西野かつみ・著、弧印・イラスト、MF文庫J。
7月31日(火)読了。
おかしい。
この本、全年齢の棚に置いてあったというか、銀色の丸い18って書いたシールも貼ってないし……

なんというか、 MF 文庫 J 挑戦しすぎです。多分、可成りアウト(;^^) 一文字も示さない文字数分の○でだけの伏せ字の中身が全て解った自分もアウトな気もしますが。そんな乳作家の作品ももう7冊目です。

今回は、エロ街道まっしぐら! 友人達にも『エロスカイザー』の二つ名で親しまれる耕太のアイジンであるところの人狼、望がメインの御華詩。行方不明の父親の因縁とか、ちずるを挟んだ耕太との関係とか結構微妙な問題とかを通して、望の意外な一面が描かれてたのは中々よい構成。あと、ついにバカップル菌が桐山&澪にまで伝染したのは、全編に展開されるエロス時空のせいでしょう。

で、ちずるさんが綾○ネタとは…… まぁ、タイムリーではありますな。それに対抗してか、望は同社の虚無な人のネタだったり、好き放題やってますねぇ。そんな、基本バカ小説なんですが、根底の妖怪設定はしっかりしてるので安心して気楽に読める良作ではあったりするのでそれはそれで性質が悪いです。

とまぁ、そんなところで次は表紙買いの『ひなた橋のゴーストペイン』です。