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MF文庫J のアーカイブ
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その5 その夜に奏でられるフィナーレ
一乃の元を去った『煉獄《カサルティリオ》』。
彼女は、その現実を受け入れながら、宗司との関係を確認する。
一方で『煉獄《カサルティリオ》』側も実は一乃の元に戻ろうとしていた。
だが、それは、一つの大きな分岐点。
一度去った異能を再度受け入れる。
それが意味することは......
異能がありながらも繰り返されるハーレムコメディ。だけど、それは何か歪んでいて......
そんな御華詩が遂に大きな転換点を迎えましたねぇ。こういう方向に進むとは思っていましたが、これでここまでの日常が反転しましたな。まぁ、ある程度実績無いと出来ない構成ではありますが、中々面白いことになってきました。
恐らく、ここからようやく本編が開始したところ。続きも読みたいところですが他が溜まっているので少し間を開けて違う作品を先に読みたいと思います。
てなところで次は『眠らない魔王とクロノのセカイ』です。
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その4 彼女だけのエピローグ
南の島から帰ったら何故か宗司の家に一乃とキリカが転がり込んでいた。
そんな夏休みのある日、唐突に現れた一人の少女。
フェルと名乗った彼女は、どうやら宗司の父がまた拾ってきた娘らしい。
半ばノリで宗司の婚約者を名乗るが他の娘達が黙っているはずもなく。
こうして、夏休みの白崎家に、新たな火種が撒かれる......
異能があるけど日常系と見せかけてやっぱり異能を巡るストーリーが粛々と展開されるシリーズ第四弾。
典型的なハーレムコメディ的なノリながら、その日常の裏にあるものが大分透けてきて奇妙な雰囲気になってきましたねぇ。
そして、ラストで大きく物語は動き......って、途中で読めたオチながら、これ、どうなるんだ?
そんな感じで次は引き続き『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その5 この夜に奏でられるフィナーレ』です。
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その3 エンドオフ・エンドレスエンド
荒谷学園に夏休みが迫っていた。
宗司、一乃、そしてキリカが所属するゲーム同好会は、特にすることもないながら夏休みも集まることとなる。
だが、それを黙っていない存在があった。
白崎リリス。
宗司の鏡写しの双子の妹。
彼女達は、一乃とキリカに負けじと首を突っ込んで......
本格的なバトルをするでも無く、日常に異能が紛れ込んだ世界での御華詩。
まぁ、そういう世界では異能は枷になったりで一種の『絆』とも言える扱いではありますが、内容的にはハーレムコメディでありますな。今回は妹が本格参戦してきて、しっちゃかめっちゃかというか血は争えないというか、そんな感じでした。でも、異能を巡る思わせぶりなことはある訳で、今後どうなっていくのか......
といったところで引き続き『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その4 彼女だけの「エピローグ」』です。
緋弾のアリア10~禁忌の双極《アルカナム・デュオ》~
赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月8日(日)読了。
突如現れたキンジの妹を名乗る少女。
アリア、白雪、理子、レキを圧倒する彼女を、しかし師団《ディーン》は取り込むことを選ぶ。
そうして、彼女、ジーフォースと共に暮らすことになるキンジ。
妹としての自分をアピールし、周囲にその存在を示すのだが......
前回のバスカービル勢のあの状況からの展開。
なんというか、キンジの鈍感力が凄すぎて若干酷い展開ではありますが、この辺りは標準的なラノベ読者層にはどう映るのか気になるところ。 MF 文庫 J のテンプレートに乗っ取っていると言えば乗っ取っているのですが。つか、白雪にあの台詞は後の死亡フラグ以外の何者でもないのですが、どうするのやら...てん
まぁ、それはさておき巻頭ピンナップのジャンヌがいい感じです。このシリーズは、ジャンヌと中空知の二人がもっと前に出てくればいいと思うんだ、眼鏡的な意味で。
てなところで次は『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌3~エンドオフ・エンドレスエンド~』です。
かぐや魔王式!第10式
月見草平・著、水沢深森・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月6日(金)読了。
輝夜の記憶喪失に加え、更なる試練に晒される錦織。
そう、遂に輝夜との関係が現生徒会長の美紀に知られてしまったのだ。
彼女の信用を失えば、これまで築いてきた生徒会長への栄光の道が閉ざされてしまいかねない。
果たして、錦織は無事に生徒会長になれるのか?
そして、輝夜の記憶は戻るのか?
10冊続いた新世界構築会議も遂に完結!
正直、ここまで続くとは思ってませんでしたが、若干急ぎ足で締めた感は否めないものの輝夜の動機やら色々と明かされつつ、綺麗に終われたと思います。最終的な錦織と輝夜の関係性の着地点は、うん、こういう塩梅が丁度いいですな。ラブコメというかハーレムコメディとして、ヒロインの立ち居地がわかりやすくしっかりしていたので余り深く考えずに素直に楽しめるシリーズでありました。
ただ、人気投票の結果......
何故だ? 何故、米倉の順位があんなことにっ!
そこだけが心残りです......
といったところで次は『緋弾のアリア』です。
変態王子と笑わない猫。3
さがら総・著、カントク・イラスト、 MF 文庫 J 。
8月23日(火)未明読了。
変態王子、横寺陽人はある日の通学路で幼女にじゃれつかれる。
どうやら、それは親友のポン太の妹らしい。
だが、何かが噛み合わない。
学校では制服が水着になっているし、なにかイタリアンだし。
そんな不可思議、猫神が絡んでいない訳はなくて......
猫神を巡って繰り広げられる騒動の顛末。ちょっと今回はあっちこっちに話が振れすぎて、分かり辛い感じでしたねぇ...... まぁ、エミを描くだけって言えば、それで成立しますし、梓の逆襲と言えば、そんな感じではあるのですが、ちと消化不良気味。根底のテーマは面白いだけに、次で色々回収されると信じて楽しみにしておきましょう。
てなところで次は『声優のたまごが、俺の彼女だったようです。~ぱんつの中身は大事です!~』です。
竜王女は天に舞う5
北元あきの・著、近衛乙嗣・イラスト、 MF 文庫 J 。
8月6日(土)読了。
公安を敵に回すことになったシグ達は第図書館へと逃げ込むことになった。
そこは、公安に敵対する図書委員の本拠地。そうそう手出しは出来ないだろう。
だが、そんなにことは簡単には運ばない。
シグ達とは別に、〈血塗れの竜王女〉を巡って〈竜の箱庭〉を舞台に暗躍する者達が居て......
最後に生き残ったモノが叡智を授かるという〈血塗れの竜王女〉を巡る戦いの物語も、これで終劇。
まだまだ連綿と続いていきそうな中での終わりですが、一応の区切りはついてますな。
でも、シャルロッテが...... きっと彼女はこれから活躍する筈だったのに......
とは言え、落としどころとしては上手いこと落としていると思います。そりゃ、こうじゃないと、どんだけ悲惨な物語になるやら(;^^) なんだかんだで、結構好きな世界観だったのでちょっと勿体ない気もしますが、次回作に期待、ですかねぇ。
てなところで次は『3分間のボーイ・ミーツ・ガール』です。
この中に1人、妹がいる!4
田口一・著、 CUTEG ・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月31日(日)読了。
生徒会を巻き込んでの『妹』騒動も収まった頃。
将悟の家の隣に一人の少女が引っ越してくる。
彼女は、将悟の通う深流院学園への入学を希望していると云うことだ。
それだけなら、特に大きな問題ではなかった。
だが、彼女は更に、自分こそが将悟の『妹』だと告げて......
『妹』は誰か? この娘は『妹』かも...... そんな疑心暗鬼がブレーキとなったハーレムコメディ第三弾。
今回は新たな勢力が登場というか、今までよりも将悟を取り巻く環境に影響が出始めましたねぇ。
そして、告げられた真相が正しいのか? 多くの思わせぶりな要素を持たせつつ、次回へ続くって感じですな。
......しかし、タイトルに偽りなしですね。
てなところで次は『竜王女は天に舞う5』です。
喰 -kuu- 3
内田俊・著、まりお金田・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月29日(金)読了。
いよいよ、大会を目前に控えたある日。
試験もどうにかこなして一息吐いたところでみのりと二人で焼き肉へ行くこととなった八千代。
過食倶楽部としての調整も兼ねて、当然、質より量の食い放題。
みのりと二人、充実した時間を過ごす二人だったが、そこに割り込む二人の少女。
みのりを『極大引力《ブラック・ホール》』と知っての挑戦に応じる二人だったのだが......
こ、これで終わりなんてマジで哀しい...... 大食いで熱血スポ根のノリ、厨二的二つ名の嵐でマンガ的演出を『幻視』という形で観て描写できる八千代のキャラ付けとか、個人的には可成り良くできた好きなシリーズだっただけに残念です。
まぁ、大食いの世界に触れたのがこの作品が好きで次が『てんむす』という人間なんで、それ以前を知ってる人には二番煎じに思えたのかも知れません。とは言え、題材的には小説より漫画の方が映えるネタだったとは思いますから、アライブ辺りでそっちの展開があると嬉しいんですがねぇ...... まぁ、終わったモノは仕方ないので、新シリーズに期待です。
てなところで次は『この中に1人、妹がいる!4』です。
まよチキ!8
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月3日(日)読了。
奏の身に起きた異常は、涼月家に大きな波紋を投げ掛けた。
特に、近次郎は気が気ではなかった。
一方で、とある切っ掛けでスバルとの関係もギクシャクしていて悩みは多い。
そんな折り、スバルと共に近次郎は奏を元に戻す切っ掛けを掴んで......
涼月家編終了。人間関係としては大きく動いてきましたねぇ。
でも、それでうまくいかないのがラブコメの華というか、そんな感じです。
で、次はマサムネのターンっぽいんですが...... あれ? メガネジャンキーのターンって前で終わり?? いやいや、きっとまたどっかで関わると信じます......
てなところで次は話題の『僕の妹は漢字が読める』です。
まよチキ!7
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月1日(金)読了。
とある事情で涼月家にて住み込みで働くことになった坂町兄妹。
紅羽は仲良しのお姉様と憧れのスバル様と共に暮らせて状況を楽しむ余裕があった。
だが、近次郎はそうはいかない。
そこには、奏を溺愛する一人のメイド。
その目には眼帯。
その手には...... チェーンソー。
果たして、近次郎は生き残れるのか!?
多分、これで大体あってる筈。そんな迷える執事とチキンな俺とのラブコメディーも7冊目。今回は涼月家編といったところですな。この直前に起こったメガネジャンキーの大胆行動が発端となって、それぞれが動き出す御華詩でもありますな。
不器用なスバル。素直になれないマサムネ。そして、押し殺す奏。
そんなラブコメ展開の中で行き着く先は...... とか思ってたら次へ続く、でした(;^^)
どんどん楽しく読み進めたんですが、一つだけ不満。
メガネジャンキーの出番少ないよ! もっと出てくれないと困るよ! と、メガネジャンキーは叫ばずにはいられない。
とまぁ、そんなところで引き続き『まよチキ!8』に取りかかります。
ツイてない!3~悪魔姉妹と義妹のオモイ~
三門鉄狼・著、みけおう・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月19日(火)読了。
男らしくなりたい真琴。
だが、彼は悪魔フェレスの下僕にされ、精気玉集めをさせられる嵌めに。
しかも、その精気玉はサキュバス=女となって集めることとなる。
更には、サキュバスの状態で義妹や想いを寄せる少女と関わり、聞いてはいけないことまで聞いてしまい、複雑な状況になってしまっていた。
そんなある日、フェレスが真琴に温泉のペアチケットを差し出して......
色んな意味でツイてない御華詩完結。
『男らしくなりたい←→サキュバス化(=女体化)』という対立項を軸にしつつ、義妹との間に発生した問題やら、女として仲良くなってしまった好きな女の子やら、摩擦を生む要素が解りやすくてよいですな。最後の方は、かなり駆け足で、色んな問題が解決していない気もしますが、こんな『ツイてない』日常が続くということで、これはこれでいい形にまとまったようには思います。
てなところで次はMF文庫Jを少し離れて『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』です。
緋弾のアリア9~蒼き閃光《スパークアウト》~
赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月15日(金)読了。
建設中のスカイツリーで繰り広げられる、『眷属』ヒルダとの死闘。
キンジは、アリアは、そして、理子は絶体絶命のピンチに陥っていた。
過去の因縁、これからの戦役。
半年後には武偵高を去る決意を固めているキンジを、しかし運命はそんなに簡単には離してくれなくて......
銃有り超能力有り人外有りで繰り広げる痛快アクションエンターテインメント第9弾。
今回も、手堅い印象ですねぇ。まぁ、これだけ色々あっても考えを曲げないキンジのスルー力が尋常じゃ無い気もしますが、まぁ、それは決定事項、なんですかねぇ。
あと、何で中空知さんもジャンヌも裸眼なの??? 代わりに白雪が伊達メガネ装着でしたが、釈然としない。
そして、今回もまた引きがえらいことに。本当、こういうとこ手堅いですな。
てなところで次は『ツイてない!3~悪魔姉妹と義妹のオモイ~』です。
この中に1人、妹がいる!3
田口一・著、 CUTEG ・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月12日(火)読了。
誰が妹か解らない不安の中、伴侶捜しに一歩を踏み出せない将悟。
不安を払拭するために、最後の手段とも言える手を講じようとした矢先、またしても『妹』の影が襲い来る。
しかも、今回は全校放送による宣言。
果たして、妹は誰なのか?
生徒会を巻き込んでの、捜索が始まる......
『妹』を障害とした寸止めハーレムコメディ第三弾。今回も、上手いこと引っかき回しましたねぇ。
『妹が誰か?』っていうフーダニット的なライトミステリ風味で、それでいてお約束は外さない手堅い御華詩でありますな。
でもまぁ、そろそろ頃合いかもしれませんので、次での展開に期待、です。
てなところで次は『緋弾のアリア9~蒼き閃光《スパークアウト》~』です。
オトコを見せてよ倉田くん!5
斉藤真也・著、フミオ・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月9日(土)読了。
ある日、体育の授業で怪我をした優樹は、高校の保健室で何故か小夜と出会してしまう。
しかも、何故かそのとき小夜は下着一枚のきわどい姿で......
慌てて逃げようとする小夜。
偶然の悪戯か、追おうとして運悪く転んだ優樹は小夜を押し倒したような格好になってしまう。
更に悪いことには、その場面を愛衣達にも見られてしまった。
しかし、冷静に考えればその程度で逃げる小夜ではない。
果たして、彼女に何が起こったのか......
って感じで各ヒロインメインの短編で進めつつ、新キャラと新展開の導入って感じの第五巻でありました。
一応、物語の根底に関わるテーマやらは出てきてますが、更にヒロイン増やしてどうなるんだ、これ(;^^)
てな感じで、次は『この中に一人、妹がいる!3』です。
ちがたり。3
刈野ミカタ・著、 Yuyi ・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月1日(金)読了。
愛心の中二病的妄想と思われた吸血鬼。
だが、それはどこまでもリアルで。
遂に、姿を洗わず伝説の吸血鬼に冥利はその存在の危機に晒される!
果たして、そこでマコトはいかなる行動を選択するのか......
某生徒会オマージュな中に『吸血鬼』という要素を取り込んで展開するラブコメもこの三巻で完結となりました。何だか、色々と狡いなぁ、というのが正直なところ。結局、全体としてはシリアスな御華詩だったとも言えますな。マコトの在り方と、その本音を引き出す辺りのやり取りは中々に心地よいモノでもありました。何やら全裸と噂の作者の次回作に期待ですな。
てなところで次はミステリ分補充の為に『館島』です。
神明解ろーどぐらす5
比嘉智康・著、すばち・イラスト、MF文庫J。
3月28日(月)読了。
リアルに現れた下校の敵。
狙われる、下校仲間の少女達。
十勝は、その下校魂に掛けて彼女達を守ろうと奔走する。
そうして、彼は......
下校に情熱を燃やす青春ストーリー、遂に完結!
今までに登場した伏線から『下校』というテーマからぶれずにこれだけのドラマに仕立てられてるのはよいですねぇ。サスペンスとして、よく出来ています。まぁ、1巻時点でこういう形に展開するとは予想だにしていませんでしたが、いい結末でした。きっと、十勝達はこれからも楽しくみんなで下校していくのでしょうね。
てなところで次は『ちがたり。3』です。
神明解ろーどぐらす4
比嘉智康・著、すばち・イラスト、MF文庫J。
3月27日(日)未明読了。
下校仲間と共に訪れた夏祭り。
それは、本当は楽しい青春の1ページになるはずだった。
だが、とある事件をきっかけにまりもが体調不良を訴えて先に帰ってしまう。
心配してまりもの様子を見に彼女の元を訪れる十勝だったが......
下校をテーマにした青春物語第四弾。
いや、『下校』でこれだけのドラマが展開するというのは、素晴らしいですな。最後の方は刺激的ではありますが、前作とも通じるモノを感じます。一気に事態は深刻化していますが、これをどう決着するのか、楽しみであります。
てなところで次は引き続き『神明解ろーどぐらす5』です。
変態王子と笑わない猫。2
さがら総・著、カントク・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月25日(金)読了。
『建前』を捨てて本音で生きる変態王子、横寺陽人。
彼は、『笑わない猫』を巡る一連の事件で筒隠月子の失った感情を取り戻す手伝いをしていた。
夏休みも終わりが近づいた日。
月子を途中まで送って帰宅した彼を待っていたのは、見る影も無く更地になった我が家で......
望まない方法で願いを叶える『笑わない猫』を巡る物語第二弾。
今回は月子と見せかけて、陸上部部長、鋼鉄の王のターンでしょうか。
『本音』と『建前』を巡る物語は鳴りを潜め、段々とハーレムルートに突入している印象ですねぇ。
そして、扱いが酷い小豆梓...... でも、次は彼女のターンのようなのでそちらを楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『神明解ろーどぐらす4』です。
ちがたり。2
刈野ミカタ・著、 Yuyi ・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月21日(月)読了。
紫十字学園第二図書委員会への突如の闖入者。
彼女の名は、雪水愛心《えこ》。
『氷結のエステル』の名を祖母から受け継いだ、吸血鬼ハンターと名乗る。
そう、彼女の目的は吸血鬼の退治。
かくして、彼女はマコトに宣戦を布告する...... あれ?
