浜崎達也・著、八雲剣豪、小梅けいと、柳田義明、あおのゆか・イラスト、 MF 文庫 J。
2月24日(土)読了。
アニメ版ノベライズ完結編。二冊ってのはちょうどよい分量ですな。
因みに、今シリーズはタイトルの『くじびき』と『アンバランス』の間には本来ハートマークが入って、発音的には『くじびきはーとあんばらんす』が正確なタイトルなのですが、機種依存文字は使わない主義なのでご了承願います。

まぁ、アニメ版の流れを忠実に追った内容だった訳ですが、内面のフォローが文章としてあるのがいい具合でした。アニメのノベライズとして原作に忠実に、それでいて補完する部分もあるよい作品でした。

前作よりも人間関係が整理されていて最終的には千尋、時乃、律子の三人の人間関係に集約される分、それぞれの心情がよく描かれていたと思います。特に、律子は前作に比してずっと内面が掘り下げられてよい具合でした。

とまぁ、そんなところで、次は『かのこん6』です。