横手美智子・著、八雲剣豪・イラスト、MF文庫J。
3月10日(木)読了。
げんしけん作中作でありながら独立して動き始めているくじアンの小説版第2巻。くじびきアンバランスのコンセプトが縺れに縺れた恋愛事情ってことで『アンバランス』な訳ですが、内面の表現が上手いなぁ、と思いながら読んでます。登場人物達の微妙な心情がよく伝わってきます。今回のメインは生徒会長律子・キューベル・ケッテンラクラートですが、普段感情を表に出さない彼女の内面描写は貴重でした。千尋への思いがどういうものかよく解りました。でも、感情移入すればする程、どうなっても誰かが傷つく結果になるもどかしさ。その辺がどう落ち着くか、続きが非常に楽しみです。…何か、『げんしけん』の斑目の気持ちが解ってきました(;^^)
しかし、アニメ版オープニング主題歌の『くじびきアンバランス』。ここまで世界観を完全に表現してしまうUNDER17の才能に驚かされます。1,2番ともBメロの部分の歌詞が秀逸ですねぇ。又、その歌詞の裏でさりげなく流れるギターのチャイムのメロディー。小説読んでから聞くと感動も一入です。
ネコソギラジカル(上)十三階段
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