大迫純一・著、BUNBUN・イラスト、GA文庫。
3月27日(火)読了。
3巻で倒叙モノの縛りが無くなりましたが、根底に流れる渋い空気は変わらずで良いですねぇ。
今回は、マティアに契約を申し込む無謀な精霊の御華詩。故の『トライアングル』。
顛末はネタばれるので置いておいて、この精霊のあり方もまた、ポリフォニカ世界の深みを増すに一役を買っていると思えます。そういう関係もあるのだなぁ、と。青とは対局だけれど本質は同じというか。
また、その裏では『警官』というあり方に『精霊』というあり方に対するマナガの考え方が非常に心に響きます。ありふれたことなんですが、重みが感じられました。
とまぁ、中核をなす精霊の事は明かさない方が良いと思ったら何も掛けないのでこの辺で。
次は『新本格魔法少女りすか 3』です。