西尾維新・著、西村キヌ・イラスト、講談社ノベルス。
3月29日(木)、読了。
本誌持ってるのに読んでなかった御華詩(;^^)
最新の西尾維新作品を色々読み漁ってると忘れそうになりますが、根源的にはミステリ畑でデビューされた訳で、こうして読むとこの『新本格魔法少女りすか』はミステリーらしい作品ですね。確信犯的にミステリ手法に言及する辺りメタっぽい感じですが。まぁ、『新本格』って用語自体がミステリ用語ですし(;^^)

あらすじは『小学五年生の供犠創貴が魔法使いの力を使って夢を叶える過程を描いた御華詩』で間違っていないはず。うん、野望も夢には違いない。

今回はなんというか、とある場面で創貴とりすかの関係の壮絶な純粋さが出てたのが印象的でした。ある意味、冷徹ということなのかもしれないのが純粋なのです。最もやってはいけないのがブレることなのだから必要なことがそれなのです。で、そのもう一人の仲間であるところの、見た目は子ども、中身は化け物なツナギさんの立場が何だかなぁ。

あと、ネタとしてはさりげに『家庭教師ヒットマン REBORN! 』ネタを混ぜる辺り西尾維新はジャンプ好きですね。講談社ですが、この本(;^^)

とまぁ、そんなところで次は『サクラ上等。』です。