三浦勇雄・著、屡那・イラスト、MF文庫J。
3月16日(木)読了。
本当に発売した二ヶ月連続刊行にどうにかついていって読了しましたが、いや、面白かったです。これまでのシリーズがしっかり活きてて、ここで持ってくるべきを持ってきたというか、読んでて心地よいですね。話の組み立ても上手いなぁ、と思いました。
三冊読んだ私見としてはこの作品の基本はクーンツの言う『時を刻む時計』なんですよね。何らかのリミットがあってそれに向かっていく時間軸が追いつめられていく様を演出するっていう。そこに身分違いの恋ってテーマがあって、それらが物語の根本になっています。その辺の使い方がよく出来ていて楽しめました。
前回上げたイベントネタだと弾数が少なそうだというのも、今回の話に出てきた伏線で話の幅が出たと思うので今後はどういう方向に進むのかしっかり追いかけたいと思いますです。
と、そんなところで、次は電撃小説大賞受賞作の『お留守バンシー』です。