『吸血鬼』という存在を根底に置きつつ前半8割程度が日常風景だったりする御華詩第二弾。
今回も、基本は青春ドラマ風日常風景メインであり、その一方で吸血鬼絡みの話が動いたり。某作品へのオマージュが強いですが、その動きの部分は中々興味深いモノがありますな。今後の目的に繋がるような要素も出てきましたし、どう話が転がっていくのか続きを楽しみにしたいと思います。
てなところで、次は『リヴァイアサンのセカイ』です。
すいーとブラッド2~人と魔物の交流デート!~
三原みつき・著、 REI ・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月19日(土)未明読了。
陰陽師を自称する春明は、とある事件が切っ掛けで吸血鬼詩絵の眷属となってしまう。
更には、クラスメートで元魔物ハンターのかおるとも共に魔界で暮らすことに。
だが、人と魔物が仲良くなるには、まだまだ解決すべき問題があって......
人と魔物のディスコミュニケーションの解消をテーマとした物語第二弾。いや、まぁ、恋愛に対して特殊な状況で三角関係を維持せざるを得ない御華詩、とも言えますが。あれよあれよでハーレム展開ではありますが、春明流の陰陽師の解釈はやっぱり面白いですねぇ。全体のテーマにもなってますし。この関係に彼がどんな結論を出すか、楽しみであります。
てなところで次は吸血鬼繋がりという訳でもないですが『ちがたり。2』です。
かのこん15~カノジョはコンと......~
西野かつみ・著、弧印・イラスト、MF文庫J。
3月16日(水)読了。
遂に復活した奇稲田姫。
それに伴い、失われたちずる。
ショックに呆然とする耕太。
だが、彼はその力で......
クライマックスに向かってシリアス展開でありますな。まぁ、相変わらずなシーンもありますが。
これまで積み上げてきた様々な伏線が、収束へと向かっています。
で、一方ではたゆらとあかねの物語がいい感じにまとまっていきそうな雰囲気ですねぇ。個人的にはこっちが見所。
頑張ってるなぁ、たゆら。
てなところで次は『すいーとブラッド2』です。
まよチキ!6
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月13日(日)読了。
夏休みも終わり、二学期が始まった狼蘭学園では体育祭が近付いていた。
ジローの前に突如現れた一つの影。
小さな姿に似合わぬ腕っ節のその少女は、なんと上級生。
その名を『鳴海シュレディンガー』。
そう、あのメガネジャンキー、鳴海ナクルの姉だった。
彼女は、妹に手を出したとジローに敵意を向けてくるのだが......
迷える執事とチキンな俺のラブコメ第六弾。
今回は、完全にメガネジャンキー鳴海ナクルのターン! もう、それだけで幸せでありまする。でも、最後のアレは...... まぁ、それでもこれだけ眼鏡をクローズアップしてくれるヒロインは貴重なのであります。パンがなければ眼鏡をかければいいじゃない!
何だか錯乱気味ですがそんなところで次は『かのこん15~カノジョはコンと......~』です。
聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》10
三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
3月11日(金)読了。
アリア奪還の任より帰還したセシリーを待っていたのは、ルークが行方不明という絶望的な知らせだった。
一方、ヴァルヴァニルの眠る洞窟の中、閉じ込められたルークとユーインはギリギリ生き延びていた。
だが、刻一刻と事態は悪化していく。
果たして、ルークは無事に脱出できるのか......
試練の第十巻。
いや、本当にギリギリの戦いが繰り広げられていますな。
失い続けることを義務づけられたルークの苦悩はやるせないものであります。
本当に、ルークとセシリーはどうなるのか?
大陸はどうなるのか?
更なる試練の先を楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『まよチキ!6』です。
かぐや魔王式!第9式
月見草平・著、水沢深森・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月10日(木)読了。
紫苑高校では文化祭が近付いていた。
生徒会入りに向けて働く錦織だったが、そんな最中にトンデモないことが起こる。
秘密基地で、不可抗力でもみくちゃになっているところを輝夜に見咎められてしまう。
その結果、またまたおかしな力が働いて、なんと輝夜は記憶喪失に。
魔王女としての性質を失って、すっかり優等生になったのだが、それがどうにも受け入れられない錦織は......
『記憶喪失』という形で新世界構築会議の面々にとって、とりわけ錦織の輝夜に対する在り方を問い直す御華詩、といったところでしょうか。焦れったい部分もありながら、一つの転機を迎えていますね。
......それはそれとして米倉さんの扱いが酷いのは気のせいか?
ともあれ、引きが引きだったので次にどうなるのか、楽しみであります。
てなところで次は『聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》10』です。
彼女と二人で「C」体験! V2.0 ~絶頂ポリモーフィズム~
石川ユウヤ・著、稲垣みいこ・イラスト、MF 文庫 J 。
3月8日(火)読了。
織姫葵と"C"を始めた令人は、姉の残したプログラムを引っ提げて『プログラミング甲子園』に挑んでいた。
その強力なプログラムによって、順調に予選を勝ち抜き、遂に全国大会への切符を手に入れた。
だが、まだまだ素人の令人と教育でもある葵との間には"C"を巡って軋轢が生まれ始めていた。
しかも、二人の前に『賭け勝負』を挑む少女、御剣冴里が現れて......
"C"と言いつつ、実際には『C++』をネタにしたラブコメ(?)第二弾。
前回は姉の残したプログラムを巡る攻防でしたが、今回は一転、そのプログラムを使って大会に挑むという部活モノ的な展開となっております。まぁ、プログラミング技術のある人間に『絶対素数の蒼玉《カーマイケル・サファイア》』とか『可算無限の翠玉《インフィニティ・エメラルド》』とか厨二的二つ名があったりして、プログラムに関してはトンデモな内容ではありますが(;^^) ただまぁ、ガチのプログラムをやるよりも、こういったトンデモ要素で話を動かした方がライトノベル読者には適しているって判断なんでしょうね。
......ただまぁ、その道のプロである我が身には、可成り高度なスルー技術を要求されたのは否めません。
ただまぁ、それでも。
C言語とC++は別の開発言語ですから、そこだけは読者が混同しないことを祈ります。
とまぁ、そんなところで次は『かぐや魔王式!第9式』です。
喰 -kuu- 2
内田俊・著、まりお金田・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月6日(日)読了。
戌井八千代がようやく見付けた熱くなれるモノ。
それは、大食いだった。
一人の少女に惹かれ、その居場所を守るため、自らもその道に邁進する。
そんな彼らの居場所である『過食倶楽部』。
いま、そこに危機が迫っていた......
大食いスポ根第二弾。
ベタな展開を『大食い』に集約させていますが、メジャースポーツでないが故の不理解やら、人間関係やら、盛り上がる要素が沢山あって熱くてよいですねぇ。
今回で、大きな目的も見えて来ましたし、これからも熱い大食いバトルは続きそうですな。
......って、これ読むとマシたりしたくなるのは危険です。
てなところで次は『彼女と二人で「C」体験! V2.0 』です。
ゼロの使い魔20~古深淵《いにしえ》の聖地~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
3月5日(土)読了。
エルフの国に捕らわれたサイトとティファニア。
どうにか、脱出し追っ手を逃れたものの、状況は好転しない。
一方では、ルイズ達が彼らの救出のため、エルフの首都を目指す。
更には、ハルケギニアでは聖地奪還へ向けて国境を越えた進軍の準備が始まっていた。
世界は、『虚無』を巡って大きなうねりを見せ始めて......
終わりが近付いて来て、見せ場も多くなりましたな。
サイトとルイズの絆は確認しつつ、今隣に居るのはティファニアで。
それでもルイズを気遣えるのはサイトの成長ですな。
でも、そんな関係はとんでもない事態を引き起こすに至っていて......
あれこれが一気に動いていて目が離せなくなってきました。次も楽しみでありまする。
てなところで次は『喰 -kuu- 2』です。
竜王女は天に舞う4
北元あきの・著、近衛乙嗣・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月24日(月)読了。
〈棺〉を巡る任務で期せずしてルノアの過去に触れたシグ。
それは、彼女との関係に変化をもたらし始め、シャルロッテやリラの攻勢も激しくなり、辟易とする日々を過ごしていた。
一方、〈竜の箱庭〉では、魔術士を狙った連続殺人事件が発生していた。
その捜査が、何故かルクセンブルク教室のシグ達に回ってくるのだが......
〈血塗れの竜王女〉を巡る物語第四弾。〈ヴァルハラ舞踏会〉がいよいよ本格化してきましたな。
ルノアとの関係が深まってそれが切っ掛けでリラも動いて、一方でシャルロッテは...... と人間関係も動いてます。今回はハードな展開で次が後編のような位置づけだけに、これがどう決着していくのか気になるところ。ラストもあれですしね。
で、次は一気に雰囲気変わって『這いよれ!ニャル子さん』です。
緋弾のアリア8~螺旋の天空樹《トルネード・ハイ》~
赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月20日(木)読了。
暴走新幹線での戦いの後、キンジは『宣戦会議《バンディーレ》』に半ば強制的に連れて行かれる。
それは、世界中の組織が二つの陣営に分かれての『戦争』の開始宣言だった。
状況についていけないキンジの前で、間髪入れずに切られた戦いの口火。
そんな挨拶程度の戦場に、アリアが闖入してきて......
レキ編が一段落して、新展開。一気に新キャラ投入してきて話が広がりましたな。
今回は、前シリーズのアリアの立場にキンジが立つというような御華詩、でしょうか。まぁ、あの一族が出てきてしまうとそうなるのは当然ですがね。
で、今回は何より眼鏡が見直される内容と思いきや、ジャンヌと中空知は裸眼とプラスマイナスゼロ。どうしてこうなった......
とまぁ、そんなところで次は『竜王女は天に舞う4』です。
変態王子と笑わない猫。
さがら総・著、カントク・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月3日(月)読了。
第六回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞受賞作。
横寺《よこでら》陽人《ようと》は変態である。
だが、その性癖を上手く建前で誤魔化している内に、何故か周囲の覚えが目出たくなってしまっていた。
過大評価で陸上部の部長に任命されたとき、彼は思う。
『建前』なんてもういらない。
そこですがったのが、近隣で噂の『笑わない猫像』。
なんでも、大切なモノをお供えして祈ると願いを叶えてくれるらしい。
自らの宝を持って祈った結果、確かに建前は失われたのだが......
いやぁ、これはよく出来た御華詩ですなぁ。『変態』とタイトルに冠している通り、最近よくある妄想垂れ流し的な描写を使いつつも、その芯には一本しっかりと物語が通っていて、ただの陳腐な妄想には終わっていないというか。変態だからこそ説得力がある場面もチラホラ。道具立てとして上手いこと使っている印象ですな。
まぁ、『変態』と冠してますが、この物語の根底のテーマは『本音』と『建前』です。それを描く上での登場人物も配置がよくて安心して読めますな。ちょっとフラグが立つのが早すぎる気もしますが、それはまぁ、ラブコメのお約束ですな(;^^) 近々二巻も出るようなので、今度は部長の活躍を楽しみにしたいですねぇ。
てなところで次は『名門校の女子生徒会長がアブドゥル=アルハザードのネクロノミコンを読んだら』です。
喰 -kuu-
内田俊・著、まりお金田・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月25日(土)読了。
第6回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。
本気になれるものを探しながら、叔父の店でバイトをする戌井八千代、通称『ハチ』。
彼は、その店で一人の少女の本気を目にする。
心を揺さぶられたハチは、その少女にいきなり告白してしまう。
「......一つ、条件をだしていいですか?」
そう言って少女に導かれて訪れたのは......
『大食い』をテーマとした熱い御華詩。かつてスポーツに打ち込んだ主人公が、スポーツと大食いに挑むことの間で見出す共通項が中々に新鮮でした。言うべきことを言う人が居るというか、キャラ配置も上手いこと行ってますねぇ。二つ名もなるほど、と思わせる考証が入ってて、馬鹿馬鹿しくも心地良い。とにかく食べまくってる話ですが、萌えより燃えで熱くなります。ああ、二郎系をマシて食べたくて仕方ない......
てなところで次は講談社BOX消化に入って今更『真庭語』です。
世紀末オカルト学院
水上清資・監修、綾奈ゆにこ、浅川美也、砂山蔵澄、高木明日香、伊藤美智子、大野木寛・著、森見明日・イラスト、MF 文庫 J 。
12月23日(木)読了。
白魔女は使い魔の背に乗り夜を駆ける。
皆神山に不穏なモノを感じたのだ。
だが、そこで不測の事態が発生する。
ボウガンで撃たれ、あえなく地に落ちる。
そこで出会ったのは、穏やかな中年。
彼は、神代純一郎と名乗り......
B級ノリを遺憾なく発揮し、昨今のオリジナルアニメとしては存在感の非常に大きかった『世紀末オカルト学院』の公式アンソロジー。本当、色々と補完されていてBD買う程度に嵌った身としては嬉しい限り。
以下、収録された作品毎に。
『ちぃの初恋』
衝撃の正体を現した教頭が神代純一郎学長と出会う御華詩。
それが切っ掛けで、巡り巡ってああなったと......
『JKの微笑み』
オカルト学院らしい御華詩ですねぇ。こずえ的な位置にJKがというか。
でも、その中で何故JKとスマイルがいつも連んでいるかが明かされるという、嬉しい内容です。
『もえる、こずえ』
これはいつものオカルト学院。そうとしか言えない御華詩。
こずえ、いいキャラだ...... 彼女あってのオカルト学院と言っても過言ではない。
『大地満ちる美しい風』
美風の過去が明かされる御華詩。アニメの方の彼女を見る目が変わること請け合いという素敵な内容ですねぇ。特にラストが秀逸。そうでなくっちゃね。
『ブンメーの扉』
アニメのマヤ側の時間軸での後日譚。あのラストとの間を埋めるというか、あのラストに向かう切っ掛けを描いた内容で、色々と思い出して良いですねぇ。文明はやっぱり文明という御華詩でもあるんですがね(;^^)
てなところで次は『 KAGEROU 』です。
ツイてない!2~悪魔幼女は男がキライ~
三門鉄狼・著、みけおう・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月22日(水)読了。
『妹』の身に降りかかった危機をどうにか乗り切った真琴。
これでサキュバスともおさらばと思ったのも束の間、フェレスの妹のリリスが現れて、またまたフェレスの言うがままに働かされることとなる。
今度の目的は『リリスの男嫌いを直すこと』。
こうして、色んな場所で何故かサキュバスになってリリスのサポートをすることになるのだが......
ダブルミーニングなタイトルの御華詩、第二弾。
今回は悪魔姉妹がメインですな。でも、その姉妹の関係を通して真琴と奈月の関係も描かれたりしてて、ここからようやく本題、って感じですねぇ。
てなところで次は『世紀末オカルト学院』です。
ツイてない!~悪魔のしもべはサキュバス男子~
三門鉄狼・著、みけおう・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月20日(月)読了。
女性的な容姿にコンプレックスを持つ奏《かなで》真琴《まこと》。
彼は、その容姿がもたらしたとある事件がきっかけで妹と険悪になってしまっていた。
そんなある日、彼は悪魔フェレスと出会い、止むに止まれぬ事情でサキュバスにされてしまう。
そう、インキュバスではなく、サキュバス。
かくして、彼はサキュバス=女の姿で女性の精気を集めることになって......
『ツイてない』のダブルミーニングが中々素敵なラブコメ...... というかエロコメ?
サキュバスになる事情やら、そのエロコメを合法化する設定がいい感じです。ベタな展開ながら楽しい御華詩でした。
まぁ、あからさまに次へ続いた印象なので、続けて読みます。
てな訳で次は『ツイてない!2~悪魔幼女は男がキライ~』です。
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 さよならの週末はささやかな終末
葉村哲・著、ほんたにかなえ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月18日(土)読了。
宗司と一乃のゲーム同好会。
そこにキリカも加わって既にそこはラブコメの坩堝。
戦う相手の居ない異能は恋の鞘当てに無駄遣いされる日々。
それでも、スルーする宗司の鈍感力にやきもきしながらも一乃とキリカのアタックは続く。
だが、その異能には、代償が必要で......
日常系異能バトル第二弾。
今回はキリノのターンですな。何となく予想していた設定とは言え、上手く活かしてますねぇ。一見するとありがちな日常系の甘々なコメディなんですが、意味のない異能というものを逆手にとって、何かしら影のある登場人物達の在り方がいいアクセントになっています。確かに、この作者らしい御華詩ですな。次も期待。
てなところで次は『ツイてない!~悪魔のしもべはサキュバス男子~』です。
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その1 ごく個人的な世界の終わり
葉村哲・著、ほんたにかなえ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月16日(木)読了。
ゲーム同好会。
それは、クラスメート森塚一乃の秘密を知ってしまった白崎宗司が彼女と交わした契約の場。
二人、共にあることが彼女の助けになると信じた宗司が選んだ選択。
だが、そこで繰り広げられるのは......
益体のない日常だった。
これは、いい。
中二的ルビ使いまくりの異能が出てくるんですが、日常系。
これ、混ぜちゃったらどうなるのか? そんな実験的な部分もありますが、私には結構ツボでした。
ただ日常を送る中で、どこかで異能の在り方が気になって、それがいいアクセントになっています。
そうして、ラストで明かされる事実で色々とやられた感じ。
なんだろう、ありそうでなかった雰囲気が楽しいですねぇ。
てな訳で、引き続き『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 さよならの週末はささやかな終末』です。
この中に1人、妹がいる!2
田口一・著、 CUTEG ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月12日(日)未明読了。
再び掛かってきた『妹』からの電話。
結局、将悟の不安は解消されず、せっかく仲良くなった女の子達にも、やはり疑心暗鬼になってしまう。
しかも、ここ数日は毎朝毎朝早朝に『妹』からの電話で起こされて寝不足の日々が続いていた。
流石に限界が来て、昼休みに保健室で仮眠しようとしたところで芽衣と出会す。
そうして彼女と親しくなり、とうとう彼女の経営する『いもうとカフェ』にも足を運んで......
今回は芽衣のターン。ヒロイン中、唯一の先輩なのですが......
うん、『妹』という設定が上手く物語の動力になってきましたねぇ。前巻から想定通りの展開ではありましたが、まだまだ『妹』という設定で楽しませてくれそうです。
てなところで次は割り込みで『暴走少女と妄想少年2』です。
この中に一人、妹がいる!
