雨穴・著、飛鳥新社。
3月23日(土)読了。

あるフリーライターの元に寄せられた、とある家の購入について相談があった。
新居を購入するに当たって、よさげな物件があったが不可解な間取りなのだという。
間取りを端緒に調べていく内、恐ろしい事実が明らかになって……

家の間取りの違和感を起点にして、真相へと繋げていく御華詩。
淡々と事実を少しずつ積み上げていったら、なんか恐ろしいことが解ってしまったというような感じですな。
全体的に、素人探偵系のミステリで探偵役以外のミステリマニアが事件についてあれこれ憶測を語ってる間に、真相まで届いてしまったというような印象。
血に足のついた感じで、恐ろしい事実ではありつつホラー的な怖さと言うよりはミステリの怖さというか。

てなところで次は『すみせごの贄』と『ハリーポッターと秘密の部屋』です。