高橋弥七郎・著、いとうのいぢ・イラスト、電撃文庫。
6月26日(日)読了。
はい、やっと四冊目。これはⅢの続きになるのですが、期待を裏切らない展開で非常に楽しめたのですよ。ベタベタバカップルな敵(若干意訳気味)を相手に据えて、その対比として自覚、変化していくシャナの心情が主軸に在るわけですが、その裏で展開する『弔詞の詠み手』こと素敵伊達眼鏡のお姉さん、マージョリー・ドーの心境の変化の方も見逃せません。というか、ここまでしっかり積み上げて最後に持ってきた描写が本当に巧みで爽快でした。アクションよりも、その辺の機微がよく描かれていて感情移入してしまうのですよ。
と、いう訳でそれでもまだ6冊残ってるの頑張ります(;^^)