山川進・著、よし☆ヲ・イラスト、ガガガ文庫。
7月17日(火)読了。
第一回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。
町を挙げてのドラマ作成を推奨し人材育成を目指す歌劇市。その中にあって未来のスターを目指す少年少女の学ぶ歌劇学園を舞台に繰り広げられる青春活劇! しかしながら、役者揃いのこの学園。何が真実で何が挙行なのか? それは読んでのお楽しみ。
とまぁ、そんな感じの御華詩です。総じて、受賞は必然と思える非常に良くできた御華詩でした。基本は主人公である会澤拓海と、陸上でインターハイ出場を期待しての歌劇学園初のスポーツ特待生橘九月とのラブコメとラブストーリーの中間というか、そんなプロット。正直、ありきたりというか意図的にベタな展開を遣ってるんですが、クラス単位でドラマを撮影して実践を伴った育成を行う歌劇学園の生徒達は文字通り「役者揃い」。その設定のエッセンス入れるだけでこれだけ広がりが出るのかと勉強になる話でした。次に繋がるというか舞台がしっかりしてるんで誰を主役に持っていてもドラマが創れる設定なので今後も追いかけていきたいと思わせる作品でした。
とまぁ、そんなところで次は『レンズと悪魔3~魔神攘戮~』です。