御影瑛路・著、電撃文庫。
8月29日(火)、読了。
説明が非常に面倒は御華詩ですが、すごく好みの話です。何と言っても、タイトル。読んでみると本当に『これしかない』というぐらい嵌っているのが素敵です。
内容的には前作である『僕らはどこにも開かない』と同様に各章毎に視点キャラが変わって順番に物語が進行し、最後にそれらの終着点として”神栖麗奈”の真実に到達していくという仕掛け。ジャンルは特に意識されてないようですがミステリ仕立ての御華詩。人の心の弱さを抉るような、結構凹む人は凹むタイプで読む人を選ぶ気はしますが、これは俄然続編の『神栖麗奈は此処に散る』も近いうちに読みたいと思う程度には楽しめました。

と、そんなところで次は『蟲と眼球と愛の歌』です。