久しぶりに精神世界に向き合ってみる。
夢を追う、そんなことも解らなくなって。
自分の行く道がどこに続いているのか本格的に解らなくなって。
一体、我は何をしているのだろう?
やるべきこと、やりたいこと。
見出し難い未来像。
一体何処で歯車はズレたのだろう?
この人格の中に自分は何を求めていたのだろう?
現実世界、虚構世界。
常に靄の中の世界。
フィルター越しの世界。
永遠の世界さえも見出せず、ただ日常を繰り返す。
本当に大切な筈のこの世界さえもシニカルに捉えることしか出来ず。
どこに向かっているのか?
せめて、標(しるべ)だけでも見出せたならどんなにか楽だろう。
ただただ、浪費されていく日々を過ごす。
ただただ、終焉に向かってカウントダウンをするだけ。
弱い自分。
手に余る日常。
前に進むことも後ろに退くことも出来ず、立ち尽くす自分。
無意味な日常。
この人格が打破すべき日常。
我は、何のために生まれた?
我は、何を目的に存在している?
長過ぎた沈黙。
一年(ひととせ)の空白の時。
今、やっと、本当の一歩ははじまるのかも知れない。
鈍重な動きを見せるこの生命を、本当の意味で生かす為の一歩を…

…雑記no4「標(しるべ)無き一歩」 2000.11.5 20:36

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