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講談社 のアーカイブ
きみとぼくの壊れた世界
西尾維新・著、講談社。
8月3日(日)未明読了。
『持てる最大の能力を発揮して最良の選択肢を選び最善の結果を収める』ことを心情とする櫃内様刻。
これは、妹を溺愛する彼の友情と恋愛と身近に起こった殺人事件に纏わる物語......
これは、講談社ノベルスで過去に発行された同名小説に加筆・修正してハードカバーの装丁で愛蔵版的に発売されたモノです。勿論、ノベルス版は既読なのですが、間が4年以上開いている上に当時 CGI の掲示板に書いてた感想はスパムに流されて消えるという哀しい運命を辿ったために違いは分かりませんでしたが、なるほど、こういう御華詩だったというのは思い出せました。そうだそうだ、くろね子さんはこういう人ですな。
ミステリだけに下手なことを語れないの大筋が手抜きもいいところですが多分、外してはいないはず。まぁ、全体的にアンチミステリ的であり、安置ミステリでもある、そんな雰囲気の御華詩です。ミステリ入門的とも言えますかねぇ。相当ひねくれてますが。
まぁ、直前に読んだ『きみとぼくが壊した世界』の確認的に読んだのですが、時間は掛かったモノの色々思い出せて有意義な読書となりました。
とまぁ、そんなところで次は心機一転『生徒会の三振』です。
アナザーホリック ランドルト環エアロゾル
西尾維新・著、 CLAMP ・イラスト、講談社。
8月11日(金)、11:59という際どい時間に浅草のビジネスホテルにて読了。
これは、面白い。
講談社ってことで京極堂を意識した描写があったりするのもいいですが、全体として、ミステリとしての体裁を持っているというか、全体的に戯言シリーズの雰囲気を感じる作風で嬉しいです。『デスノート』がJDKトリビュートの雰囲気だったのだとこれで気づいたり。何か、最近の西尾維新の作品というか、『ニンギョウのタマシイ』を読んだときにどうなるのかと思いましたが、やっぱりこういう作品を書いて欲しいと思います。
というか、マンガに対する理解が深いのでこちらでも漫画的演出を巧みに小説表現と融合させていて非常に勉強にもなりました。
言葉遊美(誤変換あらず)的なタイトルの『アウターホリック』『アンダーホリック』『アフターホリック』という三話構成なのですが、これらの関連のさせ方とかがよいですね。最後の『アフターホリック』にはなるほどなぁ、と感心させられました。先が読めると言えば読めるのですが、それがベタな展開だからではなく、的確な伏線が張られているからというのは作者の力量ですな。
あと本筋とは関係ない部分で、四月一日(わたぬき)が新撰組で好きなのがカモミール...... じゃなくって芹沢鴨ってネタから何故か演劇部の被り物な人に話が発展して侑子さんが好きな『ぱにぽに』キャラが一条さんという分かり易い事実が発覚したり、その流れで綿貫響に至って四月一日が弄られるかという部分もフォローしてる辺り、西尾維新の慧眼には感心します。つか、そこで笑いを堪えられなかったので、ホテルで読んでて良かったとしみじみ思いました。つかスクエニとかメディアワークスネタはいいんですかね。講談社は比較的この辺緩そうですね、とか『デスノート』と比べてそんな出版社の内情も感じられたのは二冊続けて読んだ特典でしょうか。そういや、戯言シリーズもジョジョネタ満載でしたから、その辺はおおらかそうですね。つか、佐藤友哉『フリッカー式』で「志保ちゃん情報」「芹香お嬢様」とか出してたんでそういう文化なんでしょうね。
それと、侑子さん眼鏡似合うなぁ...... つか、十三階段の参加資格が『眼鏡』だったりして、狐さんが眼鏡好きなだけじゃないような気もします。
と、最後の方はどうでもいい話になってしまいましたが、原作のコミックにも興味を持たされる、非常に楽しめる作品でした。アニメは辛うじて見ているけれども原作未読の立場なんで、原作読んでると印象変わるかも知れませんが、これが私の感じたことです。
では、次こそは『桜色 BUMP 』の続きで『腐敗の王』です。