月見草平・著、EiN・イラスト、 MF 文庫 J 。
4月30日(水)読了。
現生徒会長、姫宮ちとせのとある病を治すため、奮戦する純人。
その後の彼女を守るために次期生徒会長となる決意も固めた頃、幼馴染み神楽結衣との関係に一つの変化がもたらされる。
自身の生徒会長立候補演説の日も迫る文化祭を舞台に、彼らの思いが交錯する……
うんうん、やっぱりこの作者のシリーズは手堅いですねぇ。今回も非常に楽しめました。
特に、元々は成り行きだったのが、様々な経験を経て目的意識を持って生徒会長を目指すこととなった純人の想いが今回の見所。ヘタレ気味でもどかしいんだけれども、その奥にはしっかりしたモノを持ってるのが伝わってきます。その辺りを端的に表現した結衣の言葉が切なくもありますが。
次でそろそろ決着が付きそうな雰囲気で、どう落着させるのか楽しみです。
とまぁ、そんなところで次はいよいよ最終章突入の『”文学少女”と神に臨む作家 上』です。