成田良悟・著、エナミカツミ・イラスト、電撃文庫。
10月3日(水)読了。
いや、これはなんというか、本当に引き込まれる作品ですねぇ。
様々な人物の思惑がシカゴ~ニューヨークを結ぶ大陸横断鉄道「フライング・プッシーフット」で交錯し、惨劇が幕を上げる……
非常に沢山の登場人物が居ながら、視点をそれぞれに持たせることで読者に感情移入させてたり、その移し方を利用して色々仕掛けられてたり、読んでいて心地よい驚きに何度も出会わされました。全体としては閉鎖空間でのホラーっぽい雰囲気ながら、一部の愛すべき馬鹿がここぞというところで美味しいとこを持ってってくれるんで余り重々しくも無く丁度よいエンターテインメントでありました。
そして、実はこれは一回り。また同じ時間軸、同じ時間を別の登場人物の視点で描く続巻が有るため、居ても立っても居られず即購入。

そんな訳で次は『バッカーノ! 1931 特急編 The Grand Punk Railroad』です。