六塚光・著、カズアキ・イラスト、角川スニーカー文庫。
1月8日(火)読了。
いよいよ、獄炎の魔神ネアの契約者が登場してきて話しが大きく動いてきました。
今までで最大の『力』を持った敵との苦しい戦い。今までの登場人物達もとある目的で力を結集してきて山場を迎えてきました。
うん、今回の敵さんの考え方は非常に悪役らしくて清々しい。いいなぁ、こういうキャラ。絶対近くに居て欲しくないですが。
まぁ、毎回書いてますが、相変わらずその盛り上がりの中でエルバの動機だけが弱く感じられてそこだけが残念なんですよねぇ…… 多分、父親との絆はどちらかというとテッキとサクラの方が強いのでそちらにどうしても喰われるんでしょうが、やっぱり主人公はテッキの方がよいと思ってしまいます。というか、そもそもテッキの戦いになってますしねぇ、今回なんか特に。
あと、今回登場した実践徴税係(公然と滞納された税金を実力行使で取り立てるれっきとした役所の一部署)とか税騎士の設定は面白いです。ただ、税騎士の面々がちょっと余計な要素詰め込み過ぎというか…… 昨今のラノベ業界の宿命なんでしょうがねぇ。
とまぁ、若干バランスを欠いた印象はありますが、全体としては楽しめる作品なのでまだまだ追いかけるつもりです。オーラン先住民の眼鏡楽園を夢見て(違)
そんなところで次は『姫宮さんの中の人 3』です。