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その他短編など のアーカイブ

夜中に井戸がやってくる

 舞城王太郎・著/イラスト、ファウスト VOL.4 収録。
 12月10日(土)、読了。

 うむ、舞城ですなぁ...... 何というか妙なテイストです。
 井戸が女の人の姿になって夜な夜なやってくるって怪談を軸に進むわけですが(;^^)
 面白いですし、やはりミステリの要素は組み込まれているのですが妙な読後感のお話でした。

 ふぅ、これで VOL.4 はあと300ページほど。でも、残りのVOL.5とVOL.6足すと2,000ページぐらい残ってますなぁ...... 先は長い。

ポケットに君とアメリカをつめて

 浦賀和宏・著、高河ゆん・イラスト、ファウスト VOL.4 収録。
 12月6日(火)、読了。

 これまた、ミステリとしては異色な作品ですね。確かにミステリですが。そういう意味で『ミステリーのフロントライン』に相応しい作品とも言えます。正直、途中までは世界観が掴みきれずに話が何処へ向かっているのかよく解らなかったんですが、なるほど、それさえも一つの仕掛けだったのか、と思わせるラストは素敵でした。うん、確かにミステリです。

 とまぁ、そんなところで、次はファウストの続きが先か「イリヤの空、UFOの夏 その2」が先かといったところです。

廃線上のアリア

 北山猛邦・著、副島成記・イラスト、ファウスト VOL.4 収録。
 12月6日(火)、読了。

 読むのが遅れまくっている『ファウスト』バックナンバーから『ミステリーのフロントライン』と銘打った作品群の一つ。
 ミステリとしてはオーソドックスな創りですが、そこに高校生としての心情とかが絡んで中々面白い色を見せていたと思います。伏線とかが堅実に積み上がってるのが見て取れるのは心地よいです。そして、最終的なトリックは途中で気付きましたが、まさか本当にそうだとは思いませんでした(;^^) そんな作品。

 で、次も、ファウスト VOL.4 からです。
 

10月は SPAM で満ちている

 桜坂洋・著、石清水さやか・カット、小説新潮 2005 年 10 月号収録。
 10月16日(日)、神戸へ向かうJR新快速の車内で読了。

 『よくわかる現代魔法』の登場人物である坂崎嘉穂が登場する短編。性格とかは同じですが、そのまま未来の嘉穂という訳でもなさそうな雰囲気でした。
 ミステリというかミステリ風味のお話でスパムとスパムフィルタが物語の中核を為す、やはりシステム屋らしい発想の物語でこれまた参考になりました。森博嗣なんかも扱ってますがミステリの手法とシステムの手法ってどちらも明晰な論理の上に成り立っているので相性は良いのですよね。非常に綺麗なお華詩でした。
 そして、読み終わってみると、かつて一口で挫折した苦い経験のあるSPAMをまた無性に食べてみたくなりました。高脂血症の人間が絶対に食べてはいけない食品だとは思いますが(;^^)

闇に棲みつくもの

 オーガスト・ダーレス・著、青心社「暗黒神話体系シリーズ クトゥルー4」収録。
 12月28日(火)読了。
 火の精クトゥガについて知るために読んだという意味合いが強いです。ただ、これを読んでオーガスト・ダーレスについての悪評が理解出来たように思います。確かに、神話を体系付けたのはよいのですが、その為に既存の神話と同じ土俵にクトゥルー神話を降ろしてしまってるような印象は受けました。コズミック・ホラーって感じはしなかったですねぇ...

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