ』です。本気でえらいギャップです(;^^)
タバサの冒険~ゼロの使い魔外伝
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
11月7日(火)、読了。
元は携帯用の小説の文庫化。『ゼロの使い魔』シリーズの貴重な眼鏡娘タバサが学業の裏でやっている、本編では描かれなかったお仕事の話。タバサがこなす1ミッション1編で4編が納められた短編集。
読み始めてすぐに大きな秘密があっさり明かされて驚きつつも、よく考えたらその秘密が明かされないと小説として成立しにくいですね。そのお陰で、大分タバサの人格が掴めてきました。
納められていた話の中では、最後の話がベタですが好きですねぇ。タバサの内面が周囲を通して特によく現れていたと思います。キュルケとの関係とか、ルイズに対する評価とか。眼鏡だけでなく、魅力的なヒロインですな、タバサは。
とまぁ、さらっとそんなところで次はガラっと変わって『ピーターパン・エンドロール』です。
神曲奏界ポリフォニカ~ストラグル・クリムゾン
榊一郎・著、神無月昇・イラスト、GA文庫。
11月5日(日)未明、読了。
今回は前巻の直接の続き。ツゲ神曲楽士派遣事務所の面々のリベンジがメインです。
中でも、タイトルの通り、前の巻で謎のダメージを負ったコーティカルテの状態と、それに対峙して別れを予感し思い悩むフォロンの姿がよく描かれています。そもそも神曲楽士と精霊の関係のあり方の不自然さ、その中にあっても更に特異性を持つフォロンとコーティカルテの関係。それらを通して、世界全体の精霊と人間の関係が問われます。恐らく、これは他のシリーズも通して一つの大きなテーマだと思いますが、この先どういったことになっていくのか非常に楽しみです。でも、その辺の起源的な部分はやはり白の方で描かれるのでしょう。
……結局、白と黒のポリフォニカも続けて読んでいくことになる訳ですな。キネティックノベルの方も買っちゃいましたし、ポリフォニカ・ワールドは読書の主軸の一つになってますね。
と、そんなところで次は『タバサの冒険』です。
ギロチンマシン中村奈々子~義務教育編~
日日日・著、大出長介・イラスト、徳間デュアル文庫。
11月1日(水)読了。
なんだろう、インパクトのあるタイトルやら設定の割になんか文学的な作品と感じたのは穿ちすぎでしょうか?
『人間とロボットの稜線』というある意味SFでは手垢のついた内容ながら生々しいものを感じました。まぁ、作者が『怨念と劣等感』と明言しているのであまりそっち方面に深入りするのもどうかと思いますが、萌えだの燃えよりもそう言った部分が目につきました。そして、今回は名前が深い意味を持ちます。それが何かは読んでのお楽しみですが、それもまた一つの絆。
あと、ロボットでも千紗はいい眼鏡であることも忘れてはなりません。何か気合い入った眼鏡描写で素晴らしい。
とまぁ、そんなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ~ストラグル・クリムゾン~』です。
フレイアになりたい
岡崎裕信・著、中村博文・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
10月31日(火)、読了。
全く予備知識無く読み始めてしばらくしてどうでもいいような良くないようなことに驚きました。●●●ェ●何やってるの??????? とまぁ、そんな訳で作者が同一人物と気づかず冒頭のシーンを「どっかで読んだシチュエーションだなぁ」とか思ってた間抜けな読者ですみません。
改めまして、これは、世界を思いのままにする能力と、未来を見通す能力。互いの能力でこの世に天国をもたらす運命にありながら夢半ばで諸々の事情で大きなハンデを背負うこととなった少女達の物語。
世界観的には同作者の『滅びのマヤウェル』と同じもので、『神格能力』とかが出てきます。その中でも別格の扱いを受ける、その鬨の声一つで新米の兵士さえも歴戦の勇者に仕立てるという『フレイア』の能力を巡る物語となっていきます。だけれど、その辺の持っていきかたがかなり心にクリーンヒットしました。何より、このタイトルが上手い。とても深い。タイトルロールが初めて登場するシーンはグッとくるものがありました。そして、読んだ後にはがらりと印象が変わります。いいですねぇ、こういうタイトル。
