山形石雄・著、前島重機・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
6月10日(火)読了。
それは、突然訪れた。
世界の理が変わるその瞬間を誰も予期してなど居なかった。
程なく衛獣の異変を押さえるべく集結した武装司書達は、突如明かされた武装司書の真実に衝撃を受ける。
武装司書は戦う意味を失い、世界中の人々の物語が悉く終わりを告げようとしていた……
『幸福』というキーワードに基づく神溺教団と武装司書の戦いを根底として繰り広げられた戦いの日々。
時に凄絶な、時にささやかな『幸福』を巡って多くの者が命を落としてきました。
その積み重ねが行き着いた先がこの結果となるとは、とんでもない展開です。
今回で、ほぼ全ての根幹が遂に明かされた訳ですが、いやはや、まさか、こう来るとは。
前回の宴も既に遠い過去。急展開もいいところです。文字通り世界を揺るがす事態となり、どう物語が終わりを迎えるのか全く予想が尽きません。だから、今はただ、次を楽しみにする、とだけ。
とまぁ、そんな訳で次は『ゼロの使い魔14~水都市の聖女~』です。