月見草平・著、EiN・イラスト、 MF 文庫 J 。
8月16日(木)読了。
星野純人は、高校の入学式に観た生徒会長の姫宮ちとせの姿に鮮烈な印象を持ち、一目惚れともいうのもおこがましい、憧れを抱きました。とはいえ相手は生徒会長。こちらはさえない高校生。接点などあるはずもなく、ただただテレビの中のアイドルに対するような憧れを抱き続けるだけかと思ったところで、落とし物を拾ったのを切っ掛けに、生徒会長と会うチャンスを得ます。そして、思い切って生徒会室に行くと、なんと、姫宮ちとせ生徒会長は……

そんな感じの導入で始まる訳ですが、全体として非常に綺麗にまとまった良作でした。

因みに、『中の人』の意味は、まんまの意味。

タイトルはネタっぽいながらも内容を端的に表しています。つか、ここしばらく読んだ中でもピカイチのタイトルですねぇ。そして、このネタから、これだけのストーリーを紡げるのは非常に上手いですねぇ。ネタの使い方とかが微妙に捻りながらも王道的なドタバタラブコメディに仕上がってます。東京行きの新幹線の中で読んでる最中、何度も笑わされつつも感心しきりでした。

とまぁ、そんなところで次は『トリプルプレイ助悪郎』です。