まぁ、できる限りネタバレしないように書いてますが内容的には熱くて乱暴でそれでいてとてつもなく優しく、だからこそ厳しい物語。シリーズとして続くのかと思いますが、マヤウェルの方とのリンクも気になります。あちらも好きなシリーズなんで楽しみが一つ増えて時間がまた減りますがそんなことは些細なことです。
さてでは、次は『ギロチンマシン中村奈々子』です。
神曲奏界ポリフォニカ~インスペクター・ブラック~
大迫純一・著、BUNBUN・イラスト、GA文庫。
10月28日(土)未明読了。
渋い。これはものすごくいい。端的に説明するなら『ポリフォニカ世界で刑事コロンボ』。これが上手く世界観を処理してるものだからグイグイ引き込まれます。最後の『黒猫の三角』(森博嗣)バリのミスディレクションの判明も心地よいですねぇ。なんか、ミステリ好きの部分が刺激されまくってます。いやぁ、これ、かなり本格的な倒叙物ミステリです。
で、時間軸的にはポリ赤と平行しているので、このマティア&マナガコンビは赤にも出てたりして、こっちにもユフィンリーとか出てたりそういった部分もシェアード・ワールドの楽しいところですねぇ。これで、全シリーズ追いかけることになりそうです、ポリフォニカ。
とまぁ、そんなところで、次は『フレイアになりたい』です。
SHI-NO -シノ- 天使と悪魔
上月雨音・著、東条さかな・イラスト、富士見ミステリー文庫。
10月24日(火)、読了。
今回は、『加害者が自殺する』という同じ構図に基づいた事件が中心となる御華詩。
なんでしょう、『天使と悪魔』というのはよく出来たサブタイトルです。あと、事件について語るとネタバレルのでそれはやめて、大枠を見ると、平凡で善良な大学生の僕と、彼岸を行き来してしまえる漆黒の魂の少女、支倉志乃の物語は、ある意味ここから始まるのかも知れません。志乃の在り方とかは非常に興味深く、それと対比になる僕が飽くまで『家族』としてそれに対する。それはきっと一つの幸福なんでしょう。そういったモノが感じられました。
あと、相変わらずな鴻池キララ先輩に加えて、新キャラの涼風真白も中々素敵眼鏡娘で眼鏡的にもよい作品です。
てなところで、次は『神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック』です。
とある魔術の禁書目録 11
鎌池和馬・著、灰村キヨタカ・イラスト、電撃文庫。
10月22日(日)読了。
前回の大覇星祭編後、学園の後日談が来るかと思いきやいきなりイタリア旅行。序盤の旅行があたった幸運を疑い続ける彼の姿がなんともいえません。まぁ、勿論そんな楽しい旅行なんてあるわけが無いのですが。
今回は、そんな訳でイタリア編。イタリアと言えば十字教の勢力が強い地という訳でローマ正教絡みの人達がこぞって再登場しています。更に、前の時に敵対していた天草式の面々とかも。つか、当麻はフラグ立てすぎでそりゃインデックスも気が気じゃないでしょう。
そんな感じで新キャラ少なめですが、やはり熱い。特に今回は当麻に影響されたのか『法の書』絡みの時には護るべき対象だったオルソラの活躍が素敵です。そうか、信仰の無い人に教えを説くのが仕事なんだから、そりゃこの能力は納得です。相変わらず熱い当麻はともかく、今回の功労者はオルソラでしょう。つか、色んな今までの設定の使い方上手いですねぇ。色んな人の魅力再発見で当麻のフラグが立ちすぎてこの先どれだけ噛みつかれるのかが見物です(;^^) って本命は誰なのか今一分からんままオイシイヒロインをばっさり切るのがこの作品の見所なので、恐らく次は美琴なんですが果てさてどうなるか……
とまぁ、そんなところで、次は『SHI-NO -シノ- 天使と悪魔』です。
撲殺天使ドクロちゃん 8
おかゆまさき・著、とりしも・イラスト、電撃文庫。
10月17日(火)読了。
何だかんだでもう8巻も出たんですねぇ。早いモノです。
前巻に引き続いてどんどんラブコメ分が増しているのはよいことです。
