高橋弥七郎・著、いとうのいぢ・イラスト、電撃文庫。
3月2日(金)読了。
何というか、凄いことになってきましたねぇ。全く予想がつかない訳でもないですが急展開というか大変なことになってきました。次が楽しみだなぁ、と思ってたらまた次は外伝の模様で少し待たされそうです。

それはさておき、相変わらずさりげない部分まで配慮の行き届いた心理描写が素晴らしい。
特に今回は悠二、シャナ、吉田一美、そこに我らがメガネマン池も加わっての大勝負。そこへ向かう4者れぞれの内面が切実に描かれていて、必ず誰かが悲しむことになるやるせない状況を浮かび上がらせています。ちょっとした言葉の使い方でこうも印象が変わるとは…… いつもながら本当に勉強になります。しかも、それだけ盛り上げてあのラストにつなぐのがまた素敵。どうなるかは読んでのお楽しみ。

てなところで、次は『刀語 第三話 千刀・金殺』です。