田口一・著、 CUTEG ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月9日(木)読了。
帝野《みかどの》将悟《しょうご》は大企業『帝野グループ』社長の子息。
若くして世を去った父の跡を継ぐため、英才教育を受けた後、両親が学んだという深流院学園に編入した。
その目的は、父の遺言に従って一生の伴侶をさがすことだった。
だが、新生活を迎えた彼の元に『妹』からの誕生日プレゼントが届く。
奇しくも、父には隠し子の噂があった。
血が繋がっていながらも、それを隠して将悟と結婚することを要求する『妹』。
当然、正体は明かさない。
その後、早速幾人かの女の子と親密になるが、常につきまとう不安。
――彼女が血の繋がった妹だったら?
かくして、誰か解らない妹の影に怯えながらの学園生活が始まった......
これは非常に面白い設定ですねぇ。
乱暴に言えば、大企業の跡取り息子が嫁探しをするハーレムものですが『妹』という存在が上手く機能して葛藤が生まれていて、安易に誰かと引っ付くことが出来ない図式。女の子は可成り積極的ですが、それでも相手と血が繋がっていたら...... という自制心で危機(?)を回避する流れは上手く出来ているなぁ、と思います。
てなところで続きが気になるので引き続き『この中に一人、妹がいる!2』です。
ゼロの使い魔19~始祖の円鏡~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
12月7日(火)読了。
ガリアでの戦いも無事に終わり、領地ド・オルニエールに帰還した才人達。
だが、その胸中は穏やかではない。
このハルケギニアに迫る危機。
それを防ぐにはエルフに挑まねばならない。
鍵を握るのは『虚無』。
そうして、全ての担い手を揃えるべく動く中、才人の屋敷に襲撃者が現れ......
今回は、エルフが大きく絡んできて段々と秘密が明かされていきながら、物語は終盤に向かっていますねぇ。
再び才人を襲う危機。でも、その中に嬉しいサプライズもあったりして。
衝撃的な過去が示されたりもしつつも、いいところで終わっていたので次が楽しみです。
てなところで次は『この中に一人、妹がいる!』です。
ちがたり。
刈野ミカタ・著、 Yuyi ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月6日(月)読了。
紫十字学園第二図書館には『白銀の吸血鬼』が棲んでいるという。
そこに知を捧げれば願いが叶う、そんな噂が流れていた。
そうして集まった『知』(?)について語り世界の真実を見出そうとする者達が居た。
雨夜《あまや》冥利《めいり》を委員長とする第二図書委員会。
これは、その委員会に所属する者達の『知』を語る物語......
間違ってはいないはず、ということでそんな御華詩。
『吸血鬼』の『血』と『知』を結びつけた言葉遊び的な設定は中々好みですねぇ。ちょっと本題に入るのが遅いというかこの終盤が最初の方にあればもっと盛り上がったかなぁ、と思いながら次に期待です。
てなところで次は『ゼロの使い魔19~始祖の円鏡~』です。
ダブルアクセス3
樋口司・著、のりたま・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月5日(日)未明読了。
7月1日。
その日、巧は妹のヒナの誕生日を盛大に祝うはずだった。
楽しい祭の準備は、しかし無駄になる。
小町からの助けを求める電話の声。
事態は急転し、巧はどんどんと追い詰められて......
仮想世界と現実世界が交錯する御華詩、完結。
急展開で解決していない問題も残っていますが、着地点としてはいい感じですねぇ。正直、ここにきてようやく人間関係が整理されてきたので、これで終わるのは勿体ないとも思います。でもまぁ、次に期待です。
てなところで次は『ちがたり。』です。
彼女と二人で「C」体験
石川ユウヤ・著、稲垣みいこ・イラスト、MF 文庫 J 。
12月3日(金)読了。
伊沢令人は姉の残したメモの謎を解くため、マイコン部を訪れていた。
マイコン部部長の七尾夕は、そのメモに大金の価値があるという。
しかし、それには三人目が必要らしい。
そこで都合良く現れた織姫葵。
マイコン部には求めるものがないと去ろうとする彼女を令人は思わず呼び止めて......
C言語をエッセンスに繰り広げられるドタバタラブコメディ...... と思いきや、姉の残したメモを巡るボーイ・ミーツ・ガールでジェットコースターな御華詩でした。
『ミサキの一発逆転』を『鳳凰堂みりあは働かない!』の主人公が語ってるような印象ですな。筋立て自体は悪くないんですが、職業プログラマとしてはツッコミ所が目立ちすぎたのが玉に瑕。これで有資格ってどんなに簡単な資格試験なんだ......
でもまぁ、ライトノベルとしてはそれぐらい薄めないと難しいんでしょうねぇ。タイトルのインパクト優先っぽいですし。その辺考えるともどかしいものがあります。
だから、最後に一つだけ突っ込ませて下さい。
#include
int main() {
printf("節子、それ『C』やない『C++』や!\n");
}
てなところで次は『ダブルアクセス3』です。
かぐや魔王式!第8式
月見草平・著、水沢深森・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月2日(水)読了。
九月の三連休の直前。
満月達は『新世界構築会議』の面々に温泉旅行を提案するが、輝夜の反対によって一度は却下される。
だが、今後の活動資金を求める輝夜に愛が米倉家の伊豆の別荘に眠る財産の話をしたことで状況は一転。
こうして『新世界構築会議』の面々は温泉に、宝探しに波瀾の三連休を迎えることになって......
温泉旅行な第8式は米倉愛メインですな。
比較的オープンな六道と満月に対して一歩引いたところにいる彼女がちょっと成長する、そんな御華詩。
まぁ、全体的に番外編感が漂っていたというか前のラストの続きがうやむやな状況だったので、次はその辺がフォローされることを期待します。
てなところで次は『彼女と二人で「C」体験』です。
竜王女は天に舞う3
北元あきの・著、近衛乙嗣・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月30日(火)読了。
温泉旅行を手に入れて積極的にシグを誘うシャルロッテ。
二人っきりでいくことを望むロッテだが、その温泉があるのは行き先は『棺』があるとされる地。
必然的にルノアも連れて行く必要がある。
リラも巻き込んで騒動になるが、期せずして新たな任務が与えられる。
奇しくもその目的地も温泉地で......
竜王女がその呪縛から逃れるためにパートナーと共に戦う物語第三弾。もしくは狼耳眼鏡っ娘(喋るとエロい)な幼馴染みに振り回される少年の物語。
今回は温泉話でありつつ、ルノアの過去やらも出てきて、更に、ルッツも動き始めたりこれからに繋がる要素が色々出てくる御華詩でした。相変わらずシグはボロボロになってますが、それが仕様なので仕方が無い。これは、続きが楽しみです。
てなところで次は『かぐや魔王式!第8式』です。
白銀の城姫《ベルクフリート》3
放浪の〈城姫〉シャトレアの〈城主〉となったリンツ・レンハイト。
二人は、レティーツィア率いる土竜技師団《マオルヴォルフ》と急遽合流し、エリッセとも再会を果たす。
戦況の急激な変化により、パリへと向かうことになる土竜技師団《マオルヴォルフ》。
奇しくも、リンツとシャトレアが再会を望む大陸最大の建築士、マイスター・ストランゼンもパリの地にあるという。
こうして、リンツはパリへと向かうのだが、そこで待ち受けていたのは......
歴史上の城砦を擬人化した精霊とその城主の物語、第三弾。
城を擬人化する上での能力やら、『建奏術』という特殊能力の設定が非常に魅力的だったのですが、どうやらこれで一区切り。ちょっと寂しいものがありますね。
とは言え、急ぎ足ながらもリンツとシャトレアの旅の終着点としては綺麗に落ち着いたように思います。エリッセの扱いが若干酷い気がしたり、ここにきてモン=サン=ミシェルが活躍し過ぎな気もしたりしますがね。まぁ、次回作に期待というか、ここでドルイドさんが帰ってくると素直に嬉しい。
てなところで次は『竜王女は天に舞う3』です。
まよチキ!5
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月26日(金)読了。
駆け落ち騒動が終わり、夏休みも残り少なくなった頃。
休み中も容赦なく行われる課外授業最終日にそれは起こった。
ジローの隣の席から聞こえた謎の音声。
「にゅ」とは一体何なのか......
看板通りに迷える執事とチキンな俺のラブコメ第五弾。
今回は、夏休み終盤を舞台とした短編集でした。これまでに登場したヒロイン達一人一人にスポットを当てながら、それぞれのジローに対する立ち位置が整理されて次の二学期編に繋がる、といった構成でした。その結果、まぁ、予想の範囲ですが、拗れそうな要素も浮き出しつつ、さてさてどうなるやら?
あと、ちゃんと鳴海ナクルルートも実装されそうな流れなのでこれからも安心です。因みに、彼女のために放映前からアニメ版BDの購入は既に決定事項。パンがなければ眼鏡をかければいいじゃない。
とまぁ、そんなところで次は『白銀の城姫《ベルクフリート》3』です。
まよチキ!4
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月23日(火)読了。
夏休み、約束通りマサムネに食事をご馳走になった帰り、ジローはスバルと出会う。
唐突に駆けられた言葉は、
――一緒に駆け落ちしよう。
唐突な言葉に慌てるジローの意識は、程なく闇に沈む。
気が付くと、海辺の高級旅館で奏が微笑んでいて......
遂にアニメ化も決定した、迷える執事とチキンヤローのラブコメ話第四弾!
今回は夏休みということで海で水着で浴衣でとサービス満載の内容となっています。
前巻で主要キャラが出そろったということで、メインのジローとスバルの関係、そしてそれを取り巻くマサムネと奏の態度、それらが絡み合って良い塩梅のラブコメとなってきています。
が、それよりも何よりも、『パンがなければ眼鏡をかければいいじゃない!』と豪語するメガネジャンキー、鳴海ナクルが素晴らし過ぎてもうお腹が一杯です。彼女の台詞は名言ばかりで感涙にむせぶこと多数。多分、本編の楽しみ方を完全に間違っていますが、今から彼女のアニメでの活躍が楽しみでなりません。(飛躍しすぎ)
そんな風に取り乱しつつ、引き続き『まよチキ!5』に取りかかります。
オトコを見せてよ倉田くん4
斉藤真也・著、フミオ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月20日(金)読了。
突然現れた婚約者、そら。
しかも、他の婚約者達が彼女を負かさなければ母親公認で結婚式まで段取りが組まれていた!
愛依と小夜、更にありすや久遠までもが加わってそらに挑むが......
一気にシリーズとしての根底を固めにきたなぁ、という御華詩ですな。
馬鹿馬鹿しくも派手な展開もありつつ、五股に落ち着いたってことでしょうか。
結構、グダグダっぽいところもあったんですが、今後、この設定がどう活きてどういうストーリーが展開するか、ですな。
てなところで次は『まよチキ!4』です。
オトコを見せてよ倉田くん3
斉藤真也・著、フミオ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月18日(木)読了。
夏休みを利用して豪華客船を貸し切ってのバカンスを満喫していた優樹達。
しかし、ちょっとした勢いやら何やらで、優樹、愛依、小夜、ありすの四人は無人島へと漂流することになる。
なんとかサバイバル生活にも慣れてきた頃、この無人島と思った島に他にも誰かが居ることに気付いて......
成り行きとかそういった止むに止まれぬ事情があって、中学生に二股を掛けることになった年上好きの男子高校生のドタバタラブコメディ第三弾...... って、何か巻を重ねる毎に股が増える仕様なんでしょうか(:^^)
今回はとにかく水着を出すための御華詩ということで、番外的な内容という印象でした。まぁ、先に繋がる伏線もチラホラとは出ていますがね。なので、次巻に期待。
という訳で引き続き『オトコを見せてよ倉田くん4』です。
D-breaker #3
二階堂紘嗣・著、フルーツパンチ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月16日(火)読了。
蛍火との戦いからしばらくの時が過ぎた頃、突如ノエルが倒れる。
どうやら、それは蛍火から受けた咒《カーズ》によるもので、治療の為に優馬たちは重層世界調律機関の本部へと赴いた。
だが、そこで彼らを待ち受けていたのは......
世界のバランスを取る=調律を行う者達とそれを崩す=歪曲を行うモノの対立の物語。
優馬とノエルの過去も語られ、二人に焦点を当てた物語はこれで一段落、と言ったところですな。
まだ、未回収の伏線が幾つかありますが、続きが出るのかどうか...... これはこれで綺麗に終わってはいますからね。
てなところで次は『オトコを見せてよ倉田くん!3』です。
図書館迷宮と断章の姫君3
おかざき登・著、ちゅ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月14日(日)読了。
王国同盟とどうにか和解したい刻馬。
しかし、王国同盟側は切り札を手にしていた。
一方で、LLL《スリーエル》が遂にイクミの元へと伸びようとしていた。
なんとしても、その手を逃れようと刻馬がとった手段は......
図書館迷宮を巡る御華詩、これにて完結。
タイトルロールが出てきたところで、終わってしまったのは勿体ないかなぁ、と思います。色々と解決仕切っていない問題もありますし。それでも、物凄く駆け足でしたが収まるべきに収まって、あの悲惨な生い立ちからは良い形の結末に繋げたと思います。
あと、どう考えても最終的に一番報われたのは誠十郎な気がして仕方が無い......
てなところで次は『 D-breaker#3 』です。
図書館迷宮と断章の姫君2
おかざき登・著、ちゅ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月14日(日)未明読了。
ある日、刻馬のクラスに転校生がやってきた。
サムライのようなその少女の名は、宗近刃紋。
早々に刻馬と刃を交え、互いに腕前を認め合うこととなった。
そんな彼女には尋ね人があった。
かつて彼女を救ってくれた運命の人とは......
『図書館迷宮』という設定や魔導書を行使しての魔法の設定が中々に楽しい御華詩第二弾。
今回は、新キャラ投入を軸に一気に話を動かした感じですねぇ。
まぁ、早々にバレバレな設定に気付けなかったことに凹みつつも、サクッと楽しんで読むことが出来ました。
てなところで次は続きの『図書館迷宮と断章の姫君3』です。
すいーとブラッド
三原みつき・著、 REI ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月12日(金)読了。
阿部春明は安倍晴明の末裔で陰陽師を自称していた。
そんな彼が、クラスメートのかおるに説教をされた後の帰り、全く周りと交流しようとしない詩絵を見掛ける。
気になって追いかけた所、彼女の大きな秘密を知ることとなる。
その結果、詩絵との距離が急速に縮まることになって......
これは、陰陽師の面白い解釈ですねぇ。一見無茶苦茶なようで、冷静に考えればあながち間違っていない、この着眼点はいいですな。その結果として『嘘』というものが人間にとってどういう意味を持つのか? そんな観点から展開するラブコメですかねぇ。一方では異質なものの対立という構図も秘めていてそこは前作とも共通する部分ですね。今回でようやく人間関係がスタートラインに着いたような感じなんで次に期待です。
てなところで次は『図書館迷宮と断章の姫君2』です。
神明解ろーどぐらす3
比嘉智康・著、すばち・イラスト、MF文庫J。
11月10日(水)未明読了。
下校か、十勝の前に大いなる試練が待ち受けた。
それは、夏休み!
学校が休みということは下校も出来ないということである!
ゆゆしき自体に、彼はモラトリアムをゲットすることに成功する。
それは......
『下校』を至上の喜びとする主人公の視点で描かれる日常系ラブコメ、になってきた感じですな。
とは言え、今回のラストはかなりキツイですが、それでも、ここまでの伏線が一気に動いてこうなった訳で。
今まで四人で居ることが当たり前だった十勝、千歳、まりも、さきっぽの関係が、ここからどう動いていくのか、続きが楽しみでなりません。
てなところで次は『すいーとブラッド』です。
神明解ろーどぐらす2
比嘉智康・著、すばち・イラスト、MF文庫J。
11月8日(月)読了。
下校に情熱を燃やす十勝にとって、ゴールデンウィークは大敵だった。
その敵も去り、彼の前に訪れたのは十週間の祝祭日の無い日々。
週に五日きっちり下校できるその十週間を彼はGW《ゴールデンウィーク》10と名付ける。
そうして、折角だからとGW10に各自下校の目標を立てることになり......
たかが下校、されど下校で笑いあり涙ありというような物語が展開するシリーズ第二弾。
読んでて暖かい気分になれますねぇ。十勝いい奴だ。
それでいて、ラブコメ的な要素も入ってきてまたそれがさりげなくていいですな。
確かに、それは四人での下校い一席を投じる要素ですし、どうなるか次が楽しみです。
てな訳で引き続き次は『神明解ろーどぐらす3』です。
緋弾のアリア7~火と風の円舞《キャスリング・ターン》~
赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月6日(土)読了。
キンジ達の乗る東京へと戻る新幹線が何者かにジャックされた!
特殊な爆弾が仕掛けられ止めることもままならない。
相手はキンジやアリアを手玉にとり、京都でレキに重傷を負わせた『万武《ワンウー》』。
暴走特急が東京へ着けば、ジ・エンド。
限られた時間の中で乗り合わせた武偵達で事に当たるキンジ達だが......
レキを中心とした物語の収束。そして、新たな始まり。
完全にレキがヒロインとなったかと思えばアリアの方もしっかりフォローされてたり、そつない展開ですねぇ。
まぁ、白雪の扱いが可成り酷い気もしますが、そういうキャラだから仕方ない。
後は、表紙のジャンヌが制服姿なのに何故裸眼なのかが......
ともあれ、次も楽しみです。
てなところで次は『神明解ろーどぐらす2』です。
不堕落なルイシュ2
森田季節・著、伊東ライフ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月5日(金)読了。
那智を救うため、兄の元を訪ねるミタマ。
しかし、兄は引きこもりをこじらせて山ごもりの末に悟りを開いた修験者。
加えて、極度の男性恐怖症。
兄の潜伏する修行場を訪れたミタマは、彼のテリトリーには当然の壁にブチ当たる。
男子禁制。
兄に会うためには、修行所をクリアせねばならない。
だが、足の悪い那智だけでそんなことは到底不可能で......
不老不死となった人類が、人口爆発を防ぐために六十歳で処分される世界。
寿命を外的要因に委ねる人類にとって、家族とは何なのか?