あと、移動中に読むと危険ですね。南さんが桜くんに対して行った英語の質問が秀逸過ぎます。田辺さんの返しも相俟って電車の中で危うく不審者になるところでした(;^^)
何はともあれ、疲れた頭をリフレッシュさせるには丁度良い御華詩でした。
とまぁ、そんなところで次は『とある魔術の禁書目録11』です。
戦う司書と黒蟻の迷宮
山形石雄・著、前島重機・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
10月15日(日)、読了。
今回は、切ないというかやり切れないというか、そんな気持ちになる御華詩でした。
でも、ある意味、一つの幸せが描かれていたのかも知れません。
これは『その状況が何故成立し得たか?』がメインの御華詩なので細かいところは書きません。
ただ、始めは意味不明にしか思えないところから関係者の思惑が少しずつ明らかになる中で、普通にはアリエナイ選択を行った理由が説得力を得ていく過程が絶妙でした。これだけの背景を描き出せるのは本当に技ですねぇ。本当によくできた御華詩です。
あ、相変わらずハミュッツさんは戦ってました。それしかないですからね、この人。
とまぁ、そんなところでまたがらっと変わって次は『撲殺天使ドクロちゃん8』です。
イチゴ色禁区 1.夏の鳥居のむこうがわ
神崎リン・著、文倉十・イラスト、スニーカー文庫。
10月13日(金)読了。
第10回スニーカー大賞奨励賞受賞作。
ふむ、なんというか、ギャルゲというよりエロゲ的な主人公の一人称で、妄想しては思いとどまるというパターン連発、正直適当に言葉並べてるだけとか思いつつも、読んでみるとそれなりに面白い御華詩でした。筋立てはまぁ、型どおりですが、その文体が読みやすいですね。拒絶反応示す人も多そうですが。ありきたりのようで新鮮というか。あとヒロインの属性として『スネデレ』って言葉を売り出す戦略ですが果たして。確かに、その通りのキャラですが。
と、記号的部分はさておき、物語の中核を為す神社と神と神子の関係とか、その辺りの設定は非常によく出来ていたと思います。その裏付けがあるから下手するとただ妄想並べ立てるのがかなりの比率締めてても話として成立するのでしょう。
なんというか、いきなり「1」がついてるんでシリーズ化ですが、しばらく追いかけて観たいと思います。投げっぱなしの伏線も結構あったので。
では、次はガラっと雰囲気変わって『戦う司書と黒蟻の迷宮』です。
キミを救う最初の呪文2
須藤項・著、なごやこーちん・イラスト、MF文庫J。
10月9日(月)、読了。
なんでしょう、もう、無茶苦茶なんですがどうにか辻褄を合わせたというかタイムパラドックスの解消の仕方が強引にも程があります。でもまぁ、それでも御華詩としては成立しているのが面白いところ。
取り敢えず、細かい突っ込みを「しても無駄」と達観して、ありのままを読み流すのが最良の楽しみ方と思います。それがライトノベルトしての一つの在り方なのは確かですし。
そんな風に前の設定を反則的に覆して、今回の頭が痛くなりそうな設定の新キャラを加えて主要登場人物と話の基本構図が出来上がりました。なんかキン肉マンのサンシャインとザ・ニンジャの交代よりも強引な気もしますが、それでもシリーズとしての体を為したということでしょう。まぁ、これはこれで楽しいので続けて読んでいきたいと思います。
さて、次は『イチゴ色禁区 1.夏の鳥居のむこうがわ』です。
ヤクザガール・ミサイルハート
元長征木・著、緒方剛志・イラスト、Z文庫。
10月6日(金)読了。
印象的なタイトルに惹かれて買ったのですがこれは当たりでした。
原爆が落下する直前で食い止められた、今の歴史とは異なる歴史を歩んだ広島が舞台の物語。
そんな中、ジュブナイル・サミットと称されたイベントに参加するために来日したアメリカ人の少年アドルファス・クーリッジはヤクザの鉄砲玉として生きる榊塚アカリに、チンピラに絡まれたところを救われる。
そうして、アドルファスは感じるところがあってアカリをヤクザから抜けさせようと無謀にもボスに直談判するも、鉄砲玉としての生き方に疑問を持たないアカリが受け入れるわけはなく、余りに一方的な行為に容赦なくアドルファスに向かい白刃を閃かせる…… さて、アドルファスの運命やいかに?
