野村美月・著、竹岡美穂・イラスト、ファミ通文庫。
5月1日(木)読了。
遠子先輩の卒業が近づいている。
受験が忙しいはずなのに相変わらず文芸部室に現れ、心葉の産み出す”おやつ”を食す日々。
しかし、確実に別れは近づいていた。
そんな中、とある切っ掛けで心葉は吹っ切った過去を呼び戻され苦悩することとなる……
いよいよ、”文学少女”の御華詩も最終章を迎えました。
今回は遂に、これまでは客観的な読者として読み解く立場にあった”文学少女”天野遠子の物語。
驚くほど語られない彼女の謎が解き明かされていきます。
それは、どんな味の物語になるのか? それは読んでのお楽しみということで触れませんし、まだ下巻がありますから何とも言えません。しかし、本当に、この作品と出会えてよかったなぁ、と思える内容です。心葉と遠子の物語。最終的な味わいがいかなるモノか楽しみです。
とまぁ、そんなところで次は『よくわかる現代魔法1 new edition』です。