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ktr の不定記というか何というか

生徒会の七光~碧陽学園生徒会議事録7

 葵せきな・著、狗神煌・イラスト、富士見ファンタジア文庫。
 2月7日(日)読了。

 自らの野望を果たすため、日々邁進する杉崎鍵。
 だが、そんな彼に突然の変調が起こる。
 生徒会役員が見守る中、彼は突如、野望の放棄を宣言したのだ!
 果たして、彼の身に何が......

 うん、多分、これで間違っては居ない筈です。
 本編も遂に7冊目となり、提示されてきた伏線が色々と回収に入ってきて今までに根底の物語は動いていたように思います。あのキャラとかあのキャラが遂に出てきたり。基本は生徒会室での益体の無い漫才でありながら、裏では鍵の物語が展開しているのがこの作品の魅力でしょうねぇ。中身が無いように見えるのはフェイクで、結構重めのテーマが秘められているように感じます。そのテーマがどう描かれるのか? 続きにも期待したいと思います。

 てなところで次は『緋弾のアリア5~序曲の終止線《プレリュード・フィーネ》~』です。

ささみさん@がんばらない

 日日日・著、左・イラスト、ガガガ文庫。
 2月7日(日)未明、読了。

 月読鎖々美はがんばらない。
 ただ、部屋に引き籠もり、兄が繰り広げる邪神《やがみ》三姉妹とのラブコメを見守る日々を送っていた。
 だが、改変される世界は段々と彼女を巻き込む方向に動き出す。
 気がついたときには鎖々美も他人事では無くなって......

 ネットゲームのメタファやら、神話の扱い方が面白い作品でありました。
 まぁ、日日日の実験的作品ですな。そう思って読んでたらあとがきで本当そのまんまのこと言ってますし(;^^)
 これまでも日日日は大量に書いているだけに作風を色々研究している節があって、ガガガ文庫を実験場とした作品がこのシリーズとなりそうな雰囲気ですな。意図してるかはしれませんが、ライトノベル的な要素と一般文芸的要素が鬩ぎ合うような空気感が漂っていたように思います。とはいえ、読み終わってみると、このタイトルが秀逸なので一本取られた気分となる、そんな作品でした。これをどう転がすのかは興味深いモノがありますので、続きが出れば読んでみたいと思います。

 てなところで次は『生徒会の七光』です。

月見月理解の探偵殺人

 明月千里・著、 mebae・イラスト、GA文庫。
 2月5日(金)未明読了。
 第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作。

 都築初の復学したというクラスメートは車椅子の傍若無人な少女だった。
 彼女は探偵を名乗り、初に協力を求めると共にゲームを持ちかける。
 犯人を殺して自らが犯人に成り代わって生き残る、権謀術数を駆使したネットゲーム『探偵殺人ゲーム』。
 それをリアルに行う趣向だった。
 初は、その条件を呑まざるを得ない状況に置かれるのだが......

 ふむ、非常に評価が難しい作品でありますな。独自性というか、インパクトの強い作品ではありました。
 ただ、探偵とタイトルに入っていますが、これはフェイクでどっちかというと某狼探しゲームのノリにもう少し広い日常に潜む虚実を絡めた、そんな御華詩ですな。正直、ミステリとして読んでしまうとアンフェアにも程がある酷い内容ですが、ライトノベル的にはこういうゲーム仕立てにしてしまう方がいいんでしょうねぇ。でも、それでいてキャラにここまで感情移入できないライトノベルも珍しいですな。この辺りは個人差でしょうが、ミステリを期待して読んでしまったのが失敗だったんでしょうが全部装置にしか見えずに辿り着く結末も予想の範囲で意外性も無く。
 ですが、登場人物の心情の描き方というか、歪みを生むプロセスとその後の辿る道といったモノはよく描かれていたと思います。まぁ、それが生々しいから余計に感情移入しがたかったのかもしれませんが(;^^) なので、評価が難しい作品でした。面白いとも面白く無いとも言えません。ただ、興味深い作品ではありました、とだけ。この作者が今度何を書くかは気になりますね。

 てなところで次は『ささみさん@がんばらない』です。

純愛を探せ!3

 速水秋水・著、玲衣・イラスト、 GA 文庫。
 2月2日(火)読了。

 夏休みも終わりが近づいたある日のこと。
 純愛を手に入れ人間界に暮らす虚言と姦淫を司る魔神カルマの元に、一人の少女が現れる。
 そして、カルマの最愛の女性、カナデの面前で、とんでもない爆弾を投下する。
 「会いたかったですの、お父様!」
 まさかの隠し子の登場にカルマは......

 虚言と姦淫を司りながら純愛を求めたカルマを軸としたラブコメ(?)第三弾。
 隠し子を名乗る少女の登場でカルマの周囲の女性陣が引っかき回されてとかそんな御華詩。
 魔神を主人公に据えながら、だからこそ逆説的に愛情だの何だのが浮き彫りのされるのは相変わらず面白い構図ですねぇ。
 今回は『隠し子』という主題で『家族愛』ですな。ただ、歪んではいますが、これはこれで作品の根底にある設定が活きていたとも言えますね。
 ......って、改めて考えるとこのタイトルって既に形骸化してるんですよね(;^^) だからかは知りませんが次でラストらしいんで最後まで読みたいと思います。

 てなところで次は『月見月理解の探偵殺人』です。

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