西尾維新・著、竹・イラスト、講談社 BOX 。
6月16日(土)未明読了。
連続十二ヶ月刊行の六ヶ月目。丁度半分となるところでこれまでとちょっとパターンを変えてきましたねぇ。
『まにわに』こと真庭忍軍やら幕府の姫やら、最強のあの人やら色んな事情を明かしつつ、七花の内面の成長の様も描いてと、まぁ、ぶっちゃけ『次への繋ぎ』的色合いが濃くてこういう話が紛れるのも連載モノ的ですな。でもまぁ、七花は非常に貴重な経験もした訳ですが、今回の闘いを通じて見えた人間としての成長が刀の切れ味にどう絡んでくるか? ってのが今後の一つのテーマっぽいですな。
でまぁ、相変わらず出る前からネタバレするのはこの作者の持ち味なので気にしません。つか、メフィスト賞作家なんでミステリ畑の人なんですが、逆にその反動でしょうかねぇ。まぁ、到叙と言えなくもないこともないと言ってみたりするぐらいは許されないこともないかもってぐらいですな。
そんな訳で、次は表紙買いした『ビンヅメ乙女ゴコロ』です