と、そんなボーイ・ミーツ・ガールな御華詩。嘘ではないがかなりミスリーディングですが、それでいて本筋なような。飛び散る血飛沫弾ける人体降り注ぐ肉片とそんな痛快活劇ではありますが、何か、不思議と雰囲気のある物語でした。テーマは、『なすべきことをなす』ということと『選択』。この辺の絡みが話に深みを持たせています。
あと、これだけ人を斬殺しまくって、容赦なくって愛想も無いのに『可愛い』と形容したくなるヒロインは凄いです。
どうやら、まだ続きそうなので次巻も読もうと思います。
と、そんなところで次はガラっと雰囲気を変えて『キミを救う最初の呪文2』です。
暗闇にヤギを探して
穂史賀雅也・著、シコルスキー・イラスト、MF文庫J。
10月3日(火)、読了。
第二回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。
ふむ、なるほど。正直、筋書き的にはそんなに真新しい感じはしないんですが、書き方というか、持っている空気がちょっと新鮮でした。恐らく、その辺りが新人賞受賞の要因でしょうね。手堅く安定した作品よりも、不安定でも何かを持った作品。そういう評価が妥当と思える御華詩でした。
話の提示の仕方とかが面白くて話に引き込まれて一気に読んだんですが、それだけのモノを持ちながら、何か消化不良気味というのは否めないというか、物語としての完成度は他の受賞二作の方が上に思えました。ただ、書き出しのセンスと、選択肢を箇条書きにしてゲーム的な雰囲気を出す手法やら、やっぱりいい空気を持っていると感じました。この空気をどういう方向に持って行くか、次回作以降に期待です。
と、次は『ヤクザガール・ミサイルハート』です。
神曲奏界ポリフォニカ~スパーティング・クリムゾン
神曲奏界ポリフォニカ~スパーティング・クリムゾン
榊一郎・著、神無月昇・イラスト、GA文庫。
10月2日(月)、読了。
いや、すっかり作品世界に心酔しています。本当によく出来ているなぁ……。
前に過去話で眼鏡メイド大活躍な「エターナル・ホワイト」読んだのもあってコーティカルテに関する印象が変わってたり、何か上手いこと嵌められている気もしますが、楽しめているのでよし。黒も近いうちに読みたいです。
今回はユフィンリーが中々よい味出してましたねぇ。どんな業界でも若き天才がぶち当たる壁というか。その辺の描写が非常に楽しかったです。それでいて、後半のカーチェイス。何か引き込まれて先が気になって仕方なかったです。そして辿り着いた結果……
何というか、早く次が読みたいというのが一番の感想です。後書きに寄ればすぐに出そうなんで出たら速攻チェックの方向で行きますです。
では、次は第二回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作『暗闇にヤギを探して』です。
神宮の森卓球場でサヨナラ
野村美月・著、衣澄れい・イラスト、ファミ通文庫。
9月29日(金)、読了。
卓球場シリーズ最終巻。これは良いシリーズでした。
何というか、素朴で、素直で、色々と忘れていたことを思い出させてくれるというか、読後気持ちいい作品です。
今回で遂に朝香達は大学を卒業することになります。それぞれの進路に向かうことになります。ただ、朝香は卒業を控えて進路に悩んでいます。
就職は一応決まったけれど、それが本当にやりたいことなのか?
作家になる夢はどうするのか?
東京に残るべきか福島の実家に帰るべきか?
