海原零・著、鈴平ひろ・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
2月7日(火)、読了。
いや、これを賞に応募したらそら勝てるでしょうねぇ。そんな納得の作品です。
フィギュア・スケートという題材の真新しさもありますが、その題材の描き方が美事ですね。たまたま、週刊少年サンデーで連載中の「ブリザード・アクセル」を読んでいたお陰で技の名前と原理は大まかに知っているのも手伝って、動きがよく伝わってきました。 それと、主人公である桜野タズサは煽りなどでは性格の悪さがクローズアップされてましたが、今まで突き抜けたキャラを沢山見てきたせいか、何か、微笑ましく好感を持てる性格に感じました。ピートとの掛け合いとかもいい感じ。実際の内容は彼女の成長譚で心地よいカタルシスを味わうことの出来る作品でした。
何か半端なところで終わってるように感じたら、どうも VOL.2 とセットで上下巻になってるんですね。近いうちに続きを読みたいと思います。
でも、ストックがあるので次は彼女はこんと可愛く咳をして…… てな訳で「かのこん2」です。