『死』の概念がどこか違ってしまった世界での、家族の物語、これにて完結。
うん、最後が若干駆け足だった気もしますが、2冊で綺麗にまとまったと思います。狂った世界観のようで、純粋な愛の物語だったとも言えますな。このオチは、人を選びそうですが私は好みでした。丁度良い塩梅の読後感。
てなところで次は『緋弾のアリア7~火と風の円舞《キャスリング・ターン》~』です。
不堕落なルイシュ
森田季節・著、伊東ライフ・イラスト、 MF 文庫 J 。
11月4日(木)読了。
人間が不老不死となった世界。
人口爆発を回避するため、定年退拭として六十歳で『処分』されるのが当たり前になっていた。
そんな世界で絶大な権力を持つ神倉家の実質的な跡取り、神倉ミタマ。
彼は、クラスメートの凡庸な生まれの贄川那智と恋に落ちた。
しかし、彼女は不運から数日後に『処分』されることが決定されてしまう。
何とか、那智を救おうとミタマは妹の涙珠に助力を請うて......
これは面白い世界観ですねぇ。
色んな部分をデフォルメしつつも、行き着いた世界としては充分に合理的で納得の行く世の中です。
そんな世界で、『テスト』が得意、つまりは『教科書に載っていることなら何でも解決できる』、それでいて応用力が皆無なので『教科書に載っていないことは何も出来ない』という主人公のミタマのキャラ付けが皮肉が効いていてよいですな。
ただ、悲惨な世界観の中で描かれているのは歪みまくって一周回って純粋な『愛』の物語だったとも思えます。やっぱり、ダークな路線ですが、ここからどんな物語が展開するのか楽しみにします。
と言いつつ、既に2巻が出ていたので次は引き続いて『不堕落なルイシュ2』です。
みにくいあひるの恋4~哀しみのない自由な空へ~
日日日・著、みことあけみ・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月28日(木)読了。
治療と称して、あひるが連れ去られてしまった。
陀衣は遊菊達の協力を得て、懸命な捜索を続けている。
しかし、そんな陀衣の態度が『兄妹』の絆を脅かすものとして茜子には面白くない。
あひるを求めるほど、すれ違う陀衣と茜子。
遂に、陀衣は茜子に重要な言葉を投げ掛け......
恋が死に至る病であった世界での物語、完結。これはいい御伽華詩でした。
『恋』が災厄だった世界。でも、誰もにとって死に至る病ではない世界。
だからこそ、『恋の病』は特別で。
不治の病という最強の免罪符。
やるせない嫉妬。
ここには、人間の内面のどうしようもなく脆い部分もさらけだされていました。
それは、人間のみにくさ。でも、みにくさを自覚して乗り越えようとするからこそ、美しい。
『恋』を災厄として描くことで逆説的にその美しさが浮き彫りになる、そんな御華詩でした。
そんな容赦のない運命に抗った一つの恋の物語は、『ハッピーエンド』でした。
どんな『ハッピーエンド』かは読んでのお楽しみ。
しかし、本当こういうのが上手いというか好きですね、日日日。人間が大好きだからこそ書ける物語だと思います。
てなところで次は続けて日日日作品で『ひなあられ』です。
ゴミ箱から失礼いたします4
岩波零・著、異識・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月26日(火)読了。
ひょんなことから命がけで氷柱を救うこととなった萌える太こと萌太。
お互い憎からず思いつつもあと一歩が踏み出せない二人。
そんな状況に、氷柱の父が妙な提案をしてくる。
子煩悩な筈の彼が、条件次第ではゴールデンウィークの最後に氷柱と二人で旅行に行ってもよいと言うのだ。
何か裏があると想いながらも、その条件に従う萌太だったが......
ゴミ箱を巡る物語も遂に完結!
妖怪の考証が中々楽しい御華詩でしたが、それも順当なところに落ち着いた感じですな。
しかし、四冊も読んでいるとゴミ箱に入っている主人公が普通に見えてくるのですから、人間の順応力とは凄いモノです。
あと、どうしても主人公とは相容れない部分が出てしまったのが残念。なんてことを幼馴染みに言いやがりますか、この萌える太は!
てなところで次は『みにくいあひるの恋4~哀しみのない自由な空へ~』です。
えむえむっ!10
松野秋鳴・著、 QP:flapper ・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月24日(日)未明読了。
月日は巡り、学年が一つ進んだ春。
第二ボランティア部も新入部員勧誘の季節。
だが、ドM治療と男性恐怖症治療がメインの活動内容を新入生にみせる訳にもいかない。
そうして、美緒様が提案したのが......
そうか、太郎達も二年生になったんですねぇ。でも、まだまだ治療は必要で。
そんな中で、太郎はフラグ量産して本格的ラブコメ展開になろうとしています。まぁ、何かしら抱えた者のある登場人物達のパズルのような恋模様は楽しいので、今後も楽しみですな。
で、人気投票結果発表はメタな感じで、まぁ、漫画ではよくあるタイプですがラノベではここまでやるのはノリ的に結構珍しかったかも。個人的には意外な結果で、これも楽しめました。
まぁ、BDも本日全巻予約したことですし、次も楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『とある魔術の禁書目録《インデックス》22』です。
えむえむっ!9.5
松野秋鳴・著、 QP:flapper ・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月23日(土)読了。
今日もまた、太郎の体質治療のための活動が繰り広げられる『第二ボランティア部』。
だが、その人間関係は若干変化が訪れていた。
そうして、太郎を巡った嵐子と美緒様の恋の鞘当ての筈がやっぱり太郎は気持ちよくなって......
うん、いつも通り。番外編だけに何でもありなのがよいですねぇ。
しかし、太郎、無自覚にフラグ立てまくりですねぇ。この新キャラは今後に絡んでくるのか?
そして、今回一番何でもありだったのが間宮さん。そうか...... うん、すごく既視感があるんですが、そのノリも許される世界観になってますね。で、酷い目にあう花片さん...... 基本、酷い目にしか遭ってない気もしますが、ちょっといい目も見れたような。その運命、プライスレス。
てなところで次は引き続いて『えむえむっ!10』です。
プシュケープリンセス3
刈野ミカタ・著、萩原音泉・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月14日(月)読了。
幻想世界《プシュケー》の『王位争奪戦』を大詰めを迎えていた。
火ノ見はテュエッラの意見を受けて遊園地を訪れる
人が多い場所であれば敵を見付けられる可能性が高いということだった。
だが、当然本音はそんなところには無かったのだが、空気を読まない火ノ見は舞やセレネも同行させる。
機嫌の悪いテュエッラと二人で話そうと舞とセレネと分かれたのだが、そこでテュエッラは妙な『縁《イデア》』を感じ取る。
その発生源である学校へ二人は向かったのだが......
『幻想世界』の代理戦争を『現象世界』にて行うシリーズ三作目にて無事完結。
舞台を限定して可成り小さく纏めた感はありますが、急ぎ足ながら決着は付けられたように感じます。まぁ、特に急いだと感じたのは火ノ見のデレだと思いますが(;^^) 女性キャラより、この主人公の設定が面白かったなぁ、と個人的には思います。
まぁ、プラトンをまともに勉強した人間にはこのギリシャ哲学に登場する用語の使い方に違和感があったりするんですが、そこを突っ込むのは無粋でしょうな(;^^)
てなところでようやくMFのストックが終了したので次は『破小路ねるのと堕天列車事件』です。
ラグナ・クラウン3
三門鉄狼・著、白田太・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月12日(土)読了。
『ベイカー』でのマリアを巡る事件解決後、唐突にマキアート学院に転入生が現れた。
それは、なんと王女、セヴィリアだった
『ベイカー』での一件を受けての潜入調査を目的ということだがどうにも行動は微妙だ。
そうしてロック達との学院生活を始めたセヴィリアではあったが、程なく、新たな転入生が現れる。
誰有ろう、薔薇の女王。
かつて、セヴィリアが滅ぼした筈の彼女が何故現れたのか?
敵対する意志はないようなのだが......
王道ファンタジー、これにて完結、ですな。面白くなってきた所だったのでちょっと残念な気もします。
馬鹿だからこそ、余計なことに惑わされず間違えないロックや、恋心と王女の間で揺れるセヴィリア、そして、『ベイカー』の一件でロックを意識し始めたマリア、とキャラ配置が整ったところでしたからねぇ。でも、その辺りの関係を一冊で可成り強引ではありますが派手に消化して終わったのは良かったと思います。その傍らで、ベタながら人間の業とか、結構深いテーマもあったようにも思います。まぁ、次回作に期待、ですかねぇ。
てなところで次は『プシュケープリンセス3』です。
みにくいあひるの恋3~ロボットは待ちくたびれた~
日日日・著、みことあけみ・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月11日(金)未明読了。
『人魚島』での事件の後、陀衣はあひると距離を置き、『妹』の茜子の側にいることにしていた。
茜子は映画研究会で文化祭に向けて制作する映画の脚本を担当していた。
かつて、閏高校であった悲劇を元にしたその映画の撮影を巡り、映研副部長の黄梨花は『三大美少女』の投入を考える。
そうして、半ば強制的に再びあひると近付いた陀衣は......
恋が現実に死に至る病だったらどうなるか? そんな思考実験とも言える『恋の病』を巡る物語第三弾。
今回は、陀衣とあひるを絡めつつも、茜子の親友吟とその兄である風太を中心とする御華詩でした。ただ、そのもって生き方が壮絶というか何というか、可成りえぐい展開でした。まぁ、それも日日日の持ち味の気もしますが、今回はラストがラストだったんで、これをどうハッピーエンドに持って行くのか、楽しみなような怖いような、そんな感じです。
てなところで次は『ラグナ・クラウン3』です。
ゴミ箱から失礼いたします3
岩波零・著、異識・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月9日(水)読了。
『妖怪ゴミ箱男』となった小山萌太は人間に戻るチャンスを掴むも、諸々の事情により戻れないでいた。
そんな彼が彩音とデートをすることになったところ、何故かそこに現れる氷柱と沙紀。
なし崩し的に四人で行動することになるが、そんな女性陣の行動の意味を計りかねる萌太。
そんな彼の鈍さが、やがて取り返しの付かない方向に向かって......
ゴミ箱に入った少年を巡るラブコメ、第三弾。うん、多分これで間違っていないはず。
何というか、彩音が不憫であったりしますが、今回は表紙にも登場して大分キャラに勢いが付いてきましたねぇ。
一方では氷柱も色々と分かり易くなってきてたりしつつ、今回の一件で何がどうなるのか、楽しみなところですな。まぁ、その氷柱を巡るあれこれは、可成りばかばか強い展開ですがそれが通るのは持ち味ですねぇ。
てなところで次は『みにくいあひるの恋3~ロボットは待ちくたびれた~』です。
かぐや魔王式!第7式
月見草平・著、水沢深森・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月9日(水)未明読了。
ハラグロこと錦織の生徒会入りが決定し、また、アイドルマスターという新たな仲間も入り順風満帆に見えた『新世界構築会議』。
しかし、その矢先に輝夜が学校へ来なくなってしまった。
その理由を探るため、初めて自ら会議を招集するハラグロ。
そうして、輝夜の家を訪れた『新世界構築会議』のメンバー達は衝撃の事実を知る!
今回は、輝夜と、生徒会長&舞の二編の中編でありました。まぁ、話的には繋がってはいるんですが。
しかし、何というか、錦織が回を重ねる毎に駄目なキャラになってますねぇ。もう、周囲の女性陣に弄られるのが板に付いてきてますし。新メンバーのお陰で拍車が掛かった気もします。でも、一番怖いのは多分、米倉さん。これですっかり『新世界構築会議』のメンバーの立ち位置も出来上がって分かり易くなりましたねぇ。で、それが、今回のラストを受けてどう動くのか? 次は修羅場の予感ですな。
てなところで次は『ゴミ箱から失礼いたします3』です。
聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》9
三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
6月7日(月)読了。
着々と復興が進む独立交易都市。
年越しの祭で一時の幸せを味わったのも束の間、一人の刺客が都市へと迫っていた。
そして、セシリーと別行動を取っていたアリアが偶然鉢合わせ攫われてしまう。
かくして、セシリーはアリア奪還のため、一路敵地へと赴くのだが......
気が付けばもう9冊目ですねぇ。セシリーがどんどんと成長する中、ルークがリサが、そしてアリアが色々と失っていきます。
それでも、セシリーならなんとかしそうな、そんな熱さはやはり心地よいですねぇ。色んなピンチが押し寄せてくる中、それらがどう打破されていくのか? ここからは見所が沢山ありそうです。素直に続きを楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『かぐや魔王式!第7式』です。
ダブルアクセス2
樋口司・著、のりたま・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月6日(日)読了。
相変わらず貧乏生活中の桃井兄妹。
夏を控えてクーラーを導入する費用も無く厚い日々を過ごす中、巧の元に仕事のメールがやってきた。
今回は、少し毛色の違う探索系のクエストだった。
厄介なクエストと言うことで巧と栞は仲間を捜して臨むのだが......
仮想世界を舞台としたネットゲームと現実の交錯する御華詩第二弾。
今回は謎解きというかクイズ要素満載でした。まぁ、知識問題以外は簡単だったのですが頭の体操には良い感じですな。
その裏では、妹やら弟やらが動き始めていたり物語も動いていましたねぇ。そして、この引きだと次が気になって仕方がありません。なので、次を楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》9』です。
天川天音の否定公式4
葉村哲・著、ほんたにかなえ・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月6日(日)読了。
長月学園では学園祭が近付いていた。
準備が慌ただしい日々の中、雪道を囲む女性陣はそれぞれに動き始める。
告白を決意した瑛子。
自分の気持ちに気づき始めた天音。
そして、領域の動きを察知したシロコ。
一方、少女達の思いをよそに御堂叶流も暗躍し......
様々な『式』を巡る物語も第四弾。一応、決着なんですかねぇ。
ラブコメ的な要素もありながら、繰り返す闘いなど神話的な要素を秘めつつ、全体的には殺伐とした空気が流れていて内包している雰囲気はよいですな。今回のクライマックスは中々容赦ない展開で素敵でした。
また、この作品は御堂叶流のあり方の物語だったようにも思います。彼女の動機は興味深いものがありますねぇ。
そんなところで次は『ダブルアクセス2』です。
まよチキ!3
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月5日(土)読了。
ジローは通学途中、漫画のようにトーストを加えた女の子と衝突しました。
ただ、ちょっと違ったのは、その女の子は原付に乗っていたのです......
そんな形でスバル様のファンの少女、宇佐美マサムネと出会ったジローは、彼女の謀略により近々開かれる学園祭まで恋人の振りをすることになった。
ジローは先にスバルと学園祭を回る約束をしていたのだが、それも保護にせざるをえない。
そんな事情を知らないスバルは傷ついて......
早々のコミカライズが決まった男装執事とチキンヤローのラブコメ話第三弾!
うん、この手のシリーズでどうしても陥るとおりジローの鈍さはもどかしいですな。でも、大分スバルは素直になってきた感じです。そこに、今回の新キャラ、宇佐美マサムネも絡んで、今後は更に盛り上がりそうですねぇ。
で、もう一人の新キャラの鳴海ナクルは...... うん、素晴らしいキャラですね。でも、『パンがなければメガネをかければいいじゃない』って物凄く聞き覚えのあるフレーズなんですがこれって偶然??
とまぁ、そんな感じで次は『天川天音の否定公式4』です。
緋弾のアリア6~絶対半径《キリングレンジ》2051~
赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月3日(木)読了。
イ・ウーとの闘いが終わった直後。
急速にキンジとの距離を詰めてきた少女がいた。
彼女の名はレキ。
天才的なスナイパーの彼女は、キンジのモノとなることを望むのだが......
イ・ウーとアリアの因縁が決着し、新展開を迎えた第1巻。
ここからはレキの物語と予告されていたとおり、彼女とキンジの物語となっています。アリア...... 不憫だ。
正直、展開自体はベタベタなんですが、見せ方が上手いですねぇ。最後の最後のオチも今回のシリーズに深く関わってくる情報を端的に示してますし。何はともあれ、次が楽しみです。
てなところで次は『まよちき!3』です。
荒瀬はるか、容赦なし!3
熊谷雅人・著、魚・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月2日(水)読了。
クリスマスが近付いていた。
竜弥達の住む地域では『ホワイトツリー』と呼ばれるスポットを男女が手を繋いで一回りすると幸せになれるという噂があった。
そんなホワイトツリーにはるかは竜弥を誘う。
何か裏があるのではないかと辟易とする竜弥であったのだが......
退魔師名門のおちこぼれ少年と、天才的な退魔術の使い手ながら末端の家の出の荒瀬はるかによる退魔の物語、これにて完結。
う~ん、最近は3冊進行みたいですが、ちょっと物足りないというかこれからって感じだっただけに寂しいですねぇ。はるかのキャラ付けは秀逸だったように思うんですが、それがここにきて活きてきただけに勿体ない印象は否めません。次回作に期待ですねぇ。
てなところで次は『緋弾のアリア6~絶対半径《キリングレンジ》2051~』です。
ごくペン!3
三原みつき・著、相音うしお・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月31日(月)未明読了。
毒マムシ学園の建て直しは順調に進んでいた。
だが、立て直し以前から在学している卒業間近の三年生は学生らしい体験を全くしていない。
そんな彼らのために、凛子は〈毒マムシ学園のアツイ冬〉を企画する。
それは、林間学校・スキー教室・修学旅行・卒業旅行を兼ね備えた一大企画。
学園の生徒縁のホテルに安く泊まれると、津軽海峡を目的地に毒マムシ学園一同は旅立つのだが......
はぐれものの学校を『極道』で立て直す、そんなテーマの作品もこれで完結。
まぁ、途中でまとめに入ってるのが感じられましたが、やっぱり色々とストレートに言いたいことが伝わってきて心地いい御華詩です。そして、オチも秀逸です。この1冊で主要なキャラは一通りその課題に決着を付けてますし、まだまだ毒マムシ学園は躍進を続けるのだろうなぁ、と感じられる、そんな御華詩でした。
......でも、もうちょっと読みたかったなぁ、というのが正直な所。
てなところで次は『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc5 』です。
烈風《かぜ》の騎士姫2
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月27日(木)読了。
男として立派な騎士を目指すカリン。
ドーヴィルの闘いで功績を残し、マリアンヌ姫の覚えも目出たくなり騎士見習いでありながら名を知られる存在となっていた。
一方、カリンの面倒を見る騎士、サンドリオンは死んだはずのかつての恋人が生き返っていたことを知り、衝撃を受ける。
その真相を掴むべく、単身捜査を続けるのだが......
