西尾維新・著、竹・イラスト、講談社 BOX 。
4月6日(金)読了。
大河ノベル四ヶ月目はターニングポイントというか好き勝手やってますねぇ、西尾維新。
月刊ノベルは週刊漫画の技法を取り入れようというか単にジャンプとかが好きなだけでしょうが、確信犯的というか使っている技法を惜しげもなく解説する小説というのも珍しいというかこういう企画でなければ通らないんでしょうってだからやってるんでしょうね。
四ヶ月目にして、早くも虚刀流七代目頭首、鑢七花はかつて奇策士とがめを裏切った日本最強の剣士・錆白兵と見えます。
彼を倒せば名実共に四話目にして我らが七花は日本最強の剣士となります。そんな訳で、なんと言っても、今回の見所はその名勝負にあります。ええ、見所満点でした。
……この技法、他の人がやったら絶対に怒られるので新人賞に応募考えてる人は絶対に真似してはいけませんと絶対を重ねてしまうぐらいの禁じ手ですがね。
まぁ、確かに、こういうことしないとあっちの伏線を張れなかったのは確かですね。微妙にスレイヤーズネタですかねぇ(謎
ネタバレをせずに書いてますが、まぁ、読んだ人はにやりとするようなそんな感想を心がけた次第。西尾維新の実験的小説であり、キャラクター作法や定番パターンの提示という教則本的な使い方もやろうと思えば出来る、そんなシリーズ。まぁ、なんだかんだで来月も楽しです。
ところで、毎回次の予告があるのも続き物らしくていいのですが、ここまで書いててその内、ジャンプ名物『嘘予告』とかやりそうな気がしてきました。実は違う刀に予定変更とか……
そんなところで、次は『神様のおきにいり4~ねこまたの巻』です。