西野かつみ・著、弧印・イラスト、MF文庫J。
1月30日(火)読了。
人間と妖怪の絆を越えて愛し合う小山田耕太と源ちずる。
そして、愛人の犹守望。
三人の愛の営みはとどまるところを知らず、学園祭でも遺憾なく発揮される……
って真面目っぽく書こうとしたなんか変な感じになってしまいました。どんな怪しい話だと思われるかもしれませんが、多分間違っていないはず。端的に言って、耕太が『エロスカイザー』から『銀河エロス大帝』に進化する御華詩です(;^^)
裏では、大きなシリーズのテーマとなっている、ちずるの力を巡って色々と暗躍が為されているのですが、その辺は本当に裏。今回は、砂原&八束先生の過去とかも交えられてたりしますが、学園祭が基本です。
ただ、『コイビトたち』とタイトルにあるとおり、三人がメインな御華詩に挟まる形で、この作品の良心とも言える純情少年なたゆらと朝比奈委員長メインの章があります。今回の見所はここでしょうねぇ。あと、朝比奈委員長のお父さんの書棚ネタで、少し深みに嵌ってしまいましたが、それはそれでヨシ。
あと、今回は学園祭で耕太達が出演する劇が『ロミオとジュリエット』だったり、各章のタイトルがシェイクスピアの作品タイトルになってたり、そういう遊びがありました。まぁ、見立てと言うほどでもないですが、こういうのは好きです。その他の小ネタは相変わらず三十代直撃。
でまぁ、バカップル+1の行動に今回明かされたとある事実を含めて合法的に理由付けが為されてしまったのは内容はともかく美事です。が、そのせいで今後の更なるエスカレートが予想される訳ですが、本当にこれ、大丈夫なんでしょうかねぇ? アニメ化はどこまで大丈夫かはかりながらでしょうね……
とまぁ、そんなところで次は『シゴフミ』です。