冲方丁・著、寺田克也・カット、ハヤカワ文庫。
9月26日(月)未明読了。
これは、「冲方式ストーリー創作塾」で題材になっていたことを切っ掛けに読みました。よく考えるとハヤカワ文庫で初めて邦人モノ読みました。
これは内容云々よりも、上記の「冲方式ストーリー創作塾」で語られた「冲方丁が取った創作のプロセスが如何なる形を取っているのか?」という今までとはちょっと違った読み方になっています。何せ、プロット読んじゃってるんで読む前から物語の中核知ってるので、先を楽しむというよりは、こういう楽しみ方になってしまいます。
で、読んでみて、やはり興味深い作品でした。3分冊の作品の最初だけなのでまだまだキャラクター登場編のように感じて大きな動きは出て来ていませんが、これから大きく動き出す予感は感じられています。あとは続きを読んでのお楽しみでしょう。また、こういうタイプの話は久しぶりに読んだのでちょっと新鮮味を感じたりもします。

さて、次は何を読もうかと考えて、選んだのはMF文庫J「蟲と眼球とテディベア」。新人賞5つ同時受賞の日日日(あきら)氏の作品。インパクトありそうなので楽しみです。