高橋弥七郎・著、いとうのいぢ・イラスト、電撃文庫。
2月10日(金)読了。
う~ん、毎度のことながら内面描写は白眉。シャナと吉田一美の関係、友と教え子の間で懊悩するヴィルヘルミナの想い、現実を知った田中の苦悩、そして遂に登場したあの人の一途な想い。色んな人の心情がよく描かれていました。中でも取り分け、マージョリーさんが良いですねぇ。何か、やっと素直になったというか。まぁ、いきなり大暴れしてた気もしますがそれもご愛敬の麗しのゴブレットですな。
また、技法としても前回を踏襲した仕掛けがあって、その辺りも巧みですねぇ。どうやら次の巻は少し先になるようなのでその間は来月発売のゲームで埋めましょう(勿論、予約済みです)
そんな訳で一気読みとなりましたが、お次はストックから毛色を変えて富士見ヤングミステリー大賞奨励賞受賞作『 BLACK JOKER -少女たちの方程式- 』です。