日日日・著、x6suke・イラスト、ファミ通文庫。
5月9日(金)読了。
『来るべき災厄』を退け、平穏が戻るかと思われた狂乱家族の乱崎家。
しかし、その直後からこの家族に大きな難題が科される。
それは…… 赤ん坊!
訳ありの集まった家族であるが故に、まともな幼少期を送ったことのない面々は苦労しながらも子育てに励むが……
第三部開幕! ってな訳で、これまでは狂乱的事件の数々でしたがここからは伏線回収と共に『家族』にスポットの当てられたシリーズとなる模様。今回は、優歌と月香がメインで、かつて姫宮の末娘としてあんな目にあってきた優歌が妹との接し方に苦悩したりしつつ、閻禍の謎にも迫ります。狂乱分が控えめながら、やっぱり日日日作品はこういうノリの方が好きですねぇ。本当に『絆』ってモノがどういうモノか色々考えてるなぁ、と感じます。
アニメの方もその辺りを押さえた中々の良作と個人的には思っていますが、いよいよ起承転結の『転』を迎えた原作の行く末が非常に楽しみです。というか、ここがまだ『転』というのが嬉しいです。
とまぁ、そんなところで次は『ぜふぁがるど』です。