鎌池和馬・著、灰村キヨタカ・イラスト、電撃文庫。
4月12日(木)読了。
前巻のラブコメから一転、これまでで最大規模とも言える緊急事態に当麻、一方通行《アクセラレータ》がそれぞれの立場から立ち向かうことになります。
そんな中、一方通行《アクセラレータ》の心境の変化が凄まじくていいですねぇ。部分的にホラー映画かと思う場面もあったりしましたが、それでも、打ち止め《ラストオーダー》を通して心の底に生まれた感情。熱いですねぇ。また、実は1巻からレギュラーのとあるキャラもとんでもない事実ひっさげて大活躍、というか暗躍。これは、本当に出し惜しみしてたのが遂にって感じで密かな燃えポイントです。これまでの台詞の端々にも現れてましたが、この人も熱い人だったんだなぁ。
そして一方の当麻サイドは友達を救うための闘い。例えどんな形であれ友達であるから救う。その単純明快な行動原理が心地いいですね。その過程でのインデックスと美琴の絡み方が素敵です。事件の全容にも関わりますが、それは一つの暗示。
ただ、その裏で事態はとんでもない方向に進んでいて、やっぱり次が気になります。
そんなところで次は『串刺しヘルパーさされさん3~呪われレジェンド~』です。