サンドリオンに主眼を置いた御華詩となっていましたが、いい感じに持っていきましたねぇ。今回は、本当美味しい所を沢山持って行きましたな。ナルシスとバッカスも味のある立ち位置で野郎キャラが魅力的なのが素晴らしい。よく考えたら、基本男世界が舞台になってるから当然なんでしょうが、普段は馬鹿だけど決めるときは決めるって典型的なノリが心地いいですねぇ。
まだまだ、謎は残っているので続きも楽しみです。
てなところで次は『ごくペン!3』です。
白銀の城姫《ベルクフリート》2
志瑞祐・著、上田夢人・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月25日(火)読了。
リール要塞の攻防後。
リンツとシャトレアはマイスター・ストランゼンを追って戴冠都市ランスを訪れていた。
奇しくも、英雄ジャンヌ・ダルクを称える祭りの中、息抜きも兼ねて羽を伸ばすことにしたリンツ達。
しかし、街では〈青髭公〉による子供の誘拐事件が起こっていて......
城擬人化作品第二弾。城の性質やら中世の建築物の設定が活きていてよいですねぇ。
今回はヒロインとしてのシャトレアの魅力を引き立てつつ、シリーズ通しての目的を明確にしたりシリーズ2冊目としていい感じの内容ですな。最後では、何かお約束な展開になってますが、これもまた一興。素直に続きが楽しみなシリーズです。
てなところで次は『烈風《かぜ》の騎士姫2』です。
三流木萌花は名担当!3
田口一・著、をん・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月23日(日)読了。
いよいよ第二巻の完成が近付いた頃。
突如、孝一の家にイラスト担当の輪廻姫が転がり込んでくる。
どうも、母と考えが合わずに飛び出してきたらしい。
そこに、打ち合わせのために萌花がやってきて自分も共に暮らすと言い出して......
ライトノベルの舞台裏を描く今シリーズも最終刊。最後は、輪廻姫(本名:井中トメ子)を通してのイラストレーターの御華詩でした。
表紙の効果やら、イラストにする場面の選定やら、文庫であるが故の考慮点など、言われて見ればなるほどということが沢山ありました。また、輪廻姫自体の物語もいい感じでした。面白い素材で終わるのが残念とも思いますが、これぐらいがいい塩梅とも言えます。章扉の架空ラノベプロットネタが大変でしょうし(;^^)
てなところで次は『白銀の城姫《ベルクフリート》2』です。
えむえむっ!9
松野秋鳴・著、 QP:flapper ・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月20日(木)読了。
紆余曲折を経て、遂に付き合い始めた太郎と嵐子。
しかし、それと同時に第二ボランティア部を揃って首になってしまう。
どうにか、部活に戻して貰おうと懇願するも、美緒は頑として譲らない。
そんな第二ボランティア部に、よからぬ輩が忍び寄り......
アニメ化決定で益々勢いの付いた今作も遂に9巻。ドMと男性恐怖症とドSの三角関係? 的な方向に進んだというか何というか、今までの積み上げによってここからスタートとも思える御華詩ですな。このキャラ配置は本当、良くできてますからねぇ。これからの展開が楽しみです。
あ、あと、雪之丞がなんだかんだで美味しいキャラですね。
てなところで次は『三流木萌花は名担当!3』です。
D-breaker #2
二階堂紘嗣・著、フルーツパンチ・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月18日(火)読了。
ある日突然、優馬の前に現れた『特殊追跡班《レースランナー》』の少女、窪双美理梨《くぼふたびりり》。
彼女は、優馬が凶悪な歪曲士に狙われていると告げ、理梨とノエルが護衛になると言う。
奇しくも、時を同じくして神隠し事件が起こる。
その事件と歪曲士の関係を疑う内、優馬の幼馴染みであるあゆきの身近なところで神隠しが発生し......
比較的オーソドックスな能力バトルモノですが、今回はテーマが面白かったですねぇ。ちょっと強引な感じでしたが、最後の最後で綺麗にまとまっていたと思います。ただまぁ、風呂敷が広がっただけで未回収の伏線も多々見受けられるんでそれは続刊での回収を期待、ですかね。
てなところで次は『えむえむっ!9』です。
神明解ろーどぐらす
比嘉智康・著、すばち・イラスト、MF文庫J。
5月16日(日)未明読了。
池田十勝は高校入学式の帰りに立ち寄ったデパートの催事場で3人の少女と出会った。
見目麗しいにも関わらず自分に全く自信がないネガティブ嗜好の千歳キララ。
可愛らしい外見だがナルシスト気味な丹下まりも。
小学生と見紛う小ささだが高校生カメラマンとして活躍する富良野咲。
そうして始まる、十勝の下校ライフ。
そう、これは、下校に並々ならぬ情熱を燃やす少年の物語......
色々と裏はありそうですが、『ギャルゴ!!!!!』と違って今回は何気ない日常というか『下校』だけで構成された御華詩でした。のんびりしていたり、鈍かったり勘違いが甚だしかったりでもどかしくもありますが、路線は面白いですねぇ。予想される裏によっては化けてきそうなので続きも楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『 D-breaker #2 』です。
図書館迷宮と断章の姫君
おかざき登・著、ちゅ・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月12日(水)読了。
突如、一つの街を飲み込んで『図書館迷宮』が現れた世界。
それから十六年を経て、『書物』を用いる『読書魔法』を使う適正を持つ子供達が生まれていた。
九条刻馬は、『読書魔法』の使い手を養成する学校に在籍しながら『読書魔法』を忌避している。
そんな彼が、ある日幼馴染みの家で人化した書物の少女と出会って......
うん、迷宮探索の物語であり、本の内容を魔法として用いる設定など、中々楽しいですな。
ダンジョンRPG的な世界観なので、前作よりもリアルに人死にが出たりするハードな世界観ではありますが、根底には前作で見せた優しい空気があってホッとします。シリーズの導入と言うことで未回収の伏線もあったりするので、先ずは次を楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『神明解ろーどぐらす』です。
ラグナ・クラウン2
三門鉄狼・著、白田太・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月10日(月)読了。
セヴィリア率いるルルカ大隊によるローズ・クイーン討伐から数日が過ぎていた。
その報奨として仲間の一人、マリアの連続殺人容疑を晴らすため霧の都『ベイカー』に向かう。
だが、到着早々セヴィリア一行はマリアの古巣の自警団に拘束されることになる。
そこを、侍女のマツダと入れ替わったセヴィリアが切り抜け、ロックと共に捜査を行うことになったのだが......
二冊目と言うことで作品世界の掘り下げとか終わった設定の続きの伏線やらがありますが、基本はマリアの容疑を晴らすための捜査。で、名前と特徴からロンドンがモデルになっているからか微妙にミステリチックな御華詩でした。まぁ、真面目に推理する必要もないレベルですが、ラノベの場合はこれぐらいがいい塩梅なんでしょうねぇ、とかそんなことを感じたりしました。
でも、ロックの馬鹿でエロいけど仲間思いとかベタな設定が活きてて読んでて楽しい御華詩です。今回でまだ続く余地は出ているんで続きも読みたいと思います。
てなところで次は『図書館迷宮と断章の姫君』です。
ゴミ箱から失礼いたします2
岩波零・著、異識・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月5日(水)読了。
ひょんなことから『妖怪ゴミ箱男』となってゴミ箱に入った生活を送る小山萌太。
そんな彼も、遂に人間に戻れる時がきた。
ようやく自分の足で地に立つ喜びを味わうも束の間、布団に入って目覚めると自分がゴミ箱になっていた!
どうやら、再び『妖怪ゴミ箱男』となってしまったようだが......
主人公が基本的にゴミ箱に入っているという御華詩第二弾。
テンポのいい掛け合いと、バカバカしい妖怪の設定がよい塩梅ですねぇ。
そして、ヒロイン達の関係も示されてラブコメ展開もしやすくなった感じです。
まぁ、ここからどう展開するのか解りませんが、続きが出たら読んでみたいと思います。
てなところで次は『ラグナ・クラウン2』です。
鳳凰堂みりあは働かない!3
石川ユウヤ・著、シロガネヒナ・イラスト、 MF 文庫 J。
5月4日(火)読了。
ニートを目指すお嬢様、鳳凰堂みりあのハローワークとなった火車ヒイロ。
今日も今日とてお嬢様の我が儘に従う日々を送っていた。
だが、そんなある日、彼の前に一人の美少女が現れる。
『愛』を何より大切にする彼女、杜若怜央はヒイロの理想のご主人様だった。
彼女はみりあからヒイロを奪おうとするのだが......
ニートを目指すお嬢様と小銭が絡むと超人的な力を発揮する少年との物語もこれで完結っぽいですな。
面白いテーマだっただけに、勿体ない気もしますがこれぐらいで閉じた方がよいようにも思います。
風呂敷を畳むために可成り急展開でしたが、何とか他のヒロイン達の物語、特に円については補完されていたのでよしとします。
とまぁ、そんなところで次は『ゴミ箱から失礼いたします2』です。
かぐや魔王式!第6式
月見草平・著、水沢深森・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月1日(土)読了。
仮面優等生、錦織の悲願である生徒会選挙が近づいていた。
だが、突如その覇道に立ちふさがる存在が現れた!
その名は『弓削満月《ゆげみつき》』。
転校生でありながら、あっという間に男子の心を掴み、その勢いで生徒会に立候補したのだ!
しかも、満月は幼稚園の頃の錦織の初恋の相手でもあって......
ここにきて新キャラ投入ですが、これで停滞気味の錦織と輝夜の関係も動きそうになってきましたねぇ。
まぁ、話の方は本当にベタですが強引ながらきちんと計算されたオチは心地よいですな。
あと、巻を重ねる毎に米倉さんの黒さが増してるのは気のせいでしょうか(;^^)
てなところで次は『鳳凰堂みりあは働かない!3』です。
プシュケープリンセス2
刈野ミカタ・著、萩原音泉・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月29日(木)読了。
この世界から消えてしまった妹を追う柊火ノ見。
彼は、幻想世界《エリュシオン》の王位継承戦争に巻き込まれていた。
そんな彼の前に現れたのは、以前の闘いでその存在を失った筈の幻想世界人《プシュケー》、セレネによく似た少女。
幻想世界を巡る謎の手がかりを得ようと彼女に近づく火ノ見だったが......
全体的に正統派の異世界人の力を借りたバトルモノ。今回でシリーズとしての謎のようなモノも出てきて方向性が出てきたような雰囲気ですな。結構大胆に動かした部分もあるので、ここから何処に行くかも引き続き読んでいきたいと思います。
てなところで次は『かぐや魔王式!第6式』です。
わるぷるキス!3
内山靖二郎・著、ニリツ・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月28日(水)未明読了。
夏花の様子がおかしい。
何やら、魔法の制御が効かず態度も子供っぽくなってしまっている。
どうやら、魔法風邪という病気らしい。
本来なら子供が掛かる病気だがジギタリスの影響で掛かった可能性が高い。
そうして、綾音と優人は薬の材料を取りに行くことになるのだが......
魔女に対して隔離政策が採られた世界での、魔女と人間の対立構図を軸とする御華詩も、ちょっと寂しいですがシリーズ完結となりました。広げた風呂敷は閉じ切れていませんが、それでも、大事な部分は押さえた形だったかなぁ、と思います。正直、あと1冊で残りの部分が描かれると読んでるときは思ってたんで、残念な気持ちも大きいです。とは言え、これで別シリーズを書くことになるかと思いますが、出来れば『クダン』の続きが読みたいですねぇ。
てなところで次は『プシュケー・プリンセス2』です。
ぱんどら!2
西野かつみ・著、蔓木鋼音・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月27日(火)未明読了。
ひょんなことから魔女ハルマの下僕となった富士山清貴。
彼は、ハルマと協力してパンドラの箱から解き放たれた<災厄>を追っている。
だが、最近は<災厄>が大人しくしている折り、ハルマとの行き違いによって関係がぎくしゃくしてしまい......
まぁ、なんというかバカな御華詩ですな。今回は特に、間の繋ぎというか伏線提示をのんびりしつつ日常を描いたとかそんな雰囲気です。前半は『かのこん』ってそういや最初の頃はこれぐらいソフトだったかもしれないなぁ、とかいう感じでしたが後半はようやく話が動き出してここからって印象ですな。あと、あとがきのバカさ加減に磨きが掛かっていますね(;^^)
てなところで次は『わるぷるキス!3』です。
オトコを見せてよ倉田くん!2
斉藤真也・著、フミオ・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月15日(火)読了。
倉田優樹のクラスにやってきた転校生、兎月ありす。
自分の好みの美少女で喜んだのも束の間、彼女は妖調査員だった。
何でも、優樹が二股を掛けることになって幼馴染みの愛依とその親友小夜が正体がばれるようなマネをしていないかの調査に来たらしい。
彼女らに近しい優樹に協力を求め、一週間の調査が開始されて......
年上好きが年下の幼馴染みとその親友に二股を掛けることになるドタバタラブコメ第二弾。
今回は新キャラも入って、シリーズとしての形を作っていこうという雰囲気の御華詩ですな。
そのありすは、結構キャラ付けは色々と詰め込まれてて若干微妙ながら、まぁ、最後は上手いこと収めたなぁ、という感じです。
これで、話は膨らみ易くなったようにも思えるので、次も読みたいと思います。
てなところで次は順序を入れ替えてGA文庫大賞受賞作『踊る星降るレネシクル』です。
竜王女は天に舞う2
北元あきの・著、近衛乙嗣・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月13日(火)読了。
《竜の箱庭》学園は活気づいていた。
交流戦という名目での学園祭が近く開催される為だ。
だが、シグは止むにやまれぬ事情で交流戦へ参加することになった。
対戦相手は《串刺し令嬢》の異名を持つエリーゼ。
勝ち目どころか命の保証さえ無い戦いを強いられたシグは......
剣と魔法と銃と飛行機とワイバーンな感じのファンタジー世界の物語第二弾。
《ヴァルハラ舞踏会》はちょっとお休みで、今回はヒロインの立ち位置がはっきりさせる御華詩という感じですな。
意地っ張り×2といざという時に勇気が出ない×1。前者二人が似て非なるものでその対比は面白いですねぇ。
そして、次があればサービス回(?)。とりあえず出れば読みます。
てなところで次は『オトコを見せてよ倉田くん!2』です。
ゼロの使い魔18~滅亡の精霊石~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
3月4日(木)読了。
どうにかルイズと再会することが出来たサイト。
離れた期間は結果的に二人の距離を近づけることとなっていた。
一方、ガリアを舞台に暗躍するロマリアの野望を砕くべく、アンリエッタ達と共に作戦に望む。
だが、その先に待ち受けていたのはハルケギニアを揺るがす恐るべき事態で......
苦難を乗り越えてルイズとサイトの関係も落ち着いて来たところで、今度は世界の方がとんでもないことになっていきましたねぇ。今まで積み重ねたモノが上手いこと活きて、いよいよと物語も大詰めに向かっているように感じられます。
虚無とは何か? その辺りの意味も仄めかされつつ、ここからは新章となります。そして、否が応でもこれからはあの勢力との対峙が必至となりました。まだまだどうなるか分かりませんが続きも楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『戦う司書と世界の力』です。
聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》8
三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
3月3日(水)読了。
帝政列集国の襲撃から十日ほど、独立交易都市は復興の途にあった。
比較的平和な時を過ごすルークは、思い立ったかのように動き始める。
目的を果たすため、療養中にも関わらず家に居ないセシリーを探して都市を歩く。
幾度かのすれ違いの末、遂に見つけたセシリー。
だが、何故か彼女は看護服を着ていて......
新章開始の第八巻。今はまだ準備段階ですが、色んな要素の足音が聞こえてきますねぇ。
世界情勢も大きく変化してしまい、緊張状態を強いられていくことを感じさせながら、その裏で蠢く者達。
かなりえげつないところもあったりしますが、その準備された者達がぶつかるときに何が起きるのか?
これからの展開を楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『ゼロの使い魔14~滅亡の精霊石~』です。
ダブルアクセス
樋口司・著、のりたま・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月1日(月)読了。
桃井巧は事情あって貧乏だった。
それでも、若干特殊なオンラインゲームのテストプレイの仕事をしながら妹のヒナを養って日々を過ごしていた。
ある日、そんな彼の家の隣に、美少女が引っ越してきた。
しかも、同じクラスに転校してきたその美少女、立花栞との出会いを運命的に感じた巧。
確かに、運命的だった。
だが、それは甘い恋愛話ではなく......
オンラインと現実を交錯させた往年のSF的な構図の物語ですが、主人公のコンプレックスとかその解決とかの描き方は前作の空気感を感じさせますね。2作目第1巻ということで物語の構図を提示する部分が主題になっていました。まぁ、正直部分的にちょっと登場人物同士の会話と心情の動きに強引さを感じたりもしたんですが、テーマが中々面白いので次にも期待ですねぇ。
てなところで次は『聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》8』です。
天川天音の否定公式3
葉村哲・著、ほんたにかなえ・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月27日(土)読了。
夏休みに瑛子の誘いで彼女の家の別荘へと訪れた雪道、天音、シロコ。
別荘に到着し、雪道が自分に宛がわれた部屋に入ると、何故か先客が居た。
アラバスターのような白い肌を持つ少女の名はコッペリア。
『領域』の関係者と思われる彼女を警戒しつつも、雪道達は彼女を匿うこととなって......
更に燃料投下の第三弾といいますか、そんな御華詩ですな。ラブコメチックな日常の中に紛れ込む非日常というか、物語の中心となるコッペリアに関わるとある描写は結構面白い試みだなぁ、と感じました。ただ、ラブコメを前面に出しつつも『式』を巡る神話的な雰囲気も強まってこの作者の持ち味のようなものが感じられる内容でした。
こうして、ラブコメチックな日々と『式』を巡る戦いがどこへ進んでいくか、続きを楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『ダブルアクセス』です。
かのこん14~どきどき☆らぶれっすん~
西野かつみ・著、弧印・イラスト、MF文庫J。
2月25日(木)読了。
小山田耕太と源ちずるは今ではすっかり全校に響き渡るバカップル(主に性的な意味で)。
3年生になった耕太と何故か留年したちずるは遂にクラスメートとなる。
そんな始業式の日から、アイジンの望といつものごとくやらかしていた。
周囲があきれる中、とある新入生はそんな二人に驚くべき申し出をしてきて......
