羽田奈緒子・著、戸部淑・イラスト、MF文庫J。
7月30日(日)、読了。
第〇回MF文庫Jライトノベル新人賞入選作。
先ず、なんと言ってもタイトルがよいですな。作中のテーマがよく現れています。
こびとの世界に生まれながら、いつか通常の人間サイズになる定めにあるパウエルが「巨人の国」=通常の人間の世界へ来て…… という御華詩。
色々と要所要所で先の読める展開ではありつつも、ほのぼのした雰囲気の中に血腥い話が絡んできたり、短い中で変化を持たせられた構成で楽しめました。とは言っても、全体的には優しい物語でホッとします。

とまぁ、そんなところで、次はいよいよ第2回受賞作に移って『神様のおきにいり』です。