秋山瑞人・著、駒都えーじ・イラスト、電撃文庫。
8月27日(土)、読了。

これはまた、不思議な雰囲気のある作品ですね。
基本は『ボーイ・ミーツ・ガール』で正直そんなに真新しい要素が含まれている訳でもないにも関わらず、新鮮に感じる物語。それは何と言っても折り返しで『ちょっと “変” な現代』と表現される世界観がよいアクセントとなっているのでしょう。前述の通り、記号としての登場人物達はそんなに真新しい感じはしないのに、この世界との関わりが絶妙の味を醸し出している、そんな感じです。特に、SFチックな用語の乱発が上手くそういった雰囲気を盛り上げていると言えるでしょう。
そんな訳で、この作品も追いかけていくことに決定。そもそもこの「その1」では話途中ですし(;^^)
ただ、シャナの時のように一点集中すると傾向が偏るので他の作品を挟みながら読む予定。で、次に読み始めたのが「ブギー・ポップは笑わない」。アニメの方で大体内容は知っているのですが、よく考えると原作をちゃんと読んでいなかったことを思い出したのでフォローです。