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HJ文庫 のアーカイブ
うらにわのかみさま~虎と猫と君と僕~
神野オキナ・著、龍炎狼牙・イラスト、HJ文庫。
11月17日(土)未明読了。
八百万の神やら気がついたら邪神やら装置的な神やらまで出てきて神様のごった煮なシリーズ完結!
いや、結論から言えば非常によい作品でした。丁度よい分量でユウと霧人の物語はこうして綺麗に着地できたのではないでしょうか?
基本的な構図は、互いに気づかずに相争う陣営の男女が惹かれ合ってしまい…… というモノなのですが、その辺に日本的な温い神様概念が上手く解け合って心地よいところに落ち着けたなぁ、という感じです。安心して読める作品です。あ、そっか、それに通じてあっちの神様か…… というのは穿ちすぎでしょうかねぇとかなんとかいっちゃったりして。しかし、凄くいい場面で致命的な誤植が…… 脳内補完して事なきを得ましたが第二版以降は直っていることを祈ります。
とまぁ、そんなところで、次はタイトルから期待が膨らむ『S HI-NO -シノ- 支倉志乃の敗北』です。
うらにわのかみさま~邪神さまにおねがい~
神野オキナ・著、龍炎狼牙・イラスト、HJ文庫。
7月3日(日)読了。
先ず何よりも、盛大に突っ込むべきところがある作品。表紙でもしやっていうかサブタイトルに『邪神』って入ってる時点で全然隠す気ないんで書いてしまいますが、今回の神様は Cthulhu だったりします。スク水少女になってたりしますが(;^^) まぁ、デモンベインという先達が居るので、そんなに大きく驚きはしませんが。とは言え、一発ネタではなく、神世の仕組みを絡めて上手く邪神の設定を使ってたなぁ、と感じました。
一方では、ユウと霧人の関係も大きく動いていたりしています。色んな意味で来るべき時が近づいたというかやってきたというか。次巻が最終巻ということでいい感じに落ち着いて欲しいモノです。
といったところで次は『人類は衰退しました』です。
ビンヅメ乙女ゴコロ
雨森麻杜・著、成瀬裕司・イラスト、HJ文庫。
6月18日(月)読了。
予備知識一切無しどころか内容も未確認の表紙買いしたこの作品。結果は『微妙』ですねぇ。
異能やらエルフやら鬼やらの亜人やら妖魔やらが普通に存在するけれども、概ね現代日本と変わらぬ世界を舞台にした御華詩。
何故か不運に見舞われる眼鏡っ娘、比良坂遥乃(ひらさかはるの)と、その幼なじみの根岸継人(ねぎしつぐと)が偶然、鬼娘の朱留(あける)と出会い、その不運の原因と対峙していく…… と大筋はなるのでしょうか?
タイトルにある『瓶詰』と呼ばれる何でも封じてしまう異能が中軸となっていて、その辺りとタイトルを絡めてるのですが、正直、説明過多でちょっと興醒め気味でした。その割に異能がありふれた世界の設定が今一見えなくて色々戸惑うところもあり。異能の設定が結構凝っているところもあって、その能力の行使方法などに工夫も見られたのですが、そこももう一声欲しい印象。全体的に構成がちょっと荒い印象の御華詩でした。まぁ、素材は悪くなく、シリーズとして続くようなのでとりあえず様子見予定。
とまぁ、そんなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ ビギニング・クリムゾン』です。
串刺しヘルパーさされさん3~呪われレジェンド~
木村航・著、中村哲也・イラスト、HJ文庫。
4月16日(月)、読了。
さされさん完結巻。
『呪い』と『祝福』。それは本質的には同じこと。その辺の前巻のテーマを引き継ぎつつ、さされさんの剣の秘密に迫る今巻ですが…… う~ん、正直ちょっと消化不良って感じですねぇ。新キャラの生い立ちがかいつまんでしか明かされてなかったり、キヨラとスーの行動になんか一貫性が感じられなかったり、テーマは面白いだけに性急に話をまとめたのがちょっと勿体ないなぁ、と感じました。短編の方も気軽に読めるのはいいんですが、ちょっと物足りない印象でした。
多分、倍ぐらいの巻数使えばもっと掘り下げられたんでしょうねぇ。ちと残念です。
とまぁ、そんなところで次は『 Fate/Zero Vol,1 -王たちの狂宴- 』です。