何だかんだと続いているバカップルの物語も巻を重ねてきましたねぇ。
子供が出来たり波瀾万丈ですが、高校三年生になって描写はエスカレートし続けてます。その陰で着々と進展しているたゆらと朝比奈さんのストーリーもよいですな。まぁ、そういった部分がクローズアップされがちですが、メインのストーリーも着々と進行していよいよシリーズのクライマックスに向かってきたというところでしょうか。このまま最後まで続けて読んでいきたいと思います。
てなところで次は『天川天音の否定公式3』です。
まよチキ!2
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月24日(水)読了。
ゴールデンウィークがやってきた。
ジローは妹の合宿により、一人で休日を満喫できるはずだった。
だが、世の中そんなに甘くはない。
妹が合宿に出かけて程なくしてかかってきた一本の電話が全てを台無しにする。
そうして、なんだか分からないうちに秘密を抱えた学園の王子、スバルがジローの執事として家に泊まることになって......
男装執事系ラブコメ第二弾。
まぁ、こういう受賞作の2巻らしく登場人物の立ち位置を汎用的にする感じで、いい具合にラブコメめいてきましたねぇ。女性恐怖症、男装と弱点が明確になっていて、キャラの動機付けも分かりやすいので、この調子で巻を重ねれば読みやすいラブコメシリーズになりそうですな。
てなところで次は『かのこん14~どきどき☆らぶれっすん~』です。
ごくペン!2
三原みつき・著、相音うしお・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月23日(火)読了。
エリートコースを外れ、幼なじみの権田原凛子を追って訪れた毒マムシ学園にやってきた五十嵐真太郎。
彼は、再会した凛子と共に学園の騒動をどうにか収め、今ではその学園をよくするための改革に乗り出していた。
だが、そんな娘の活動を知るよしもない凛子の父が学園の調査に乗り出して......
学園極道ラブコメというか、何でもありな感じになってきましたが、それでもブレないメッセージが伝わってくるいい御華詩でした。ここまで露骨にメッセージを込めた作品って最近は珍しいようにも思います。でも、共感を呼ぶメッセージだということでしょう。人に認められること、それがどれだけ嬉しいことなのか。今まで人に認められないでいた子供達がどうなるのか...... まぁ、基本はドタバタラブコメなんですがね。あと、新キャラは眼鏡を掛けているのかどうなのか今一微妙です。
てなところで次は『まよチキ!2』です。
みにくいあひるの恋2~死にぞこないの人魚姫~
日日日・著、みことあけみ・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月21日(日)読了。
あひるを巡る騒動も一段落した後。
遊菊の一言で『公認カップル』として後押しされることとなったあひると陀衣。
それは、あひるの『病』に取っては悲劇に向かうことでもあった。
当然、その対抗策も遊菊は考慮していた。
何でも、あひるの『病』の特効薬が存在すると言うことで......
『恋の病』が死に至る病となった世界での切ない恋物語第二弾。
サブタイトルの通り、今回のモチーフは若干ハイブリッドですが『人魚姫』です。こういうの、上手いですねぇ、日日日。
本来のハッピーエンドが避け得ないデッドエンドとなる状況下での書く人物達の心情がよく描かれていて、やり切れない気持ちになりますが、そんな生々しさが魅力の作品ですな。今回のラストでまたまた状況は大きく動いてきたので、この悲劇的結末が約束された恋物語がどのようにハッピーエンドとなるのか、続きを楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『ごくペン2』です。
三流木萌花は名担当!2
田口一・著、をん・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月6日(日)読了。
弱小三流木出版社の起死回生の策として、ライトノベルを書くことになった時任孝一。
担当編集であり、クラスメートでもある三流木出版の社長の娘、萌花の協力のもと、どうにか1冊の本を世に出すことに成功した。
だが、それは始まりに過ぎない。
ライトノベルは、シリーズ化してこそのモノである。
早くも、萌花は2巻のプロットを孝一に求めるのだが......
いや、なんかすごい心に響く御華詩でした。今回は、ライトノベルを書くという視点よりも、その本がどう世に出て行くのか、をデフォルメしつつ描く無いようだったのですが、本当、著者から読者までの間にどれだけの人間が関わっているのか、そして、読者に届くと言うことがどれだけ大きなことなのか、考えさせられる御華詩でした。これは、別にライトノベルに限らず、作家に限らず、何かしらを創る仕事をしている人間には共通するモノだと思います。また、商業に限らず、同人でも同じ。
初心に帰るというか、色々と思い出させてくれる御華詩でした。完全に感想ばっかりで内容に触れていませんが、前巻では活躍できなかった風見鶏さんが活躍してたり、新キャラが中々いい役回りだったりという以上は、読んでのお楽しみということで。
てなところで次は『みにくいあひるの恋2~死にぞこないの人魚姫~』です。
白銀の城姫《ベルクフリート》
志瑞祐・著、上田夢人・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月16日(火)読了。
偉大なる建築士、マイスター・ストランゼンのただ一人の徒弟、リンツ=レンハイトは逃げていた。
いきなり、我が身を襲った悪夢のような事態。
何とか追っ手をやり過ごすも、限界が訪れる。
いよいよ、逃げられない。
絶望がリンツの心を支配しかけたとき、彼の目の前には美しい城を思わせる少女が現れ......
新シリーズ開幕。城に宿る精霊的存在としての〈城姫〉の概念は非常に面白いですねぇ。
端的に言えば、城の擬人化。城の特性を特殊能力にしていたりして、その発想が面白いですねぇ。
また、周辺の設定として建築に魔法的要素を加えた〈建奏術〉など、建物、とりわけ城砦をテーマとした世界観が新鮮でした。これは、先が楽しみなシリーズです。
......いや、正直、ドルイドさんももっと読みたかったんですがね(;^^)
てなところで次は『三流木萌花は名担当!2』です。
D-breaker
二階堂紘嗣・著、フルーツパンチ・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月14日(日)読了。
世界を《歪曲》の魔の手から人知れず守る『調律士』。
そんな調律士見習いの優馬は初めての大きな任務で訪れた廃マンションの屋上で美しい少女と対面する。
しかし、彼女は優馬の話を聞かず、一方的に銃口を突きつる。
意味ありげな言葉と共に銃弾は放たれ、優馬は足場の崩落に巻き込まれて......
世界の歪曲と調律の対立に基づいた設定の、オーソドックスな能力バトルモノ、といったところでしょうか。冒頭の意味ありげな言葉の押収やら、端々に言葉遊びや気取ったような比喩表現が入っていて、味を出している雰囲気は前作に通じる気がします。今回はまだまだ導入。役者が揃ってここから物語りは始まるようなので引き続き読んでいきたいと思います。
てなところで次は『白銀の城姫《ベルクフリート》』です。
オウガにズームUP!4
穂史賀雅也・著、シコルスキー・イラスト、MF文庫J。
2月12日(金)読了。
夏休み、ククルは家で水着になるなど妙な行動を取り始めた。
ユージは不審に思って熱を測ってみるとやはり熱があるようだった。
かつて姉にして貰ったように、甲斐甲斐しくククルの看病をするユージ。
だが、その熱はただの熱ではなくククルに異変が起きて......
最終巻。脇を固めるキャラクター的にはまだまだ膨らむ余地があっただけに勿体ない気もします。美味しいネタはまだまだあったと感じるんですが。そんな風に、色んな伏線を一気に回収して性急に閉じた感は否めません。とは言え、落ち着くところには落ち着いたのでこれはこれでよかったのかもしれません。前作の最後もかなり思い切ったことしてましたしねぇ。
そんなところで次は『 D-breaker 』です。
緋弾のアリア5~序曲の終止線《プレリュード・フィーネ》~
赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月10日(金)読了。
遂に現れた『イ・ウー』の首魁『教授《プロフェシオン》』。
しかも、圧倒的な力の前に『教授《プロフェシオン》』にアリアは奪われてしまう。
パートナーを奪われたキンジは、絶望的な差をモノともせず、アリアを奪い返そうと『教授《プロフェシオン》』に挑む。
しかし、彼らはまだ知らなかったのだ。
『イ・ウー』との戦いなど、これからの運命に取っての序曲に過ぎなかったということを......
前回の引きから楽しみにしていた5巻でありますが、まさか、こんな風に進めるとは。そんな、期待を裏切りつつ盛り上げる御華詩でした。
まぁ、今回はその後に日常編とも言える短編があったりして空気が一気に弛緩してしまった感もありますが、そっちの御華詩は相変わらず、分かり易いエンターテインメント作品でよいですな。
もうこれで終わりかと思っていましたが、あくまでプロローグが終わっただけ。今回のラストのあれからどう話が膨らんでいくのか楽しみにしたいと思います。
そんなところで次は『オウガにズームUP!4』です。
わるぷるキス!2
内山靖二郎・著、ニリツ・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月16日(土)読了。
ワルプルギスの夜を無事に阻止した優人は、夏花の監視任務で魔法特区セイラムに残ることになった。
しかも、滞在先は夏花の済む女子寮。
ただでさえ、その本来の職務から負い目のある彼が、女の園に入って心安らかに過ごせるかというと......
なるほど、タイトルはそういう意味でしたか。
ということで今回はハンナシナリオ(?) って表現が何かに毒されていますね。でも、そんな感じ。
テーマが明確になるのは良いですな、うん。基本的に手堅い造りの作品で、今後の方向性もはっきりしましたし、続きを素直に楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『末代まで!』です。
二人で始める世界征服5
おかざき登・著、高階@聖人・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月15日(金)読了。
夏休みが終わり、文化祭が近づいてきた。
その料理の腕でクラスで存在感を増す竜太。
一方で、夏休みの旅行以来、積極的に竜太に迫る八都子の様子にやきもきする千紗とありす。
そんな日々に終止符を打つべく、千紗とありすは一つの決意をする......
暖かな悪の秘密結社による平和な世界征服の物語、遂に完結!
ラブコメ展開をしつつ熱い展開もありつつ、非常に心地よいラストを迎えました。
本当、こういう御華詩は読んでいてホッとしますねぇ。そして、高槻さんは何気に素晴らしい委員長でしたな。このキャラ付けは非常に興味深いですな。いや、そりゃ、千紗もありすも八都子もそれぞれに魅力的な広いんでしたがね。
このほんわかした空気は大好きだったので、この作者の次回作にも期待なのです。
てなところで次は『わるぷるキス!2』です。
竜王女は天に舞う
北元あきの・著、近衛乙嗣・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月15日(金)未明読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞佳作受賞作。
空と雲海に囲まれた蒼天世界。
幼なじみのロッテが駆るワイバーンに乗り、飛行客船<竜王女>号に途中乗船したシグ。
二人の通う魔術士養成学校<竜の箱庭>の担当教官ザウエルからの召喚だった。
何でも、奪われた「あるもの」を取り戻すために人員が必要になったと言う。
そうして、任務にあたるシグだったのだが......
ふむ、非常にオーソドックスなファンタジーですねぇ。パターン通りというか何というか。ちょっと正直、食傷気味な部分もあったりしましたが(;^^) ただ、世界観についてあえて細かく設定を書かずに、銃と魔法が混在する空気感を出してるのはよい感じですな。まぁ、一冊を費やしてシリーズとしての動機付けとか今後の展開させやすい構図を作り上げたような印象があるので、次にどうなるかですな。
てなところで次は『二人で始める世界征服5』です。
まよチキ!
あさのハジメ・著、菊池政治・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月12日(火)読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞最優秀賞受賞作。
狼嵐学園には理事長の娘、涼月奏とその執事、近衛スバルが通っている。
双方共に美しい容姿を持ち、奏は男子の、スバルは女子の憧れの的だった。
一方、二人のクラスメートである坂町近次郎は、家庭の事情で若干特異な性質を持つモノのおおむね平凡な男子高校生。
当然、そんなハイスオペックなお嬢様や執事と接点があるはずもない。
だがある日、近次郎はスバルの秘密を偶然知ってしまう。
そう、全校女生徒の憧れの的の美少年スバルは実は男装した女の子で......
いやはや、バレてはいけない男装の美少女、二面性のあるお嬢様、特異体質の男子高校生、勘違いしまくりの妹、一つ一つのパーツは全く真新しいモノでもないのに、組み合わせが非常に上手く嵌っていて最後まで飽きずに読むことが出来ました。その辺りが最優秀賞受賞の理由ですかねぇ。キャラクターの背景がしっかりしていてそれらを無理なく展開するプロットで、安心して読んでいられる作品でした。本当、ライトノベルとして王道とも言えるラブコメですな。これは、今後どういう風に話を転がしていくのか、楽しみです。
てなところで次は『竜王女は天に舞う』です。
鳳凰堂みりあは働かない!2
石川ユウヤ・著、シロガネヒナ・イラスト、 MF 文庫 J。
1月10日(日)読了。
画商のお嬢様、鳳凰堂みりあはニートになりたい。
そんな彼女にハローワークに任命された勤労少年の貧乏人、火車ヒイロ。
命を狙う暗殺者や詐欺事件の犯人として追いかける刑事などと一悶着がありながらも、二人の微妙な関係は続いていた。
そうして、ある日、みりあは思いつきでクラスのバレーボールを一大賭博として大儲けを画策するのだが......
むむむ...... 設定は面白いのですがちょっと散らばり過ぎというか微妙な雰囲気ですねぇ。
お金に執着するヒイロの行動が期せずしてヒロインのフラグを立ててしまうというのが基本的な構図なのですがちょっとばかりお金礼賛が緩んでしまっているというかラブコメ展開とのバランスが微妙というか...... まぁ、前作の癖をとって万人受けを狙いつつも個性を出そうとあれこれしているのが窺い知れる芸風ではありますな。とりあえず、ヒロインが追加されてまだ続きそうなんで続きは読んでみたいと思います。
てなところで次は『まよチキ!』です。
えむえむっ!8.5
松野秋鳴・著、 QP:flapper ・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月8日(金)読了。
美少年、だけどロリコン。
残念な高校生、日村雪之丞は見た目は幼女な天才少女、柊ノアが部長を務める発明部員。理由は言わずもがな。
彼は、ある日ノアの発明品が原因で眠り続けることとなる。
その発明品はRPGの世界をバーチャルに体験するというモノ。
日村の目を覚まさせるために、ノアは色々とあって頼りにしている砂戸太郎に助けを求める。
太郎につられての行きがかり上、第二ボランティア部の面々や辰吉や由美まで巻き込んでノアの発明品によるRPGの世界に飛び込むことになったのだが......
『変態大決戦! ドM対ロリ』
って端的にこれでも間違っていないところが素敵御華詩ですな。何というか、太郎のドMキャラが綺麗にまとまってるんで安心して変態の活躍を楽しむことが出来ていいですねぇ。何せ、彼の一人称ですから女性からひどい目に遭わされる度にはぁはぁする姿は読んでいて微笑ましいです。これだけ巻数重ねて読んでくるとそのぐらい達観してしまいます(;^^) まぁ、今回は番外と言うことで太郎と嵐子の物語は進展していませんがそちらは次を楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『鳳凰堂みりあは働かない!2』です。
ラグナ・クラウン
三門鉄狼・著、白田太・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月8日(金)読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞佳作受賞作。
『薔薇の悪魔』と呼ばれる存在に人類が地上を追われ100年近く。
人類は未だ地上を諦めず虎視眈々と力を蓄えていた。
そんな中、薔薇術と呼ばれる特殊能力に目をつけたセヴィリア王女は、独自に薔薇の悪魔の対策を研究し私兵を集めていた。
そうして、彼女は一人の少年と出会う。
「姫様の騎士となる男だ」
そう豪語する少年は確かに類い希な薔薇術の使い手だった。
しかし、その素行には大きな問題があって......
ぶっちゃけ、色々と要素を付け足してはいますがファンタジーの王道ですな。
主人公が「強い、けど、台無しなぐらいエロい」という残念な設定とか、若干苦しい気もしますが二転三転する設定など、エンターテインメントとして非常にそつなく組み上げられた作品という印象です。正直、ちょっと話が急すぎて感情移入しづらいところも無きにしもあらずですが、まだまだこういった作品の需要もあるということですねぇ。どうも、二賞同時受賞してるようなので機会があればメガミ文庫の方も読んでみたいと思います。
てなところで次は『えむえむっ!8.5』です。
荒瀬はるか、容赦なし!2
熊谷雅人・著、魚・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月6日(水)読了。
化学・物理部、通称『化物《ばけもの》部』部長荒瀬はるかは、ある日こう言った。
「すごくお金が欲しいです」
何でも、部活動を続けるための資金が苦しいらしい。
どういう使い方をしているのか、銀行へ100万円返済する必要があるという。
そこで、優勝賞金100万円の『渚の女王コンテスト』へ元アイドル候補生だった幽実香を送り込むことを決める。
しかし、とある事情でコンテストの審査に含まれる遠泳に幽実香が参加困難であることが判明するも、はるかは作戦を強行して......
手段のためには目的を選ばない、荒瀬はるかに振り回される、退魔師の名門山伏家の落ちこぼれ、竜弥の成長譚...... でしょうか? その視点で見ると良い具合に話は展開しているのですが、はるかの行動に理由があると匂わせているとはいえ、タイトルに嘘偽りなしの行動はちょっとばかり引いてしまうのも事実。まぁ、そういうキャラとして描かれてはいるのですが。そんなはるかが竜弥との関係でどう変わるかも、一つの見所なのかもしれませんな。
てなところで次は『ラグナ・クラウン』です。
烈風《かぜ》の騎士姫
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月4日(月)読了。
風の才能に恵まれた少女、カリーヌは幼い日に命を救ってくれた騎士に憧れる。
いつか自分も立派な騎士になると志し、腕を磨いていた。
だが正規の騎士団には女は入れない。
だから彼女はカリンと名乗り、男装して王都を目指す。
目的は、陛下をお守りする魔法衛士隊への仕官。
ところが、憧れの魔法衛士隊はなにやら様子がおかしくて......
