築地俊彦・著、畑健二郎、兎塚エイジ、白身魚、むらたたいち・イラスト、ガガガ文庫。
5月7日(水)読了。

今日も引きこもりのナギお嬢様が突如姿を消してしまう。
主の危機を察知して駆けつけたハヤテは、部屋に残された鷺ノ宮家の家宝を見つける。
どうやら、それがナギの行方不明の原因らしくて……

とまぁ、なんというか、サブタイトルと参加してる絵描きの一人と組み合わせると元ネタは非常に分かり易いですが、まぁ、そんな取っ掛かりの御華詩。まともな魔法が使えなくてバカにされている貴族が出てきそうなノリですな。とは言え、そこはそれ、『ハヤテのごとく!』な訳で原作とは又違った方向にこちらの作者の趣味でネタ塗れな物語が展開されたりしなかったりします。そういうノリを楽しむのが吉ですな。ノリだけですがそれはそれで楽しめたる作品でした。

しかし、よくあのカラーイラストが実現しましたねぇ。平民を使い魔として召喚した名門貴族の子女のような姿の三千院ナギ。でも、この作者との組み合わせだと『ぶるぅ』を思い出します。

というところで次はアニメも好調な『狂乱家族日記 九さつめ』です。