秋山瑞人・著、駒都えーじ・イラスト、電撃文庫。
2月5日(日)、読了。
いい御華詩でした。
イリヤという少女のあり方、それに対する浅羽。ボーイ・ミーツ・ガールの壮絶でもありありきたりでもある結末。何度もドキリとさせられながら、時には先を読むのが辛いとさえ感じながらも、その結末を確認するまでは止まれませんでした。
全てを読み終えて、非日常に立ち向かうけれどもやっぱり人間はどこまで行っても人間というか、良い面も悪い面も本質部分はそうそう変わらないというか、そんなやり切れない気持ちにさせられます。でも、希望も絶望も結局は捉え方でしかなく。安易な解決など訪れることはないけれども信じることは出来るというか、そんなことを考えさせられました。
とまぁ、極力ネタバレをしないようにしてるとさっぱりな感想ですが一読の価値のある作品ですね。うん。

さてさて、良い作品を読み終えて気分がいいところで、ストックの中から次の選定……
『銀盤カレイドスコープ VOL.1』に行ってみましょう。