『ゼロの使い魔』と世界観を同じくする別の物語。男装少女の成長譚、といったところですな。
主人公のカリン(カリーヌ)のキャラ付けがこういった物語の主人公向けで安心して読めましたねぇ。サンドリオンやバッカス、ナルシスなどのその周囲の男性キャラもよい感じです。まだまだ導入ですが結構悲惨な過去があったり今後の展開が楽しみです。
てなところで次は『荒瀬はるか、容赦なし!2』です。
ゴミ箱から失礼いたします
岩波零・著、異識・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月2日(土)読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞優秀賞受賞作。
始業式の放課後、小山萌太はふと思った。
教室のゴミ箱に入りたいと。
それは得も言われぬ衝動で、気がつけばゴミ箱にすっぽりと収まってしまっていた。
すぐに我に返るも後の祭り、ゴミ箱から逃れることは出来なくなっていたのだ。
そんな萌太の前に、新しいクラスメートの水無氷柱が現れる。
そして、萌太に非情な言葉を告げる。
「あんた、妖怪ゴミ箱男らしいわ」
こうして、妖怪を探知する能力を持つという氷柱と共に、困った妖怪達の手助けをする日々が始まって......
ああ、これはよく出来た御華詩ですねぇ。突拍子もない設定と、キャラクターの漫才、そして、その設定を活かしたラブコメ展開。綺麗にまとまっていて最後まで楽しく読むことが出来ました。特に、氷柱のキャラクター設定はよく出来ていると思います。基本部分だけ見ると戦場ヶ原ひたぎっぽい成分が強いですが、それだけではなく、魅力的なヒロインとして描かれていたように思います。ヒロインが一人に絞られている分、分かり易いと言えますね。
......まぁ、そのために噛ませ犬的な役割の眼鏡っ娘委員長の彩音がちょっとかわいそうですが仕方ないですな。
てなところで、次は『烈風の騎士姫』です。
プシュケープリンセス
刈野ミカタ・著、萩原音泉・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月1日(金)読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞佳作受賞作。
柊火ノ見は妹とチェスをしていた。
文字通りの『天才』である妹には六十四連敗中。
彼は、そんな妹が大好きで大切にしていた。
しかし、チェスの後、中座したとき。
彼以外の全ての人間が妹の存在を忘れてしまっていた......
異世界の代理戦争、能力バトルと非常にオーソドックスな御華詩でした。
本当に基本的な部分には全然真新しいモノはないのですが、妹の消失を軸にした主人公の人格形成やら幼馴染みとの確執といった部分がアクセントになっている、そんな感じですねぇ。キャラクターが描けている部分が受賞に繋がったということですかね。
てなところで次は『ゴミ箱から失礼いたします』です。
ごくペン!
三原みつき・著、相音うしお・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月29日(火)読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞審査員特別賞受賞作。
公立毒マムシ学園。
社会からドロップアウトギリギリの学生が集うその学園に、転校してきた五十嵐真太郎。
偏差値70オーバーでエリートコースまっしぐらの彼がそんな最悪の高校に転校したことには当然理由があった。
『一緒に東大に合格しようね』
そんな某漫画の影響受けまくりの約束を交わした幼馴染みの少女、権田原凛子がその学園に居ると噂に聞いたからだ。
しかし、想い人と再会を夢見て全てを捨てた彼を待ち受けていた現実は厳しいものだった。
「おひけえ願います!」
再会した彼女は、ヤンキーだらけのその学園で、私設の極道の女親分になっていて......
これはいいエンターテインメントでした。最初から最後まで分かり易いテーマで突っ走っていて、色んな要素を詰め込んでる割にはぶれずにそのメッセージはしっかりと伝わってくる、そんな御華詩でした。そもそも、この作品の主人公である五十嵐真太郎がそんな小説を書く必要に迫られる御華詩でもある訳で変則的にメタな要素と言えなくもないですが、そんな小難しいことを考えなくても、人を見下さずに対等に語ること、力を合わせること、弱さに諦めてしまわないこと、泥臭いベタなテーマが心に響きました。これだけばかばかしい内容でこれだけ力強くメッセージが伝わってくるのは本当に素敵な物語であります。その勢いがあとがきまで続いていて格好いいです。是非もなく、この作者の次回作は読みたいと想います。
てなところで次は『プシュケープリンセス』です。
オトコを見せてよ倉田くん!
斉藤真也・著、フミオ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月28日(月)読了。
第五回 MF 文庫 J ライトノベル新人賞佳作受賞作。
年上女性が好みといって憚らない高校生、倉田優樹。
彼には幼馴染みの猫柳愛衣とその親友、戌威小夜という仲の良い中学生が居た。
二人とも美少女と言って差し支えないのだが、年上好きの彼にとっては完全に対象外。
しかし、とある切っ掛けで二人に二股を掛ける羽目に陥って......
ふむふむ、中々に計算された御華詩ですねぇ。ツンデレとヤンデレに二股というのがテーマのようですが、そこに持って行く流れやらその後の展開が若干あざとさを感じつつも上手いことまとまっていたように思います。ベタな展開も組み合わせれば新鮮になるというか、そんな感じでしょうか? やりたいことがはっきりしていてそれがしっかり伝わってくる、そんな御華詩でした。続きそうなんで当面は追いかけてみたいと思います。
てなところで、次は『ごくペン!』です。
天川天音の否定公式2
葉村哲・著、ほんたにかなえ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月27日(日)読了。
学園に現れた新たな『虚構式』に対するための協力者、浅闇シロコ。
見るからに猫を思わせるその少女は、天音と行動を共にする雪道に一目惚れしたと言い始める。
終いには、雪道の部屋の前に引っ越してくる積極的なアタックに天音も瑛子も辟易とさせられる。
そんなシロコには実は秘密があって......
ふむ、キャラ設定などはありがちと言えばありがちな御華詩なんですが、詩的な演出などで特有の雰囲気がありますねぇ。こういうのは好きです。ちょっとシロコの設定があからさまながら消化不良な気がしないでもないですが(;^^)
あと、瑛子ってこんなキャラ...... だったとは思いますが方向性が違ってきたような。まぁ、ヒロイン3人体制になってこれからどこへ向かうのか、続きも読んでいきたいと思います。
てなところで次は『オトコを見せてて倉田くん!』です。
かぐや魔王式!第5式
月見草平・著、水沢深森・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月22日(火)読了。
今日も輝夜は新世界構築に勤しんでいた。
何でも、健全なる世界構築は、健全なる身体によってのみ達成できると言う。
そうして、新世界構築会議の面々は何故か体操着で縄跳びをすることになる。
コードネーム・ハラグロ、錦織はそんな中、一人のメンバーの特定の部位を哀れみを込めてついつい見てしまう。
それが、切っ掛けだった。
彼女、六道かなめは宣言した。
「六道、牛になります!」
今回は各ヒロインにスポットを当てた短編集という形でした。先のかなめの御華詩やら、結構頑張った米倉さんやら、これまで出番が少なかった妹の梢や、そして、相変わらずのようでどこか変わった輝夜やら。中々に楽しい御華詩でした。まだ続くようなのでどう進めて行くのか続きが楽しみですねぇ。
てなところで次は『天川天音の否定公式2』です。
蒼月のイリス3
星家なこ・著、平つくね・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月19日(土)読了。
『一色』を巡る闘いも、いよいよ終盤を迎えていた。
慎太郎の最後の相手は、彼の幼馴染みである榊十夜だった。
様々なモノ全てを背負って『一色』を目指す慎太郎と、愛する女性、慎太郎の姉の静香のために戦う十夜。
お互いをよく知るもの同士の最後の闘いの時は、刻一刻と迫って......
『一色』を巡る闘いも遂に終結。最後の闘いの動機付けは中々いいですねぇ。十夜の戦う理由が非常に興味深いモノでした。
また、慎太郎周辺が素直でない不器用な人間が多いのに対して、対照的に十夜はただ静香を愛するという信念の元行動する、そんな対比もよいですな。こうして決着が付いてしまったところでシリーズ完結のように思いますが、どうなるか、また新刊をチェックしていきたいと思います。
てなところで次は『かぐや魔王式!第5式』です。
桜木メルトの恋禁術
森田季節・著、 nino ・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月8日(火)読了。
小学生の頃から一人の少女を思いつづけた金沢大和。
転校という形でその想い人、二宮七緒と運命的な再会を果たした彼は、直ぐに行動に移る。
校舎裏に呼び出し、正に彼女に想いを伝えようとした時。
「す......」
あと一息でその言葉は発せられるはずが彼の口から出た言葉は、
「酢味噌」
どうしてもその言葉が発音できない彼の前に現れたのは恋禁術師を名乗る桜木メルトという美少女だった。
大和が告白できないのは、彼女が恋禁術を掛けたからだと言う。
しかも、それに飽きたらず彼には恋禁術師の才能があると強引に助手に任命してしまい......
語感がいいですねぇ、恋禁術。
恋愛を悪として、いちゃつくカップルには恋禁術で痛い目を見せる、そんな御華詩。
ストレートに『恋愛』という概念がテーマとなっている作品ですな。
全体的に細々としたところで「あれ?」と思わされたモノの、メルトと大和の関係の在り方とかはヒロインに振り回されている内に...... というベタな展開ながらよいですねぇ。
シリーズ化するかは解りませんが、これからどうなるかは気になるので続きが出れば読みたいと思います。
てなところで次は『生徒会の月末~碧陽学園生徒会黙示録2~』です。
三流木萌花は名担当!
田口一・著、をん・イラスト、 MF 文庫 J 。
12月6日(日)読了。
一冊の小説を世に出した高校生、時任孝一。
そんな彼を入学式の直後『時任零路』とペンネームで呼ぶ者が居た。
その名前は三流木萌花《みつるぎもえか》、誰有ろう、孝一の本を出版した三流木出版の社長の娘だ。
彼女は、売れ筋で中身のない本ばかりを出す父の方針に反発し、その為に孝一の担当編集となり彼にあるジャンルの本を書かせるべく奮闘を開始する。故に、彼女は命じる。
「担当命令よ! 『萌え』で『エッチ』な『ラブコメ』を書きなさい!」
だが、ライトノベルどころかマンガやアニメにさえほとんど触れたことの無い孝一が『萌え』など理解できる筈もなく......
果たして彼にそのようなものが書けるのか?
それは、編集者、三流木萌花の力に掛かっている!
って、大体こんな感じの御華詩で間違っていない筈。文学作品とかにしか触れておらず、基本的にエンターテインメント作品にはスターウォーズの第一作ぐらいしか触れたことのない少年にライトノベルを書かせようという流れ、ライトノベル製作の舞台裏を描いた作品でもありますな。その辺りを広義に捉えれば『バクマン。』とか『週刊少年リーダム』とかのラノベ版と考えられないこともない...... と思います。結構デフォルメされてるとは思いますが、ラノベとしての留意点とか言ったモノは感じられる作品でしたねぇ。
続きも出るようなのでまた追いかけて行きたいと思います。
てなところで次は『桜木メルトの恋禁術』です。
聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》7
三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
12月4日(金)未明読了。
群集列国から這う這うの体で帰りきた独立交易都市。
しかし、そこには悪夢のような光景が広がっていた。
多数の悪魔に蹂躙される守るべき町の姿に絶望に駆られるセシリー。
しかし、相棒のアリアの叱咤に目を覚まし、やはり、渦中へと飛び込んでいく......
いやぁ、もう、熱い。心地よい熱さです。その熱さが伝染していっているというか、リサもゼノビアもレジナルドも熱い。
新幹線で酒片手に読んでて酔いも吹き飛ぶ熱さでしたねぇ。こういうのはテンションがあがりまくります。なんというか、『宇宙英雄物語』の最初のイメージアルバムの解説の星海王ブラスではないですが『燃える!』としか言いようがありません。いいなぁ、こういうのは。その中で、セシリーとルークの絆も深まって、そこはほのぼのというか、そのバランスがよいですな。
御華詩としては今回で一つの大きな区切りとなって次から新展開。楽しみにしたいと思います。
てなところで、次は『三流木萌花は名担当!』です。
かのこん13~オトメとらいあんぐる~
西野かつみ・著、弧印・イラスト、MF文庫J。
12月3日(木)読了。
ついにあかねをデートに誘うことに成功したたゆら。
浮かれる彼になんだかんだと付き合ってくれるあかねに今日こそ思いを告げようと決意するも束の間、二人を大きなアクシデントが襲う。
なんと、二人はデートに訪れた『大恐竜展』が現実に存在する世界、つまり恐竜が生きていた時代に飛ばされてしまい、サバイバル生活を強いられることに......
......たゆら、よかったなぁ(じみじみと)。
何か、他に短編が幾つか入ってましたが今回のメインはたゆらとあかねの御華詩ですな。段々とあかねも打ち解けてって遂に...... って感じですが、オチが中々素敵でした。この作品は、バカップル達の間で純愛を貫くこの二人にこそあると思ってたので本当にこういうのが読めて本当に嬉しいです。
てなところで、次は『聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》7』です。
鳳凰堂みりあは働かない!
石川ユウヤ・著、シロガネヒナ・イラスト、 MF 文庫 J。
10月18日(日)読了。
何よりお金を大切にする少年、火車ヒイロ。
彼は、入学早々に「働いたら負けかなと思ってる」と宣った大富豪の娘、鳳凰堂みりあと一悶着を起こす。
結果、ニートを何かの職業と勘違いしている彼女の『ハローワーク』に任ぜられたヒイロ。
果たして彼は、みりあを立派なニートにすることが出来るのか?
お金が絡むと力を発揮するヒイロと、モノの値段を性格に射貫く目を持つみりあの繰り広げるラブコメ、ですかね。今のご時世を反映した御華詩ですな。テーマはお金というか、他のヒロインも基本は『働きたくない』と言うのが動機。まぁ、設定に色々と無理がある気がしないでも無いですが、どうにかこうにか形になっていますねぇ。
また、文体の癖は感じ取れつつ前作の初期の灰汁はすっかり無くなっているのがいいのか悪いのか微妙なところ。まぁ、しつこくお金が大事だと繰り返すのは似た流れですが。
正直、着地点が今一見えない御華詩なのでどうなるか続けて読んで行きたいと思います。
てなところで次は『ギロチンマシン中村奈々子 輪廻転生編』です。
オウガにズームUP!3
穂史賀雅也・著、シコルスキー・イラスト、MF文庫J。
10月14日(水)読了。
今日も今日とてユージを喜ばせようと見当違いな方向に頑張るククル。
そんな彼女に『夜の国』への呼び出しが掛かる。
ククルが居ない日の午後、ユージは買い物先で金髪の女の子と出会う。
風船が飛ばされて泣いていたので取ってあげてその場はおしまいだった筈が、再びユージはその少女と出会うことになって......
微妙にずれた空気というか何とも説明し辛い持ち味が魅力の御華詩。
クラスメート丸ごとを出したので、ラブコメ展開としてはやりやすいシリーズと成っていますねぇ。特にどうということのない日常の物語ですが、さらっと読んでさらっと楽しめるいい塩梅の物語です。相変わらず、主人公以外を描いた番外が面白いのもこの人の持ち味か(;^^)
そんなところで次は『鳳凰堂みりあは働かない!』です。
わるぷるキス!
内山靖二郎・著、ニリツ・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月12日(月)読了。
魔女達が暮らす魔法特区セイラムにある御津門学園に、一人の少年が転校してきた。
彼の目的は、自らの生き方を規定する力を除去すること。
この学園には「ワルプルギスの夜」という力を消し去ることが出来る魔法が存在するらしいのだ。
だが、学園には男子はほとんどおらず、珍しい男子は格好の実験材料と見なされる始末。
そんな状況から逃れる為に彼は『男子魔法部』という部活に入部するのだが......
『もふもふっ珠枝さま!』や『クダンの話をしましょうか』の作者の新シリーズですな。
魔女が存在し、しかし社会的には隔離政策がとられている世界での御華詩。世界観が面白いですな。また、情報統制による魔女に対するネガティブキャンペーンなど、ちょっとばかり風刺的なモノが感じられたのは穿ちすぎでしょうか?
そんな世界で繰り広げられる物語。今回は導入的なところだったので今後の展開に期待です。
てなところで次は『オウガにズームUP!3』です。
ぴにおん!4
樋口司・著、タカハル・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月12日(月)読了。
文化祭の騒動も終わり、すっかり肌寒くなった頃。
与四郎は立て続けにおかしな夢を見た。
超能力者の女の子と達との甘い夢。
原因に心当たりはあるモノの、何かが引っかかる。
そうして、原因を探っていると......
微妙な超能力=人と違う部分=コンプレックスという構図で語られる物語も今回で完結。短くまとまった感じでしたが、柊先生の部分も補われて各ヒロインの見所を創りつつ、最後の選択に至まで、綺麗にまとまった感じですな。やたらと読者に語りかけるような癖のある文体もすっかり慣れましたし、これはこれで味がありますね。次回作もまた読んでみたいと思います。
てなところで次は『わるぷるキス!』です。
二人で始める世界征服4
おかざき登・著、高階@聖人・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月12日(月)未明読了。
正体が怪しまれている?
キャッツグレイスでの事件以来、リンドブルムにご執心の龍造寺八都子から妙なアプローチを受けるようになった竜太。
積極的な彼女の行動力は凄まじく、何だかんだで千紗やありすも共に彼女の別荘へ遊びに行くことになって......
平和な世界征服の物語第四弾!
今回も平和...... と思いきや、ちょっとばかり厳しい状況に陥っていたりします。その辺りの乗り越え方は少年漫画的で楽しいモノでした。一方ではラブコメ分が増強され、一方では高槻さんの色物ブリが出て益々魅力的なキャラになるなど、侮れない内容でした。
全体的にキャラ配置が面白くなり、また、物語の構成もしっかりしてきて楽しいシリーズになってきたなぁ、と思ったところで次で最終巻らしいのが少し残念です。とは言え、どう終わらせるのか非常に楽しみでもありますんで、次に期待です。
てなところで次は『ぴにおん!4』です。
緋弾のアリア4~堕ちた緋弾《スカーレット》~
赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月2日(金)読了。
キンジの前に突如現れたカナ。
『彼女』はアリアの抹殺を仄めかし、姿を消す。
そんな折、単位不足のキンジはその救済策としての緊急任務であるカジノの警備任務にアリアと共に就くことになる。
始めて積極的にパートナーとしてキンジが誘ってくれたことを喜ぶアリア。
しかし、その任務は実は......
