魁・著、桐野霞・イラスト、一迅社文庫。
6月13日(金)読了。

笹倉恭也が木から降りられなくなった猫を助けようとしていると、奇妙な少女が現れた。
長い黒髪と黒いマントを風に靡かせながら宙に佇む、金色の瞳を持つ少女。
手に持った刀を一閃させ、美事に切り株を作り出した彼女は「死神」と名乗ったのだった。

ふむふむ、若干展開が唐突だったりする気もしますが、全体的にテンポのよい読みやすい御華詩でした。ただ、決して軽いだけじゃなく結構重いというかきつい展開もあったりしますんで油断は出来ません。まぁ、死神ってテーマ扱う以上こうなるんでしょうが。でも、その役割に関する解釈は中々興味深いですね。
しかし、ヒロインの性格に既視感があるというか…… そういう趣向なのでしょうな(;^^) こっちは杏ではなく鏡ですが。

とまぁ、そんなところで、次からしばらくMF文庫消化期間ということで『魔女ルミカの赤い糸 3』です。

死神のキョウ (一迅社文庫)


出版社:一迅社
発売日: 2008-05-20