飛鳥部勝則・著、早川書房。
2月18日(日)読了。

友人に付き合わされて参加したロケハン地、奇傾城。
趣味の悪い展示の並ぶ城で、亜久は一人の少女とであう。 示門(しもん)黒というその少女は、「あなたは鋏が好きですか?」と問い掛けて……

不気味な城で起きた密室殺人事件の真相を追う、と見せかけて黒という少女を巡る愛憎劇のようでミステリ部分は解決は一応はして、というような作品ですな。
全体的にはホラーよりの本格ミステリ、といった趣でしょうか。
アンフェアとまでは言わないモノの少々ずるいと感じないでもない仕掛けもあったりしましたが、独特な読後感でした。
こういうのもありかぁ、という点ではとても興味深い作品。

てなところで次はいつまでも読み終われないのでハリーポッターシリーズ通し。『ハリーポッターと賢者の石』です。