桜坂洋・著、宮下未紀・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
4月26日(火)読了。
何か久しぶりになってしまった小説カテゴリ。もっと読まんといけないですねぇ。
この作品は、魔法とITの融合というか、科学としての魔法、ある意味本来の形の魔法を扱った作品ですね。こういうコンセプトは古くからありましたが、今の時代に即した形で綺麗にまとまってたのがよいです。何より、作者同業者ですからねぇ(;^^) システム関連の用語とかよく解ります。まぁ、現状はJavaというか Struts 使いと化している私ですが、CとかPerlで対抗魔法とかってのは心躍るものがあるデスよ。その辺の専門用語の用い方のセンスがよいですね。又、魔法をコードとして捉えるのも実感できるものがあります。まぁ、そういったプログラムと魔法の類似性に基づく発想自体はもう「ああっ女神さまっ」の比較的初期から出ていましたし、『3×3EYES』の終盤にもそういえば出てきましたね。私自身もかつてそういう意味で「黒魔術士(?)」と名乗ってた時代ありますし(;^^)
最近は眼鏡メガネ言ってますが、ITと魔法は私の得意分野でもありますから、そういう観点で非常に楽しめる作品でありました。それに加えて、美鎖姉さんはよい眼鏡です。鎖付アンティーク眼鏡もよいですなぁ……