物語がいよいよ核心に迫る第四弾! アリアとキンジの関係も少しずつ変わったりして目が話せない展開ですな。見せ方とか、伏線の設置とか本当にそつない感じで、安心して読めるエンターテインメント作品、という当初からの印象は揺るぎないですね。
遂に姿を現したラスボス(?)の前に、キンジとアリアはどう動くのか? 次が楽しみです。
てなところで、次は『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc3 』です。
みにくいあひるの恋
日日日・著、みことあけみ・イラスト、 MF 文庫 J 。
9月28日(月)読了。
『恋の病』。
遂にそれが死に至る不治の病となった世界。
一人の少女が、可愛らしいことをコンプレックスとする少年を音楽室に呼び出した。
そして、少女は少年に告げる。
「あなたのことが嫌いだから」
だが、少年は嫌われたからこそ彼女のことが気になり始めて......
非常に面白いテーマですね。『恋愛』をテーマにしつつ、『恋』が死に至る病となって本当に恋をすると死んでしまう。
だから、子供のすり替えにより最初から『兄妹』『姉弟』という家族として恋愛ではなく家族愛に置き換えて種を繋いだ人々。
そんな世界で恋する少女の物語。
何というか、日日日作品では童話の類をテーマとすることは多いですが、今回はまた違った感じですね。まぁ、毎回芸風を変える方針のようなので意図的なんですな。
......しかし、日日日だけに、もしもこれが続いたら多分こんなドロドロの血生臭い展開になるだろうなぁとか思ってたらあとがきでそういう風になることを自覚していたというのが楽しいところです。
死と隣り合わせの恋。シリーズとなるようなのでその末路がどうなるか、楽しみにします。
てなところで次は『緋弾のアリア4』です。
えむえむっ!8
松野秋鳴・著、 QP:flapper ・イラスト、 MF 文庫 J 。
9月2日(水)読了。
バレンタインでの事件から二週間ほどが過ぎた頃。
太郎と嵐子の間にはぎこちない空気が流れていた。
伝えられた嵐子の言葉、それに対して答えられない太郎。
一方では一向に改善しない太郎のドM体質に業を煮やした美緒先輩の『治療』も一層過激となっていた。
こうして、太郎は心身共に激しい消耗を強いられる日々を過ごすこととなって......
前巻の最後で大きな動きがあって、その流れがどう結実するのか? それが見所の第8巻でしたな。
ドM体質と男性恐怖症。その対比と共に、取り巻く人達も強烈な個性を持った人々。
でも、みんなそれでも本質は高校生の男女な訳で。
その辺りが上手く描かれてるような気がします。
太郎と嵐子を軸にしながらも、その裏で先輩は先輩で素直じゃなくて。
そんなあれこれの結果、今回の引きは大分気になる引きだったので次が楽しみです。
てなところで次は『狂乱家族日記 番外そのご』です。
かぐや魔王式! 第4式
月見草平・著、水沢深森・イラスト、 MF 文庫 J 。
9月1日(火)読了。
六道かなめ、コードネーム『サイクロン』。
輝夜閣下率いる新世界構築会議に於いてムードメーカー的役割を果たす彼女に、危機が訪れていた。
格式高い神社の娘として、血を薄めぬ為に学校を退学しての親戚との婚姻が持ち上がったのだ。
学校を辞めれば、もう、輝夜達と新世界の構築には勤しめない!
何とか彼女が学校に残れるべく、婚姻を止めようと錦織貴、コードネーム『ハラグロ』、かなめの親友でもある米倉愛、コードネーム『セクシー・アイ』はあの手この手を考えるのだが......
今回は六道かなめの御華詩。ドタバタラブコメ成分強めってところですな。その裏で、間接的に輝夜の御華詩であるようにも思えますが。で、それらを通しての『ハラグロ』の成長譚のようにも思えたり。輝夜の謎も再び面に出てきたりしましたが、まだまだこれからといったところで、続きも楽しみです。
てなところで次は『えむえむっ!8』です。
ギャルゴ!!!!!6 -地上波初登場大全-
比嘉智康・著、河原恵・イラスト、MF文庫J。
8月30日(日)読了。
未だ『プチ神隠し』の地伝によって飛ばされた異世界から脱出できない春男達。
このまま脱出できなければ異世界はあの世へ達する。
そうなれば、全員文字通りあの世行き。
残された時間は24時間。
何としても、元の世界へ戻る術を見つけ出そうとあの手この手を尽くすのだが......
地方都市伝説、略して地伝を巡る物語りもこれにて完結。どうにかこうにか広げた風呂敷を畳んだような印象ですねぇ。
全体的なノリは良かったのですが、ちょっと後半はこれまでの要素を上手いこと組み合わせてはいるのですが、ご都合主義というか無理矢理に辻褄を合わせすぎていた感が否めません。それでもどうにか着地は出来たかなぁ、という雰囲気ですね。オチはまぁ、ある意味らしいオチでしたし。
てなところで次は『かぐや魔王式! 第4式』です。
天川天音の否定公式
葉村哲・著、ほんたにかなえ・イラスト、 MF 文庫 J 。
8月26日(水)読了。
忘れ物を取りにいった夜の校舎。
芦原雪道は、そこで転校生の美少女と同じ姿の超常現象に出会う。
怪談よろしく襲われそうなところで彼を救いに現れたのは当の転校生、天川天音。
彼女は力を秘めた大剣『風鳴き』を手に超常現象を負う者で......
猫かぶりなヒロインが切っ掛けで、何かしら器用な主人公が色々と巻き込まれていく御華詩、といったところでしょうか。
記号が明確で分かり易いですな。まぁ、無粋なツッコミはしませんが、天音のキャラがキメラに見えるのはご愛敬。何でしょう、 MF 文庫 J の傾向かも知れませんが、手堅い作りになっていて意識的に読むと色々と勉強になりますな。
まだまだ、設定の提示の段階に見えるので多くは語れませんが、前作の壮大さに繋がる布石は打ってあると感じられたのでこのまま進んでいけばいいなぁ、と感じます。
てなところで、次は『ギャルゴ!!!!!6 地上波初登場大全』です。
荒瀬はるか、容赦なし!
熊谷雅人・著、魚・イラスト、 MF 文庫 J 。
8月24日(月)読了。
竜弥は人知れず化物を退治する退魔師の名門、山伏家の血筋だった。
だが、高校に入学する今まで、まったく化物を退治したことのない落ちこぼれでそのことにずっとコンプレックスを持っていた。
そんな彼は高校の入学式の日、旧校舎で二人の少女と偶然出会う。
それが、転機だった。
気がつけば「化学・物理部」という謎の部活に入部させられ一年生ながら部長をつとめる荒瀬はるかにこき使われることになって......
『ネクラ少女は黒魔法で恋をする』の作者の本当に久しぶりの新作ですな。
今作は、前作とはまた違った形のコンプレックスを克服していく御華詩になりそうな雰囲気ですね。強引なヒロインに振り回されるというか半ば隷属させられながら成長していく、とかそんな感じ。全体的に手堅い印象ですが、安心して読めますな。
あ、あと、はるかは眼鏡をはずさないことを祈ります。
とまぁ、そんなところで次は『天川天音の否定公式』です。
ミサキの一発逆転!3
石川ユウヤ・著、 CARNELIAN ・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月30日(木)読了。
偶然にも絶大なる力を持つ譜面の力を得た犬吠ミサキ。
その力を巡る事件もどうにか乗り切り、清十郎も含めた一見平和な日々が続いていた。
しかし、そんな幻想は呆気なく砕け散る。
突然のファネス音楽学院閉鎖。
そして、清十郎に課される任務。
国家の安寧を求め、清十郎が至った結論は......
ミサキ。きさまを殺す。
譜面の力を巡る物語もこれで大団円。綺麗にまとめたなぁ、という印象です。
音楽には長年携わっていますし、天体の音楽やら何やらも哲学の分野で学んでいて作中の専門知識については既知だったのですんなり読めたんですが、その辺りが知識の無い方にどの程度受け入れられていたのかは気になるところですねぇ。結構、深いところまで専門知識を使っていたので非常に興味深いのです。
あと、1巻目にあった灰汁が巻を重ねるにつれてどんどん抜けていったのは良し悪しですな。成長したとも見れますが、あの執拗に動物に例えたりミサキの心理状態を反映したかのように断片的な言葉の羅列で進むテンポ感はもう少し残っててもよかったかなぁ、と個人的には思います。まぁ、あれが読みづらいと感じる人もいるとは思うので難しいところですが。
とまぁ、そんなところで次は『生徒会の六花』です。
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 6
三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
7月28日(火)読了。
『聖剣の鞘』の運命を受け入れたセシリーは『聖剣の刀鍛冶』たるルークとは絆を新たにする。
だが、焦る気持ちとは裏腹に聖剣への道が見いだせないルークは初代ハウスマンの残した資料に活路を求める。
そうして、手掛かりを求めてハウスマンの生家を訪れるルーク達。
一方、何らかの企ての為か魔剣を収集していた帝政列集国も動きを見せ......
遂に世界情勢が大きく動き出しましたねぇ。
セシリーとルーク、アリアとユーインの絆も深まりつつ、無情にも立ちはだかる危機。
とは言え、それに屈するセシリー達ではないというか、やっぱり、その志は熱いですねぇ。
また、今回の見所としてはリサの成長かもしれませんね。そりゃ、周りがあれでは影響も受けるでしょうし(;^^)
ネタバレ避けて詳しい内容は避けつつも、とうとう最悪に近い事態が発生してしまい、これからどうなるか? どう乗り越えていくのか? 続きが非常に楽しみです。
てなところで次は『ミサキの一発逆転!3』です。
ゼロの使い魔17~黎明の修道女《スール》~
ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
7月27日(月)読了。
平民から貴族となり、更には領地まで得て益々民からの信頼も厚くなる才人。
ルイズは、才人が出世する度に、不安を感じるようになっていた。
そんな折り、才人とやんごとなき女性との逢瀬を目撃し自信を喪失して姿を眩ましてしまう。
必死にルイズを探す才人だが、その足取りは杳として知れず......
いやいや、次の物語が動き出しましたねぇ。今回はまだまだ導入ですがキャラクターの配置がよい具合ですな。
そして、ルイズと才人の在り方も変わり始めていきそうな予感を感じさせます。17冊という長きに渡りますがまだまだ物語は続いていきそうですねぇ。
とまぁ、そんなところで次は『聖剣の刀鍛冶《ブラックスミス》6』です。
やってきたよ、ドルイドさん!3
志瑞祐・著、絶叫・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月25日(土)読了。
東京の外れの山奥に建つ私立森野学園。
そこに、アイルランドの森からやってきた由緒正しきドルイドさん、シャレイリアが転校してきてから、騒動が絶えません。
ですが、人は慣れるモノで学内に野生動物たちが居るのに生徒達が慣れた頃、遅刻寸前で大慌てのシャレイリアと夏穂に声を掛けるお嬢さま高校の制服を着た少女。
曰く、「サイが乱れていてよ」
かくして、今日もまた、騒動が巻き起こる......
ゆるゆると気負わず読める異文化購入コミュニケーションドタバタ劇第三弾。
今回は導入のパロディが秀逸ですねぇ。何かもう、頭から離れません。まぁ、実は元ネタは肌に合わずに二巻の途中で挫折したんですが(;^^)
一応、ちょっとばかり百合の気のある夏穂と、ドルイドさんシャレイリアの友情物語が軸となっていて要所要所にそんなエッセンスが盛り込まれていますが、全体的には余り頭を使わずに笑いあり涙ありの御華詩で癒されますねぇ。続くのかどうなのか微妙なところですが、こういう作品はやっぱり必要ですねぇ。
とまぁ、そんなところで次は『ゼロの使い魔17~黎明の修道女《スール》~』です。
蒼月のイリス2
星家なこ・著、平つくね・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月25日(土)未明読了。
『一色』という存在がある。
神にも等しい力を得られるその存在になる権利を掛けて、候補者達は式神と共に戦いを繰り広げる。
桐生慎太郎もその一人だった。
戦いを嫌いながらも、姉のため、共のため、パートナーの式神のため、一色を目指す。
そんな彼に近づく一人の女。
彼女との出会いが、彼を歪めてしまい......
展開が早いですなぁ。だが、それだけにいい感じに盛り上がったようにも思います。
女性キャラの魅力を色々と出そうとしていますが、今回は男性キャラですが鳳さんが格好よいですねぇ。何か、他がどうでもいいぐらい印象的なキャラでした。若干記号的なヒロインが多い中に、こういう素直に格好いいキャラがいるのは良いですなぁ。
とまぁ、そんなところで次は『やってきたよ、ドルイドさん!3』です。
黒姫のユズハ3
田口一・著、をん・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月23日(木)読了。
海賊の島での戦いの後、復活した火の姫ホノカ。
文様師ギルドでは、信仰対象の復活を祝う盛大な式典が開かれていた。
だが、その宴の最中、ログール兵が総裁の元に押し掛けてくる。
要求は王都を訪れるログール皇帝へのホノカの謁見。
危険と知りながらも街を守るためにホノカは要求に応じる。
そんなホノカを心配し、ユズハとレンは王都まで追いかけていくのだが......
姫の力を軸とした物語が、中々よい感じに動いてきましたねぇ。
今回はこれまでの積み上げを活かした今までよりも大きな御華詩になっていますね。
姫という存在がどういうものなのか? それが、この世界にどれだけ大きな影響を与えうるのか? その辺りが強く出る内容となっていました。ジワジワとフィアナ王国を浸食していたログール帝国の大きな動きも出てきて、一つのターニングポイントになる感じですな。
あと、ようやくラ・シェーヌ嬢のイラストがあったのが嬉しい限りです。
そんなところで次は『蒼月のイリス2』です。
ぱんどら
西野かつみ・著、蔓木鋼音・イラスト、 MF 文庫 J 。
7月23日(木)未明読了。
主人公の名前は富士山清貴。
彼はごく普通の少年でした。
ただ一つ違ったのは、喧嘩が異常に強いこと。
そのため、望まないにも関わらず近隣の不良を蹴散らして周りから恐れられて彼女はおろか友達もほとんど居ない始末。
そんな彼も高校生になり、今度こそはと思ったモノのやはり喧嘩の日々からは逃れられず。
入学初日に先輩方をボコボコにして今までと変わらないことに絶望した彼の元に現れた幼児体型の魔女っ娘が転機となりました。
いきなり、流されるままその魔女っ娘ハルマのしもべとされてしまって......
作者が作者なので色々とハラハラしつつも、中身は確かに純愛というかそんな感じの御華詩でした。
タイトルの通り、モチーフはパンドラの箱の神話ですね。若干強引ながらも面白い展開でしたねぇ。テンポ良く進んで、清貴とハルマの関係もいい具合に進展していって、こそばゆい感じが中々に心地よい、そんな御華詩です。まだ続きそうなんで『かのこん』共々追いかけてみたいと思います。
そんなところで次は『黒姫のユズハ3』です。
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 4
榊一郎・著、神無月昇・イラスト、GA文庫。
7月21日(火)読了。
ユギリ姉妹の一件も片付き、フォロンとコーティカルテが変わらぬ日常を過ごす頃。
世間にはジワジワとテロの脅威が広がっていた。
様々な国で同時多発的に発生するテロに、コーティカルテの表情は優れない。
そんなコーティカルテの様子にフォロンは過去に何かあったのではないかと思うのだが、言い出せずに......
キネティックのノベライズ第4弾。恐らく、挿絵から後編の方に入りましたな。
今回は過去絡みでフォロンとコーティカルテの関係がまたまた揺らぐ、そんな御華詩ですな。まぁ、既に答えは知っているわけですが、ここからどんな風にその話に繋げていくのか楽しみです。
また、端々で語られる『神曲とはなんぞ?』ということに関する各人の考え方は非常に興味深いですねぇ。これは、あらゆる表現に共通することで答えは無いんでしょうが、心がけるべきは共通しているというか。合唱という形で音楽に携わる身としては、いつもいつも読む度に思い出さされるモノがあります。
とまぁ、そんなところで次は『ぱんどら』です。
二人で始める世界征服3
おかざき登・著、高階@聖人・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月28日(日)読了。
猫好きのクラスメート、魚住真緒に誘われて子猫を見に行った竜太達。
だが、その場でちょっとしたハプニングがあり竜太は千紗と気まずくなってしまう。
どうにか千紗に謝ろうと思いながらも巡り合わせが悪くする竜太だが、そんなことはお構いなしに世界征服活動は行われる。
潜入の意味合いもあり、生身でとある組織の調査に乗り出す竜太だったが......
ああ、やっぱり平和ですねぇ。デーモンテイルに征服された世界はきっと幸福な世界なのでしょうねぇ。
前回からキャラも増えて賑やかになっていますが、一方で組織の柵も出始めているようなないような。今後も若干シリアス成分が増えていきそうですが、それでもこのノリは変わらんのでしょうねぇ。しかし、ヒロインが増える中で高槻さんはマイペースですな。何か変な方向に行きかけている気がしないでもないですが。
てなところで次は『バカとテストと召喚獣』です。
ぴにおん!3
樋口司・著、タカハル・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月26日(金)読了。
文化祭を間近に控えて、与四郎を始めとして微妙な超能力者達が属するミシン部(ミステリー研究&写真部)も出し物の準備を始めていた。
コスプレ喫茶をすることになって女性陣は難色を示すかと思われたが、ニーナだけは大はしゃぎ。
そうして迎えた文化祭当日。
楽しみにしていた日であるにも関わらず、突如ニーナと与四郎は追われる身となって......
微妙な超能力=人と違う部分=コンプレックスと言ったような図式の御華詩第三弾。
すっかり地の文の嘘は無くなりましたが、前述のテーマは生きてますねぇ。
全体構造が色々と試している感じでしたが、余計な部分をそぎ落としたことでまとまっていたように思います。各キャラの立ち位置も大分明確になってますし、色々とその辺りが生きていたようにも感じました。でも、柊先生だけが未だ扱い酷い気がしますが(;^^) まぁ、仕掛け自体がネタバレそうなので敢えて書かないので大枠だけですが、サクッと読めて楽しめる内容でした。
とまぁ、そんなところで次は『二人で始める世界征服3』です。
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