西尾維新・著、竹・イラスト、講談社 BOX 。
9月11日(火)読了。
刀の名前につられてか王道復古の第九話。
将棋の聖地、天童にて。
心王一鞘流当主。
汽口慚愧を相手取り、王刀掛けての一勝負。
礼儀正しくあくまで生真面目、何より真摯に剣に向かう慚愧と対峙することで露骨な弱点晒す七花。
そうなれば、頼るはとがめの奇策のみ。
そう、今回はとがめ大活躍! そんな第九話でした。
ここにきて、とがめの本領発揮は嬉しいですねぇ。こういうバランス感覚、西尾維新は流石ですねぇ。こういった頭脳戦のミステリテイストはゾクゾクします。つか、このシリーズ、個人的には変格ミステリだと思ってます。何はともあれ直前に半端なミステリに辟易してたところで安心の逸品でした。
あと、汽口慚愧はシリーズ通しても珠玉のよいキャラですねぇ。再登場願う、てあと三話しかないですが。西尾維新にしては珍しい、非常に気持ちの良いキャラでした(;^^)
とまぁ、そんなところで次はずっと手を出そうと思って中々機会のなかった『バッカーノ! The Rolling Bootlegs 』です。