紅玉いづき・著、磯野宏夫・イラスト、電撃文庫。
4月17日(木)読了。

魔術の名門サルバドールに生まれたトト。
彼女は才能に恵まれない『サルバドールの落ちこぼれ』。
そんな彼女はある日、神殿の書庫の奥に封じられた『人食いの魔物』と出会う。
母を求めるその声に導かれ、少女は『人食いの魔物』の母となることを決意する……

素敵な御伽華詩でありますなぁ。
たまには、こういう御華詩も読まねばなりませぬ。
淡々と綴られる物語は静かに静かに心を伝えます。
孤独って?
守りたいモノって?
やはり、大仰に語るは無粋。
素直に読んで、素直に感嘆する。
そんな素敵な御華詩。

とまぁ、そんなところで次は買いっぱなしになっていた『キララ、探偵す』です。竹本健治は何年ぶりだか……

MAMA (電撃文庫)

紅玉 いづき
出版社:メディアワークス
発売日: 2008-02-10