日日日・著、三月まうす・イラスト、MF文庫J。
5月28日(月)読了。
終わって救われた世界の後日譚。
ある意味蛇足な物語。
そして、ちょっとメタな御華詩。

あの蟲と眼球の物語の登場人物達が今、生きている世界。
そこに確かに存在する平穏な生活の何気ない場面一つ一つに意味もなく泣きそうになりました。嬉しくて。彼女たちが求めてやまなかった世界がここにはあります。

でも、こうしてその世界が改めて語られるからには何かが起きます。そんなダメージヘアという忘れられた存在の繰り広げる『おまけ』の物語が主軸でした。

また、これはゲームで言えば『ファンディスク』的な位置付けな物語内容なんで、あのキャラ達がみんな大活躍します。個人的には愚龍の親父の願鳳の好感度が上がりました。うん、あの親にしてあの息子有りですな。

大きな力なんて失って、ただの人間になっても、何か出来ることがある。だからこそ、人外大活躍ですが、ちょっとした場面こそが心に染みる、そんな御華詩でした。

そんなところで日日日祭りはまだまだ続く次は『狂乱家族日記参さつめ』です。