比嘉智康・著、河原恵・イラスト、MF文庫J。
7月8日(火)未明読了。
ギャルゴの異名を持つ田中春男は地方都市伝説に物干し竿で完全と立ち向かう運命。
そんな彼は、ある日つっぱり棒を持った少女と出会う。
折しも謎の都市伝説が発生しており、どちらが先に解決するかという話になり……
いやはや、やはり楽しい作品ですねぇ。文字の密度は高いんですがやっぱりウィットが効いた表現がいい緩衝材になって文字数を感じさせない御華詩です。
また、伏線の張り方も丁寧でよいですねぇ。まぁ、丁寧すぎて初っ端から今回最大の謎な着物女の正体は登場した瞬間から必要充分なヒントが揃ってるのでバレバレでした。が、だからこそ、そこから先に伏線が登場する度に「ああ、これはこういうヒントね」という感じで丁寧さを感じた訳です(;^^)
とは言え、今回はそっちよりも、ラブコメ路線に重点というか、色々とフラグが設定されていて、無意識に回収していく春男。流石ギャルゴ。そんな御華詩でもありました。
……というか、このラストの後始末どうするんだろう? 次が楽しみです。
と言ったところで次は『えむえむっ!5』です。