そんな悩みと向かい合い、最後には自分の道を見出す、そんな朝香の成長譚として非常に楽しめました。
まぁ、本筋は、これ以上異界の出来事に巻き込まないために一般人の朝香達から卒業と同時に卓球の巫女である華代子の記憶が消されて仕舞うことを、ロイヤル=ハーモニー=スペシャル=ボイス=オーケストラが知ってしまって云々…… といった内容ですが、やっぱり、朝香一人称なのでその事件を通して未来を見詰める姿が印象的でした。それと、やっぱり仲間っていいなぁ、と思います。
と、心に染みたところで、次は『神曲奏界ポリフォニカ~スパーティング・クリムゾン~』です。
うらにわのかみさま 1
神野オキナ・著、龍炎狼牙・イラスト、HJ文庫。
9月27日(水)読了。
沖縄を舞台にした八百万の神ネタのシリーズ…… で、間違ってはいないと思われます。
神の座を狙う『神もどき』の侵入を水際で防ぐお役目を担う眼鏡女子高生、垣華ユウが活躍する変身アクション活劇。小ネタも効いていて非常に楽しめました。
シリーズ一作目ということで、前述の『神もどき』を食い止めるためのルールとか、敵味方の構図とか、その辺を提示する内容でしたが非常に興味を引かれました。取り敢えず、今後も追いかけるシリーズの一つに加えることは決定しました。
さて、次は卓球場シリーズ最終巻『神宮の森卓球場でサヨナラ』です。
ゼロの使い魔9~双月の舞踏会~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
9月25日(月)、読了。
おお、何か本当に余裕を持って今月で追いついてしまいました。
ここまで読んだ感想としては、本当にキャラクターがよく動くなぁ、と。つか、折角ルイズと進展しそうなところで、予想はしてましたがとんでもない人が参戦してきたり(;^^) サイトも大分成長したというか、そういう側面でも今回は非常に楽しめる内容でした。名実共に立派になってますしねぇ。
でも、何よりも、ラストのあの人の登場は本当に嬉しかったです。確かに、匂わせては居ましたが期待を裏切らないというか。続けざまだけに哀しい期間は短くて済みましたが、これがリアルタイムに追っかけてたらもっと感動したでしょうねぇ。
あと、今回久々に活躍したけど大変なことになってる人の行く末も気になります。何気に、姫さんの次ぐらいにヘビーな状況ですな(;^^)
とまぁ、そんなところですっかり堪能したところで、次は『うらにわのかみさま』です。
ゼロの使い魔8~望郷の小夜曲~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
9月25日(月)、読了。
順調に読了していよいよ8巻目。前巻で戦争は一区切りですが、出番少なくともそこでアンリエッタの背負ったモノの大きさが居たたまれません。それを敢えて直視させるマザリーニ卿の心遣いがいい。何か、ドタバタしてるだけでなく、やっぱり裏では確かに『戦争』があって犠牲になってる人が居る。そこから目を逸らさないことが世界に深みを出しているのでしょう。
あと、ギーシュがカッコイイところを見せてますね。何だかんだで出番多いですが、大概がアレな感じなんで、初めてかもしれませんね、こんなシリアスなの(;^^)
そして話は次のステップに。なるほど、タイトルロールはまだまだ発展するということなのですな。先が楽しみ…… となったところで現時点で出てるのは後1冊。
そんな訳で、次は『ゼロの使い魔9~双月の舞踏会~』です。
ゼロの使い魔7~銀の降臨祭~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
9月25日(月)未明、読了。
非常に順調なペースで読了しています。以前に同じようにシリーズモノを読破しようとしたときとは比べものにならないペースですね。まぁ、それだけ勢いが付くほど引き込まれているのも大きいですが。
前巻から戦争が本格化している訳ですが、その最高潮というか、非常に嫌な形に落ち着けたというか。名誉を重んじる貴族の感性と日本人高校生の感性のギャップとか、結構ヘビーな内容も含みつつ、既にパターン化したルイズとサイトのすれ違い具合が異常にもどかしく感じてきますが、最後の方は本当に切ないですなぁ。サイトが今までに無く格好いいんですが、状況が状況だし。一方でシエスタが巻数重ねる毎に大胆になってますな(;^^)
あと、全然本筋には関係ないしネタバレるので詳細は書きませんが、とある描写を読んで出渕裕の功績はでかいと思いました(謎
そんな訳で現状あと2冊。次は『ゼロの使い魔8~望郷の小夜曲~』です。
ゼロの使い魔6~贖罪の炎赤石~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
9月24日(日)、読了。
そんな訳で一気に読んだんですが…… 哀しいけどこれ、戦争なんですね。
段々きな臭くなってきたと思ったら、戦争のやり切れない部分が一気に出てきたというか、精神的にダメージのでかい御華詩でした。
ここまで読んだ流れとサブタイトルからメインとなる人物と展開は予想が付いたんですが、実際に読むと予想以上に辛いモノでした。うう、あの人が…… サイトの精神的ダメージただでさえきついのに。
前半は、ルイズの帰郷話で相変わらずのシエスタとルイズのドタバタだったんですが、後半に入ると急展開で正直、そのドタバタが遠い昔に思えました。少なくとも同じ巻とは。
そんな感じで非常に期になるので『ゼロの使い魔7~銀の降臨祭~』を引き続き読み始めます。