月見草平・著、EiN・イラスト、 MF 文庫 J 。
1月9日(水)読了。
純人がちとせ先輩の病気を治すための訓練として訪れた隣町の緑地公園。知り合いに会わないと思っていたその場所で偶然、友人の要垣内と出くわす。その際、姫宮さんの中の人を見られてしまう。そして、彼の中の人を見る目は熱く……
とまぁ、純人のクラスメイトの要垣内の恋が今回の中心。でも、それを発端に、純人が自覚していない心に気づいたり、姫宮さんが未曾有の危機に陥ったり、そんな感じの御華詩です。
あと、明確な敵役が出てきましたが彼との絡みもどうなるのか? その登場で大分話が動いてきたのでこれで終わりなのか何らかの形で関わってくるのか…… 他にも一つあからさまに謎を残しているのでそこも気になるところ。
いや、本当に安心して読めますねぇ。事件を通して鈍感な純人の内面が少しずつはっきりしていくのですが、その辺りのバランスもよい具合です。その上で、更に一歩進んだ目標が出来たりしてここからの展開に期待。ちとせ以外のヒロインの動きも出てきましたし、どう落とすのか本当に楽しみです。
そんなところで次は『とある魔術の禁書目録14』です。