鎌池和馬・著、灰村キヨタカ・イラスト、電撃文庫。
11月22日(火)読了。
うむ、今回は Fate/hollow ataraxia プレイして間もないからか、やたらと衛宮士郎と上条当麻が被りました。まぁ、全体的にその辺の影響が色濃いシリーズとは思うのですが。って別にこの作品をネガティブに捉えてるのではなく、それどころか今追いかけてる中でも大好きなシリーズの一つです。
今回はイギリス清教だけでなくローマ正教やら天草式やらも絡んでの組織戦。『法の書』とその解読法を見つけたシスターを軸とするお話。二転三転する思惑やら、相変わらず生々しい心理描写が素敵です。ただ、結構力業で話を持って行ってる気もしたりしますが、その辺の力業を成立させるのがこの作者の持ち味とも思えます。色々釈然としないながらも何だかんだで話に引き込まれてますからねぇ(;^^)
また、主要な登場人物それぞれに強烈な癖のある話し方をさせるって手法も意識的に見ると中々興味深いですね。まぁ、5巻に登場するミコトの口調が移った時期があったのを ktr は、ktr は思い出してみる。
てな訳で、今回も新キャラはどれも強烈な話し方でした(;^^) 中でもアニェーゼの口調が飛び抜けてますね、「居そうで居ない」ってところで。大司教様のローラも癖が強いですが、でもまぁ、これは既存パターンですし。
あと、ここまでではっきりしてますが、作者も公言する通り魔術サイドのお話では美琴の出番が無いという潔さも素敵です。良いキャラで巻数進むほどにラブコメフラグが一方的に立って楽しくもあるのですが、次こそは活躍して欲しいモノです。
さて、では次はTVアニメ絶賛放映中の「灼眼のシャナ」です。