清涼院流水 ・著、梅吉・カット、講談社 BOX 。
4月24日(火)読了。
発売直後に買っておきながら読むのが遅くなった清涼院流水が描く大河ノベル。
うん、これは冗談抜きで英語の勉強になりますね。この辺、ダブルミーニングは当たり前、トリプルクアドラプルクインタプルミーニングぐらいやってしまうその言葉の『音』へのこだわりが活きていますねぇ。
話の内容としてはまだまだ始まりなんですが、話の持って行き方は持ち味がよく出ています。
ただ、まだまだ問題提起がようやくされたところぐらいなんで、物語はこれから動いていくんでしょうね。

そして、これもやはり追うべきシリーズと認識。企画としての面白さもありますが、それ以前に清涼院流水は初期から読んでて一番好きだった『トップ・ラン』のテイストを感じますんで。つか、あの続編『トップ・ランド』が実は大河ノベル的試みだったにも関わらず打ち切られたって過去があったりしますし、今度こそは1年連続を見届けたい気になりました。

内容以外の部分にばかり言及しましたが、こんなところで次は『ネクラ少女は黒魔法で恋をする4』です。