うらにわのかみさま~夜空の海と炭酸と~
神野オキナ・著、龍炎狼牙・イラスト、HJ文庫。
2月17日(土)読了。
神様の力で眼鏡娘が変身して戦ったりする御華詩。
って、いきなり前巻で提示された神様もどき云々の構図から離れた内容でしたが、これはこれで中々楽しかったですねぇ。ユウと霧人の関係とか、猫姉ぇのあり方とか。あと、ホビージャパンらしく模型ネタが豊富なのでそういうの好きな人にもいいかもしれません。
今回は船を巡る事件が中核だったんですが戦艦『三笠』が空飛んでるってところから真っ先に『すーすめー ひーのーくーにーのーそらーー♪』と連想した私は駄目でしょうか。あれはそれをモデルにした戦艦『天乃原』ですが。
と、脱線してますが次はどうなるか楽しみにしています。
で、今回のユウに始まり、ここしばらくは眼鏡っ娘が主人公/メインヒロインの作品を続けて読む予定。
そんな訳で、次は『ぼくと魔女式アポカリプス2』です。
串刺しヘルパーさされさん2~呪われレボリューション~
木村航・著、中村哲也・イラスト、HJ文庫。
11月28日(火)、読了。
『呪い』という形で、何らかのハンデを背負った少年少女の御華詩。今回は、その『呪い』と向かい合ってどうするかを思い悩むのがメインと思われます。タイトルの『レボリューション』ですな。前半はキヨラ、中盤でさされ、後半でアンニョロと云った感じ。
全体を通すと『呪い』と『祝福』という相反するあり方の『生きている幽霊』との接し方。更には『呪い』で生まれた存在との関係とか、中途でさされが思い悩んでいた『幸せとは何?』という問題が提起されているように感じました。ただ、その関係でキヨラ達の母親の話が半端に感じられたのが残念です。ちょっと後半の為の伏線的存在感が強かったような。その代償として、後半のアンニョロとその対となる祝命者との話はよかったんですが。確かに、呪いが解けるのが必ずしも幸せとは限らず、また、祝福を受けることが不幸に繋がることもあるとか、そう言った矛盾と向き合うというのが今回のレボリューションだったように思います。呪われてても幸せにはなれる、ということなんでしょう。それは、確かにそうだと思います。
とまぁ、そんなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ インフィニティ・ホワイト』です。
うらにわのかみさま 1
神野オキナ・著、龍炎狼牙・イラスト、HJ文庫。
9月27日(水)読了。
沖縄を舞台にした八百万の神ネタのシリーズ…… で、間違ってはいないと思われます。
神の座を狙う『神もどき』の侵入を水際で防ぐお役目を担う眼鏡女子高生、垣華ユウが活躍する変身アクション活劇。小ネタも効いていて非常に楽しめました。
シリーズ一作目ということで、前述の『神もどき』を食い止めるためのルールとか、敵味方の構図とか、その辺を提示する内容でしたが非常に興味を引かれました。取り敢えず、今後も追いかけるシリーズの一つに加えることは決定しました。
さて、次は卓球場シリーズ最終巻『神宮の森卓球場でサヨナラ』です。
串刺しヘルパーさされさん~呪われチルドレン~
木村航・著、中村哲也・イラスト、HJ文庫。
7月21日(金)、読了。
新レーベルには手を出してみるということでラインナップ中最もタイトルにインパクトのあった『串刺しヘルパーさされさん』です。
大雑把に言えば、タイトルに偽りのない呪いの剣で串刺しになったちゃきちゃきの江戸っ子娘のさされさんが、ヘルパーとして接する同じく何らかの呪いを抱えた三兄弟と織りなす人情劇。『ピノキオと人魚姫』という作中劇と登場人物の絡みが非常によいです。
ただ、シリーズもの前提ということでか、世界観の提示が非常にのんびりしていたたために、後半まで感情移入しにくかったのが残念です。裏を返せば、次が楽しみってことなんですがね。GA文庫創刊時の『ポリフォニカ』でも同じこと思ったので、新創刊レーベルの一冊目はそう言うモンだと割り切るべきなのでしょう。そういう細かいこと気にしなければ楽しめる作品であったことには違いありません。あと、眼鏡娘が装備されていれば更によかったと思いますが。
さて、では次は日日日『狂乱家族日記』です。