ホーム > 読書 > | 小説 > | 新書・その他単行本 > TYPE-MOON BOOKS のアーカイブ

TYPE-MOON BOOKS のアーカイブ

Fate/Zero Vol,4 -煉獄の炎-

 虚淵玄・著、武内崇・イラスト、TYPE-MOON BOOKS。
 2月12日(火)未明読了。

 かつて、正義を目指した一人の男が居た。
 揺るがぬ冷徹な判断でより多くを救うためにより少ない犠牲を辞さない。
 例えそれが、愛する者であろうとも……

 その優しさ故に正義という名の呪いに捕らわれた衛宮切嗣の姿を描いた始まりの物語『 Fate/Zero 』の完結編。
 結末は次がある時点で知れています。そこに至る過程が説得力のある形で語られ、綺麗に繋がりました。なんというか、そこに一抹の救いがあり、絶望があります。あの、本編である『 Fate/stay night 』で繰り広げられた聖杯戦争の顛末を知る身としては、結果が分かった戦いです。これが報われこれが徒労である、それが知れています。しかし登場人物達はそんなこと知るよしも無く。そのもどかしさが時に重圧となりつつも苦痛とはならない、そんな絶妙なバランスの御華詩でした。

 そのバランスを保つ上で、切嗣の物語の裏で、一組のマスターとサーヴァントの見せた絆の物語があります。
 この作品は、見方によっては分不相応な形でライダーのマスターとなった見習い魔術師ウェイバー・ベルベットの成長譚とも言えるでしょう。
 そして正直、これが何よりも素晴らしかったです。
 結末の知れた他の争いとは違い、彼ら物語は全くの未知のモノ。
 ライダーが見せたモノとマスターが魅せられたモノ。その描かれ方が美事でした。
 いやはや、熱いですねぇ。これは燃える展開です。正に王道。
 まぁ、これがセイバーに対する痛烈な皮肉にもなっているので本筋にも影響はあるのですが(;^^)
 これがあったからこそ、全体として救われない物語を暗澹たるモノだけにしない、読み手に対する救いとなっていたように思います。

 うん、これはよい二次創作でした。

 そんなところで、次は『ほうかご百物語』。故あって、ここから連続で第十四回電撃小説大賞受賞作を続ける予定です。

Fate/Zero Vol,3 -散りゆく者たち-

 虚淵玄・著、武内崇・イラスト、TYPE-MOON BOOKS。
 9月3日(月)未明読了。

 いよいよ物語も集結に動き出して脱落者が出てきてます。まぁ、最後に誰が残るのかは解ってるとはいえ、その散り様は鮮烈です。つか、切嗣の悲壮なまでの矛盾した外道さが何とも言えませんねぇ。理屈が取ってしまうだけに止められないというか。
 今回は、それぞれの散り様はまた生き様の縮図とも言え、多くの登場人物たちの信念やらが描かれてるんですが、そういうところではやはり、イスカンダルの独壇場ですねぇ。色んな意味で大きい男、いや漢です。
 切嗣とアイリスフィールの覚悟、時臣の魔術師としての道、雁夜の憎しみ、ウェイバーの戸惑い、龍之介の求めたモノ、エルメロイの歪み、綺礼の問い。それぞれのマスターのあり方が再度問い直される御華詩。勿論、この中の何名かは読み終わった時点では散っているのですがね。

 そんなマスター達の戦いがどういう経緯をたどってあの惨事に繋がるのか? 次が楽しみです。


 といったところで、次は『”文学少女”と慟哭の巡礼者(パルミエーレ)』です。

Fate/Zero Vol,2 -王たちの狂宴-

 虚淵玄・著、武内崇・イラスト、TYPE-MOON BOOKS。
 4月19日(木)、奇しくも PS2 『 Fate/stay night Realta Nua 』発売日未明に読了。

 いやぁ、なんでしょう、結末ははっきりしていて思い入れ持つと後のダメージがでかいと知りつつも、それでも魅せられます。イスカンダル格好良すぎ。色んな意味で出てくるだけで空気を変えてしまう強烈なキャラクター。流石は征服王ですな。

 そして、作者の宣言通り弄られまくるセイバー。マイペースな金ぴか。なるほど、確かに『王たちの狂宴』にふさわしい内容でした。

 ……そこに至るまでにも他のマスターやらサーヴァンとの間で色々あったんですが、後半は全部イスカンダルが持ってっちゃいました(;^^) ああ、でも解説で言及されているところがやっぱり一番衝撃的でしたねぇ。ある意味漢らしいぜ、イスカンダル。

 とまぁ、そんなところで次は『神曲奏界ポリフォニカ ミッシング・ホワイト』です。

Fate/Zero Vol,1 -第四次聖杯戦争秘話-

 虚淵玄・著、武内崇・イラスト、TYPE-MOON BOOKS。
 3月17日(土)読了。

 タイトルの Zero が象徴するとおり「 Fate/stay night 」の10年前、第四次聖杯戦争での先代のマスターとサーヴァンとの物語です。
 最初ということで、前半は登場人物紹介にページが割かれていて各人の立ち位置が丁寧に書かれていて良いのですが、ちょっともどかしかったのも事実。でも、後半、サーヴァントが出揃ってからテンポアップして、それまで出し惜しみしていた分を補って余りある大盤振る舞いという感じでもどかしさがすっきり解消される、そんな構成でした。いや、流石にのっけからあんな展開になるとは思いませんでした。やってくれますねぇ。
 てか、ライダー面白れぇ。これはまた、いい英霊を持ってきましたねぇ。気持ちいい性格です。
 でも、密かにキャスターが気に入ってたり。うん、外道。

 とまぁ、ネタバレを気にして暈かしてるんで解りにくくて済みません。

 で、次は『リミットレス!』です。

記事の一覧を表示する

ホーム > 読書 > | 小説 > | 新書・その他単行本 > TYPE-MOON BOOKS のアーカイブ

検索
Feeds

Return to page top