日日日・著、三月まうす・イラスト、MF文庫J。
4月28日(金)未明、読了。
うむ、何だか救いの無かった前巻と違い、何だか熱い御華詩でした。ここまでのオールスター勢揃いというか。まぁその配分的に、賢木と鈴音、そしてグリコの出番が余りなかったり、実は一番オイシイのは狂清刑事ではないかとか思ったりもしましたが。
ただ、それによりスルーされそうだった登場人物にスポットが当たったことで、各登場人物達の立ち位置、目的意識と言ったモノが明確になって大分話の方向性が見えてきました。今回メインとも言える殺菌消毒や不快逆流などの役割の考証も面白いです。確かに、そういう解釈は成立しますね。あと、作者自身が言ってることですが、そう長く掛からず完結予定で何やらここまでの話の中に仕掛けがあるようで、それを考えて見るのも一興ですね。この話を読みながら漠然と感じていたのは『善悪の反転』というキーワードですが、果てさてどうなることやら。

とまぁ、そんなところでお次は『かのこん3』です。出来れば今月中に読み終わりたいですな。