高殿円・著、きなこひろ・イラスト、GA文庫。
8月21日(月)、読了。
300ページ超でやや長目にも関わらず、絶賛一気読みしてしまいました。
何か、色々と絶賛ツボってます、主役のスノウドロップが。
古風な話し方、お嬢様至上主義でお隣の軍人に刀を習って免許皆伝の腕前。そして、戦闘服には眼鏡を含む。
他にも諸々心の琴線に触れるモノが出まくってました。

で、内容ですが他のシリーズに比べてずっと昔の御華詩で、単身楽団などなく、普通に単体の楽器を演奏している時代。神曲楽士の名家であるグラナード家に使えるメイド、スノウドロップ。自身を拾ってくれたプリムローズお嬢様に心酔する彼女が、ひょんなことから幻の名器である『エターナル・ホワイト』の精霊ブランカに弾き手に選ばれたために、お嬢様と共に選ばれた者だけが入学を許される精霊島の中央精霊師学院へに特例で入学することになって…… といった内容。

全体として『絆』が描かれています。その描かれ方が心地よい。
又、赤のシリーズの時も書きましたが、音楽が力を持つ世界観にはやはり音楽に関わる者として惹かれます。特に単身楽団がない分、より身近に感じられますしね。まぁ、一番惹かれる部分はネタバレるのですが、スノウドロップはそういう意味でもツボです。

てな訳で、赤よりも気に入ったので、このシリーズは出れば速攻チェックの方向で。

さてでは、次はアニメから入ってコミックスも揃えてしまった『ちょこッと Sister 』の小説版です。